私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

樹脂のクルマ

2014-12-31 | 技術系情報
 クルマのボデーは99%スチール鋼板製です。その中に全体や一部にアルミニウムを使用したクルマがあり、更に極一部の少量生産超スポーツカーに全CFRP製のクルマがあるというのが現状でしょう。もっともF1等のフォーミュラカーではCFRP製の一体成形ボディー(モノコック)の使用が当たり前のことになっていますが・・・。  ところで、現在より50年も前に、ボデーモノコック全体をFRPで製作した市販車があった . . . 本文を読む

消えた技術、新しい技術(TIトレンド)

2014-12-29 | 技術系情報
 現代はEV系を除いた内燃機関を持つ、トラック、乗用車、ガソリン、ディーゼルの区別なく、TI(ターボインタークーラー)がトレンドの時代だ。これはダウンサイジングにより排気ガス(CO2=燃費)を向上させるため、小排気量&小シリンダーのエンジンに、ターボチャージャーとインタークーラーを装着し、ガソリンエンジンでは加給域も含めなるべ広範囲で理論空燃費でエンジンを廻し、ディーゼルの場合はイニシャル圧縮比は . . . 本文を読む

効果抜群のアルミホイールクリーナー

2014-12-28 | 車両修理関連
 輸入車の欠点?の一つに、アルミホイールが汚れ易いということがあります。つまり、ディスクブレーキのパットがメタル入り?でパットおよびローターの摩耗が激しく、そのダストがホイールに付着するということから生じるものです。長年BMW3シリーズに乗って来ましたが、よくよく洗車してホイールを綺麗に洗っても、ものの100kmも走行すれば、特に前輪ホイールは薄汚れが目立ち始めることとなります。これを嫌って、ダス . . . 本文を読む

帰省ラッシュ

2014-12-28 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 またぞろ年末の帰省ラッシュが始まる時期となりました。ネットの道路情報を見ている限り、現状では主幹線道路で目立つラッシュはないようですが、明日か明後日辺りがピークとして生じるのでしょう。  こんなラッシュという交通量の増加に伴い事故件数も増加するのでしょうから、JAFや各レッカー業の方は例年の如く正月返上で大変だと思います。また、ちょっと以前に近年の小売業の衰退のことを記しましたが、反じて増加し . . . 本文を読む

今年の雑感

2014-12-27 | コラム
 今年も残り僅か、社会的にも個人的にも様々な出来事があったのは各位同様でしょう。そんな中で思うのは、既に6年前の当方ブログでも記した、現代の世の流れというべきキャピタリズム(資本主義)の弊害が益々強まりつつ限界感を生み出してきているなあということです。このブログで紹介した学者が云うとおりの恐怖を感じつつ、今年も終わるのです。 キャピタリズムの限界 http://blog.goo.ne.jp/wi . . . 本文を読む

BMW i3のエンジニアリングに関心

2014-12-24 | 技術系情報
 今年4月に日本でも発売開始されているBMW i3というEV(電気自動車)ですが、デザインもEVにも個人的関心は薄いのですが、ボディのエンジニアリングには関心を持つところです。それは、ボディの大半をCFRP製としたにも関わらず、500万円弱の価格設定にできたところにです。従来より、CFRP製のクルマはありましたが、何れもスーパーカーの部類で、更に上層部となるスーパーなクルマであって、3千万円を超え . . . 本文を読む

原油価格値下がりと思うこと

2014-12-23 | コラム
 このところ国際市場における原油価格の値下がりにより、ガソリンや軽油、灯油など諸燃料の値下がりは、消費税上げでも所得はそのままという実感が多数を占めている中、庶民にとっても嬉しい話だと思います。そして、石油を大量に使用する運送業や合成樹脂やタイヤ製造業等の企業にとっても、原材料仕入れ価格の低下は、期末決算に向けて喜ばしいことなのでしょう。  ところで、カーメーカーなどを筆頭に、大企業は自社の協力 . . . 本文を読む

栄枯盛衰を思う

2014-12-21 | コラム
 近年の街中の街道を眺めた時、ここは元八百屋、ここは肉屋、ここは自転車屋、・・・と、なんて個別小売り店がなくなってしまったことに誰しもが気づいていることでしょう。その代わり、郊外には大型量販店というべき大店舗か、街中であっても飲食店でのファミレスやフランチャイズをメインとしたファーストフードしか目に付きません。何故、こういう現象が起こったのか、確たる原因は判りませんが、つまるところは資本力の差とい . . . 本文を読む

BMWミニ5ドアのこと

2014-12-20 | BMWミニ
 BMWミニも新生BMW製となって3代目(F56)となり、従来同様の3ドアに加え、5ドアモデルが追加された。昨夜、BMWディーラーに立ち寄る機会があり、極短時間であるが見て気付いたことに触れておこう。  サイドビューであるが、なんかスッキリ感がないというかごちゃごちゃしたイメージを受ける。これは3ドアの2ライトから、5ドアではクォータウインドも追加され3ライトとなり、比較的太いセンターピラーが目 . . . 本文を読む

FCV市販のこと

2014-12-18 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 今日知ったのですが、12月15日にトヨタが世界初の市販燃料電池車(FCV)を発売開始したそうです。FCVの開発には、国内・国外ともに有力自動車メーカーが開発競争を行っていることが知られており、核となるFCスタックがキーポイントとなる様子は聞いておりましたが。市販車トップバッターは、ホンダかベンツ辺りと予想していましたが、やはHV(ハイブリッド車)で圧倒的に他社をリードし、そこからの知的蓄積の多い . . . 本文を読む

ヘッドライト損傷について

2014-12-17 | BMWミニ
 事故車の場合、直接ヘッドライトに損傷が及んでいる訳でもないのに、ライト内部のリフレクターがブラブラとなり、しかも最近のクルマではライトレンズとボデーが接着されていますから、分解不能で交換止むなしなんていうケースは多々あるのではないでしょうか。  大昔のシールドビーム式(いまや知らん人も多いでしょうが)や丸形や角形のSAE規格のヘッドライトでは、ライト光軸の調整をライト固定用金具により行っていま . . . 本文を読む

投票率53%弱とは!亡国感にため息!

2014-12-15 | コラム
 選挙が終わり予想通りの結果となったのは、世の無情・無念といったものを感じます。しかし、投票率も低いんだろうなと予想していましたが、戦後最低の52.66%!、これには驚きました。これは政治への無関心というより、何も変わりはしないという国民の諦めの思いが招いた様に思えます。亡国感にため息が出ます。 . . . 本文を読む

選挙投票と忠臣蔵の話

2014-12-14 | コラム
 今日は選挙の投票日、皆さん既に国民の義務と云おうか最大の権利行使として行かれたことと思います。しかし、開票した結果は何も変わりはしないというのが現実かと思いますが・・・。  さて、この時期になると例年変わらず「忠臣蔵」の話題がTVなどで報じられます。私も小説では司馬遼太郎さんとか池波正太郎さんで、それぞれの視点で記された物語を面白く読んできました。また映画DVDでも、何本か見ていると思いますが . . . 本文を読む

金属片噴出エアバッグ問題のこと

2014-12-11 | 技術系情報
 タカタ製エアバッグのことがニュースで報じられていますが、もしかすると企業存続の危機にさえなりかねないリコール損失になりかねねないのかもしれません。この問題は、我が国のリコール以前にHNTSA(米国土交通省相当)から、続々と増え続けるリコール対象台数と共に報じられていました。  NHTSA情報によれば、ドライバー側エアバッグもあるが多数はパッセンジャー(助手席)用のエアバッグであることが理解され . . . 本文を読む