私が初めて聴いたグレン・グールドの演奏は、
バッハの「インヴェンションとシンフォニア」でした。
スピーカーから音楽が流れ始めて、少しした頃。
ピアノの旋律に合わせるように、
鼻歌らしき声が聞こえてきました。
最初は、ご近所のどなたかが、
外で歌っているのかと思ってしまいました。
でも、よくよく聴いてみると・・・
その声は、スピーカーから流れ出てくるではありませんか。
そう、グールド自身の歌声です。
グールドの録音には、よくあることですが、
何も知らなかった私にとっては、衝撃でした。
私自身がピアノを習うようになり、
インヴェンションの練習を始めてから。
グールドのバッハが、非常に独特であることを、
改めて実感しました。
その後、私は、グールドの演奏をあまり聴きませんでした。
印象が強すぎて、私自身がピアノを弾くとき、
私のアタマの中でグールドの演奏が流れるから…。
ところが、昨年。
メンデルスゾーンの「ヴェニスの舟歌 作品30-6」
を練習していたとき。
自分で歌うことによって、
ピアノが引っ張られるような感触を覚えました。
ただ、人前では、歌いながら弾くわけにはいかないので、
声に出す一歩手前あたりで、ずっと弾いていました。
実は、多くのピアニストさんも、
ピアノの演奏中に歌っているみたいですね。
たいていは、心の中で歌っているようですが、
時として、口を動かしている様子が見受けられます。
明らかに、旋律を歌っているのです。
理屈では、わかっていたようなところもありますが、
自分の実感として、捉えられるようになったのかもしれません。
ほんの少しですが……。
今、グールドの演奏を聴くと、
もっと歌声が入っても良いくらいに思う私です。
バッハの「インヴェンションとシンフォニア」でした。
スピーカーから音楽が流れ始めて、少しした頃。
ピアノの旋律に合わせるように、
鼻歌らしき声が聞こえてきました。
最初は、ご近所のどなたかが、
外で歌っているのかと思ってしまいました。
でも、よくよく聴いてみると・・・
その声は、スピーカーから流れ出てくるではありませんか。
そう、グールド自身の歌声です。
グールドの録音には、よくあることですが、
何も知らなかった私にとっては、衝撃でした。
私自身がピアノを習うようになり、
インヴェンションの練習を始めてから。
グールドのバッハが、非常に独特であることを、
改めて実感しました。
その後、私は、グールドの演奏をあまり聴きませんでした。
印象が強すぎて、私自身がピアノを弾くとき、
私のアタマの中でグールドの演奏が流れるから…。
ところが、昨年。
メンデルスゾーンの「ヴェニスの舟歌 作品30-6」
を練習していたとき。
自分で歌うことによって、
ピアノが引っ張られるような感触を覚えました。
ただ、人前では、歌いながら弾くわけにはいかないので、
声に出す一歩手前あたりで、ずっと弾いていました。
実は、多くのピアニストさんも、
ピアノの演奏中に歌っているみたいですね。
たいていは、心の中で歌っているようですが、
時として、口を動かしている様子が見受けられます。
明らかに、旋律を歌っているのです。
理屈では、わかっていたようなところもありますが、
自分の実感として、捉えられるようになったのかもしれません。
ほんの少しですが……。
今、グールドの演奏を聴くと、
もっと歌声が入っても良いくらいに思う私です。
現在バッハのインヴェンション1番をレッスン中です。今までバッハの演奏を聴くのを自分の考えで封印しておりましたが、麻由子さんの記事を読んで,思い立ってYou Tubeでグールドの演奏を聴いてみました。
すばらしかったです。あんなインヴェンションは自分には想像すらできませんでした。2番なんてひとつの世界が出来上がっているようで・・。
バッハというのは弾く人によってこんなに違うのかと・・。
グールドの演奏が特殊というのは知っていたので、特に聴くのを躊躇していたのですが、聴いてみて良かった・・。他の人の演奏も聴いてみるとさらに勉強になるでしょうね。
本当にグールドはもっと歌ってほしい気がします。そこにたくさんのヒントを見つけられそうで・・。
メンデルスゾーンも現在レッスン中です。
初メンデルスゾーンなのですが、無言歌というだけあって、歌の要素が織り込まれているのでしょうね。
長々と失礼いたしましたm(__)m
はじめまして♪
コメント、ありがとうございます!
