アンダンテ ~私の歩幅で~

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声帯復活の兆し

2006年12月06日 | 雑記
昨日、義父が2度目の声帯の手術を受けました。
前回同様、日帰りでした。

義父は少し前から声が出にくくなっており、
一所懸命に話をしても、かすれたような声なので、
慣れない相手には、なかなか通じなかったり、
何かと不便を強いられておりました。

悪い病気か何かかと心配もしましたが、
そのような心配をする悪い状態ではなく、
加齢により声帯が痩せ、上手く働いていないだけ。

声帯にコラーゲンを注入すると、かなり回復するとのこと。
手術自体も、大きな負担もなく短時間でできるというので、
手術を受けることに決めたのです。

11月に、最初の手術を受けました。
多分3回くらい、同じ手術を受ける必要があるとのこと。
今回は、その2回目です。

前回もですが、手術そのものよりも、
手術後3日間が一番大変です。
なぜかと言うと、声を発してはいけないからです。
声帯が落ち着くまで、声帯を安静に保つ必要があるためです。
下手に声帯を使ってしまうと、声帯の振動により、
せっかく注入したコラーゲンが漏れ出てしまいます。

人間、手や足を使わずに数日間生活することは、
不自由で不便ではありますが、どうにかできます。
しかし、声を発することなく、3日間を過ごすことは、
かなり大変なことなのですね。

声を全く発することなく3日間を過ごすことは、
ほぼ不可能だと思います。
つい出てしまう言葉にならない声、というのがあります。
また、無意識のうちに音声にしている
ひとりごとなどもありそうです。

術後の対応に、周囲は慣れたものです。
本人は、良くも悪くも、緊張感が薄らいだ感じです。

手術後の処置室で、医師の指示に従い少し発声したところ、
以前よりも「音声」が出るようになっていました。

あと2日間我慢した後は、
ある程度、音声を発することができそうな気配で、
本人も希望を持っているようです。

何も考えずに声を出せることが、
実は、とても恵まれているのだと、
改めて思いました。

喋ることができる、話すことができる、歌うことができる。
なんて しあわせ なのでしょう。

かけがえのない、あなたの声。
大切にしてくださいね。

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