私の思いと技術的覚え書き

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40年前のテレビドラマから思う

2019-03-27 | コラム
 表題のドラマとは「男たちの旅路・第4部第2話・影の領域」の表題で、昨今は何かと悪名悪いNHKが1979年(制S54年)に制作放映したテレビドラマです。今からちょうど40年前、私が20代前半だった頃の映像は、各場面でその時代の良さを懐かしくDVDで再現してくれます。

 この「影の領域」の主題は、正に現代日本(世界か)が凋落の降下率を高めつつあると感じる企業倫理を見事に描いたものとして、感嘆の思いを持ってみました。その粗筋としては、警備会社の男(梅宮辰夫)は、保税倉庫からの不正搬出を倉庫会社社員と共に密かに行っているのを警備会社新人(清水健太郎)に見られます。警備会社社長は梅宮辰夫から金は一切受け取っておらずクライアントたる倉庫会社社員より頼まれたことであって、警備会社の大口顧客である倉庫会社の契約を繋ぎ止めるためでもあると一旦は認め清水健太郎をなだめすかします。そして、一度は警備会社を引退したが出戻っていた元司令(鶴田浩二)に、再度の新人への説得を促します。

 新人宅を訪れた鶴田浩二は、まずは建前の話しを諄々と説きます。それに対し、新人は「俺も子供じゃないから判ります」と返事をします。これに対し、鶴田浩二は、「ここまでの話しは社長の伝言だ、これからは私の気持ちを話す」と宣言し、「こういうことをうやむやにしてはイカン。大人だかなんだか知らんが、こういうことを許してはイカン、こういうことが大過ぎる、悪事は悪事だ」と離すのであった。

「男たちの旅路・第4部第2話・影の領域」鶴田浩二 安っぽいパンチだ!!
https://www.youtube.com/watch?v=mwXtgwvZJyU
※全24分中の10:00以降がクライマックスシーンです。

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