すごく嬉しいです♪♪
グールドのインヴェンションは、非常に独特ですよね。
あの演奏は、聴いて味わうためのものだと思っています。
グールドの場合、ピアノにもヒミツがあるみたいです。
せっかくなので、グールドのピアノについての記事も、
今度書きますね♪
バッハは基本であると同時に、
色をつけやすくアレンジしやすいと、私は思います。
「つくり」がしっかりしているので、
どんな形にしても、サマになるように思うのです。
いろいろな考え方があるので何ともですが…。
私の先生の、あまり弾けない私に対するアドバイスとしては・・・
可能ならば、同じ曲を、多くのピアニストの演奏で聴いてみて、
自分の好きな演奏があれば、まず、その真似をしてみる。
ほんの1小節だけでも、気に入った部分があれば、そこを真似する。
それは形だけの真似で、そこに息を吹き込むのは自分。
これとは違う考え方も、いろいろあるようですから、
ご自分に、課題曲に、合ったやり方が見つかるといいですね♪
millionmiroさんは、メンデルスゾーンも練習中なのですね♪
わ~♪ どの曲かしら?
よかったら、今度教えてくださいね♪
私も、長くなりました。。m(_ _)m
とはいえ、私はまだ聴いたことがなくて。。。
皆さんのコメント読んだら、私も聞きたい!と思いました♪
インベンションもシンフォニアも、子供の頃の苦手意識が先行してしまうのですが、知人は大人になって初めて聴いたけど、すごくいい曲だと思ったと言ってました。
バッハの音楽の魅力は、ある程度年齢を重ねてからの方がよく分かるのかな、なんて思います。
バッハといえばグールド。
すっかり定着しているカンジですよね。
グールドのユニークさも、有名ですし。
同じ音楽でも、若い頃と、年齢を重ねてからとでは、
印象が変わってくるかもしれません。
それは、皆、あると思います。
私くらいの年齢になると、若い頃よく聴いた音楽は、
一瞬で、当時を思い出させてくれたりもします。
子どもの頃苦手だった曲なども、もう一度聴いてみると、
新しい発見があるかもしれませんね。
グールドの演奏は、一度くらい聴いてみても、
悪くないと思いますよ。
現代は、ウェブで手軽に聴くこともできますしね♪
私の場合は、ゴールドベルグ変奏曲で、グールドが3枚目のCDでした。演奏はとにかく凄い!これがバッハ?って感じでもありましたが、鼻歌が聞こえてきたときには、何事かと思いました。
前に、夜中にヘッドフォンでテレビを見ていたら、家のすぐウラで喧嘩があって、その声が聞こえてきて警察に通報したことがあるんですが、このときも、また喧嘩か?と思ったくらいです。
私は鼻歌無しバージョンを一度聞いてみたいです(笑)
幽霊みたいでちょっと恐いんです(ーー;)
私が一番最初に聴いたグールドはモーツァルトソナタでしたよ。
なんて個性的な弾き方なのかしらって。
当時は「はて?」と思いました。
でも何故だか興味が出てきて、それからゴールドベルクやベートーベンソナタまで買ってしまいました。
先生から借りたCDは、なんとブラームスのバラードと狂詩曲と間奏曲集が入ったもの。
このブラームスはとても良いなって思って気に入っています。
独特の姿勢で弾く姿も、愛着が沸きますよね。
お手本にはしない方が良いかも・・・ですね(笑)。
先生いわく、あれ位の天才になると何をしても芸術になるのだとか。
はじめまして。。。でしょうか?
コメントありがとうございます♪
早まって警察に通報しなくて、よかったですね。(*^^*)
ピアノ演奏に鼻歌は、予想外ですもの。
ゴールドベルグが、初グールドで、初鼻歌だったのですね。
ピアニスト本人が歌っているなんて、思いませんもの。
私はCDの解説を読んで、ようやく理解できました。
納得はできませんでしたが。(笑)
グールドの鼻歌なしバージョン。
本当ですね♪
現代の技術で、演奏の中の「ノイズ」を除去して、
ピアノ演奏だけを取り出すこともできそうな気がしますが…。
でも、それは、グールド本人の意志に反してしまうのでしょうね。
グールドのようなピアニストは、
もう出てこないのかもしれません……。
うふふ。。オリーブさんもですね♪
シンプルに、ピュアに、グールドのピアノ演奏を聴きたいと思うのは。
モーツァルトに鼻歌!
今までは、私のイメージ的に、
グールドとモーツァルトが結びついていませんでした。
オリーブさんは、いろいろなグールドを聴いているのね。
豪華なブラームスまで!
さすが☆
>あれ位の天才になると何をしても芸術になる
本当ですよね~。
他のピアニストが鼻歌まじりで演奏したら、
CDにしてもらえないような気がします。
グールドだから許されたのでしょうね。
グールドの演奏。
もっと聴きたくなっちゃった♪