私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

米大統領の広島訪問を思う

2016-05-29 | コラム
 米国の原爆投下については、戦争終結の端緒となったとの評価がなされる一方、絶大なる強力兵器の実施評価をしたかったが為という意見も聞く。しかし、開発者および司令者達は、前例のない地獄絵図が生じるはずとの確信を持って実施命令を下のだろう。  今回、戦後70年余にして、米国大統領が広島の地を訪れることになった。そこには、当然反省の言葉はない。しかし、言葉などはある意味関係がない。あえての惨禍地を訪れた . . . 本文を読む

WindowsOSに思う

2016-05-28 | コラム
 誰かも記していたが、PCが勝手にWisdows10にバーションアップされていまい、プリンタなどのデバイスが動かなくなり困ってるとの記事がありました。かくいう私も、先日度々表示される Windows10 へのバージョンアップウインドウで、右上の×印をクリックしたら、バージョアップが開始されてしまい焦りました。この件は、ネットでもMSの陰謀だと怒りの声が聞かれますが、まったく同感です。  予想外に . . . 本文を読む

作家による本の魅力を思う

2016-05-26 | コラム
 石原慎太郎(小奴は本当に作家か甚だ疑問?)が「天才」との題名で、故「田中角栄」のことを書いている様だ。田中角栄氏のことは魅力あると感じるし、エピソードなど知り得たいと感心を持つ。しかし、作家が悪すぎて、ただで読めたとしても、到底読もうとは思えない。これが、すべて故人であるが、吉村昭、池波正太郎、城山三郎、司馬遼太郎辺りが書いているなら、即座に購入しても読むことだろう。 . . . 本文を読む

日産がカルソニックカンセイ株を全株売却

2016-05-24 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 表題のごとき内容を今日の報道で知った。カルソニックカンセイ(以下カルソニック)といえば日差の子会社であり、株式売却により支配権をなくすことになる。トヨタで云えば、デンソーを子会社でなくすということであり、ちょっと考えられないこととも感じる。  想定しうる内容としては、三菱自動車の株式買い上げの資金作りに、遮二無二に売却を決断したのではなかろうか。何れにしても、日産は今や、カルソニックでなくとも . . . 本文を読む

出生率の低下に思う

2016-05-23 | コラム
 平成27年の出生率が僅かに増えたそうだ。といっても1.46だから、人口は減り続ける訳である。経済先進国では、軒並み同様な傾向がみられるとの内容を見た覚えがあるが、その要因は何処にあるのだろうか。  結婚しない男と女は確実に増えつつある様に感じられる。その一つに、まともな就業ができず、経済的な余裕がないということがあるだろう。もう一つ想像できることとして、同姓愛者の増加がありはしないかとも想像す . . . 本文を読む

今度はスズキだ

2016-05-21 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 三菱自動車の燃費偽装問題が報じられ、連日の三菱自動車叩きの報道の中、企業存続の危機すら感じる事態に至り、急遽日産の子会社化する局面にまで発展した。しかし、燃費偽装の実態や、今後の改修・解決までの道筋は示されていない。  そんな中、スズキから三菱でも問題化する端緒となった走行抵抗(ころがり、空気抵抗)の補正係数を得るための手法が、国交省で指示されたものと異なっていたと公表したのだ。しかし、この問 . . . 本文を読む

プリウスのブレーキ

2016-05-20 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 プリウス等HV車のブレーキは、ECBなどと呼ぶ電子制御ブレーキ(ブレーキバイワイヤ)が採用され、ブレーキペダルとホイールシリンダ間は故障時以外は遮断され、ペダル踏力(要求減速度)に合わせ、回生ブレーキと実ブレーキのミックスにより制動されていることは知っての通りです。  但し、回生ブレーキはアクセルペダルを離しただけ(つまり惰行)では、ほとんど働かず、いきおいブレーキペダルを踏む頻度がやたら増え . . . 本文を読む

