アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

バレンシアオレンジ

2008年05月25日 | 誕生果
スーパーで、お買い物をしていると・・・。

車椅子の女性が、商品の陳列棚に手を伸ばそうとして、
「あぁ・・」と声を出し、手を元に戻しました。

目的の商品に手が届かないのかと思った私は、
「よろしければ、お取りしましょうか?」
と声をかけたところ、その女性は笑い出しました。

「欲しかったのがなくて、ガッカリしちゃったの~」
そう言って、また笑い出しました。

思わず声が出てしまったことに、笑いが止まらない様子。

「それは、ガッカリしますよ~♪」と私。
思わず顔を見合わせて、今度は二人で笑い出しました。

スーパーには、小さなドラマが、たくさんあります。


■5月25日の誕生果

   バレンシアオレンジ (Valencia)
     燃える思い

 ・英名 : Valencia, Valencia Late, Hart Late
 ・和名 : バレンシアオレンジ
 ・分類 : ミカン科
 ・原産地 : アゾレス諸島(大西洋の中央に位置する群島)


バレンシアオレンジ。
世界で一番生産量の多いオレンジ。

生産量が多いのは、生食もですが、
ジュースの需要が、とても多いため。

いろいろな気候風土に適応できるため、
世界中で栽培されているようです。

ただし、成熟に要する熱要求量は多いため、
日本では、経済的な理由で栽培が困難なようです。
和歌山県の一部で、わずかに栽培されている程度らしい。

18世紀後半。
ヨーロッパから新大陸アメリカへと、
多くの人々が移り住んでいた頃。

地中海品種のオレンジ群も、
移民と一緒に新大陸へ。

カリフォルニアとフロリダに導入されたものの中から、
突然変異により、バレンシアが生まれたのだそうです。

バレンシアオレンジは、アメリカ生まれなのですね。
では、なぜ、ネーミングが「バレンシア」?

名付け親は、スペインから移民してきた農業者らしい。

アメリカ生まれの美しいオレンジを、見れば見るほど、
自分の故郷スペインを、オレンジの故郷のバレンシアを、
懐かしく思っていたのだそうです。

その望郷の念から、バレンシアオレンジと、
名付けたらしい。

新大陸は、オレンジにとっても、
またとない新天地だったのでしょうね。


  参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典


    
■5月25日の誕生色 : ネイプルズイエロー
■5月25日の誕生花 : パンジー、他


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (オリーブ)
2008-05-26 14:27:19
ここのところ入り浸り気味でごめんなさいね~(笑)。
優しい麻由子さんの笑顔が浮かんできました。
昨日スーパーで・・・。
オレンジ、袋で買うか個別に買うか悩んだ末に個別に2個買いました。
いちいち「どっちがお得かな」とか「どっちが美味しいかな」とか、考えて過ぎているので買い物に時間がかかります。
主人は呆れ顔で、いつも別の場所で立ち読みしています。
オレンジ、柑橘系の食べ物は美味しいね。
いくらでも食べたくなります♪
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麻由子から (→オリーブさんへ)
2008-05-27 09:31:23
オリーブさん へ

オリーブさんが来てくれると、嬉しいわ~♪
いないと寂しいよ。。

見て、考えて、悩んで、決める・・のが、
お買い物の醍醐味かも。
生鮮食料品は、何といっても鮮度が命ですし。
それに、袋や山が、お得とは限りませんし。
買う人の基準も、それぞれですしね。

立ち読みしてくれるのは、助かるかも。。(*^^*)
一緒に買い物していると、私が思わないものまで、
たくさんカゴに入っていたりするもの……。
(子どもにはダメって言えるケド。。苦笑)

柑橘系は、ホント、美味しい♪
今の季節、わが家でもオレンジやグレープフルーツを、よく食べます。
オレンジ1個で、とってもさわやかで幸せな気分♪
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