やはりの報道連続

2016-05-19 | コラム
 東京都知事の件である。ハッキリ云って、石原、猪瀬、そして現在の舛添と、酷いのが連続して来たと思っている。まったくの私見だが政治家というのが大嫌いである。何故と問われれば、選挙前はペコペコしつつ、美辞麗句を並べて、当選したとなるといきなり王様の如き傲慢さを表出する人物が多すぎると感じているからだ。  今回、矢表に立たされている舛添なんか、厚生労働大臣だったときの、杜撰な年金記録の喪失について「解 . . . 本文を読む

大型トラックのモデルチェンジサイクルから思う

2016-05-17 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 昨年、いすゞが大型トラックGIGAシリーズをフルモデルチェンジした。その従前モデルから通産21年ぶりのことである。ちなみに前々期モデル(810シリーズと呼称)は11年を経てモデルチェンジを行っている。  三菱ふそうは現行スーパーグレートは1996年以来現在まで、20年間モデルチェンジは行われていない。従前モデルのグレートは13年でモデルチェンジした。  日野は現行プロフィアは2003年のモ . . . 本文を読む

三菱=親方日の丸会社の甘え

2016-05-16 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 電撃的(というか戦術的)なニッサンによる筆頭株主たる資本提携を受けた三菱自動車であるが、一部報道によると、益子なる会長および相川なる社長共に続投する気配が垣間見えるとのことを知る。  今回の燃費偽装の実態を会長もしくは社長が知っていたかどうかなんか別として、企業として仕出かした事実に疑いはない。それを、最高責任者が責任も取らずに済まそうというのであれば、これはやはり、この企業は、倫理感が狂って . . . 本文を読む

大型バスの防錆について

2016-05-15 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 本欄で旧年式大型バスについて、主に車体下部の腐蝕が酷いものが多く、定期的に十分な管理を行っていないと、最悪はサスペンションアーム等、走行に極めて重油な部品の脱落などから、操縦不能などの最悪の事故を生じる自体となることを何度か記してきました。  この主因たるものは、バスの車体構造が元来トラック同様の厚板シャシフレームから、メーカーではスケルトン構造と呼ぶ一種のスペースフレーム構造への変更があるの . . . 本文を読む

エンジンオイルが増える・・・?

2016-05-13 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 エンジンオイルを点検し、減っていることを知る機会は時々あるものです。しかし、異常に減るのであれば、何処か外部へのオイル漏れてるとか、いわゆるオイル上がり(シリンダー壁のオイル掻き落とし不良)とか下がり(インテークバルブステム部からの漏れと呼ばれる故障が想像されます。但し、シリンダー内をオイル潤滑している以上、多少減る傾向にあるのは異常ではありません。それが、増えることがあるというのが今回の話です . . . 本文を読む

ニッサンによる三菱資本投入について

2016-05-12 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 昨日記した続きとなるが、予想に反しニッサンが資本注入により筆頭株主となることで、今後のオペレーションが行われることになったと報道された。やはり、ニッサンにとっては、利幅は小さくとも数を稼げる(独自の)軽自動車の販売は喉から手が出るほど欲しかったと云うところであろうか。  これで、現行の軽自動車の生産は暫定的に従来のものを手直しなどして早期の回復を図ると見るが、次回のモデルチェンジなど、機会を見 . . . 本文を読む

三菱自動車の終焉(予想)

2016-05-11 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 今日の報道で、三菱燃費偽装は軽自動車のみならず、極一部を除き普通車でも1900年台初頭から営々と行われ続けていたことが判明したとされる。なんでこんなことが起きるのか、開発、実験部門の責任者は、法的にまずいことを認識し、部長なり上位者に相談はしていたはずであろう。また、報告を受けた部長は、担当役員にも相談しどうすべきかを一応検討はしたのだろう。しかし、何処まで真剣に検討されたのか判らんが、結果はな . . . 本文を読む

タカタの末路

2016-05-10 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 エアバッグ問題でサプライヤーたるタカタの末路が見えてきたと感じる。総対象数が驚くべきことに1億個だというのだ。平均単価(原価)が1万円としても総額1兆円ともなる。この費用について、装着メーカーとの分担は、今後煮詰められることになろうが、半額としても5千億円と巨額なものとなる。  また、対策品の製造についても、窒素ガス発生剤を、起因となったとされる「硝酸アンモニウム」から「硝酸グアニジン」などへ . . . 本文を読む