私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

東電海水汚染の件

2015-02-28 | コラム
 東電福島原発が海水を汚染していると報道されています。しかし、事故直後から信頼できる識者から、海水への汚染水流出は指摘されていましたし、今更ながら東電が隠蔽していたかの報道はチャンチャラおかしな話だと感じます。  ところで、東電の無責任ぶりも酷いが、それを取り締まるべき政府はこと原発問題となると、その過小評価や特別扱いぶりには呆れ返らされます。通常、あれだけ大きな事故を生じた企業は、監督官庁の立 . . . 本文を読む

最近感じるクルマの傾向

2015-02-28 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 最近感じる(かなり以前から感じ続けていたが・・・)クルマの傾向ですが、どうもリードタイムの圧縮すなわちコストの低減を目的とする試作の減少といったものを感じつつあります。  従来、新型車の開発というと、まずはコンセプトを決定し、実物試作を繰り返し問題点の掘り起こしを行いつつ量産仕様を決定、量産設備を整えスタートするというものでした。それが最近はCADとかCAEで画面上で設計検討を行いつつ、大規模 . . . 本文を読む

マイナープラグの悲しさよ

2015-02-28 | BMWミニ
 BMWミニ(R56・N12B16Aエンジン)でのこと。スパークプラグを外そうとしたら、えらく小さいボルト径が使用されています。手持ちのプラグレンチソケットでは対応できず、ディープソケットの14mmでしかも、6角ではなく12角のものがマッチすることが判りました。外してみると、メーカー名にBERU(ベル)と記載されていますが、初めて聞く名前です。しかし、欧州ではポルシェにも純正採用される等、そこそこ . . . 本文を読む

LEDの話

2015-02-25 | 技術系情報
 近年は従来の白熱灯に代えて、各種表示や照明になどにLEDが使用されているのはご存じの通りでしょう。最新のヘッドライトでも高輝度LEDが使用されたものも増えつつあります。  道路を走っていてまず目に付く信号機表示も、LED方式が増えつつあります。このLED信号ですが、1つの直径約30cmで、専用基板上に汎用の赤、黄、緑の汎用LEDが130数個使用されているというものです。明るさとかコスト面から考 . . . 本文を読む

片山豊氏の訃報を悲しむ

2015-02-23 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 去る19日のことだそうだが、元米国日産社長の片山豊氏が亡くなられたとのこと。105才だったということから天寿を全うされた死であったでしょう。しかし、ものの本で知る同氏が退職後もミスターKと呼ばれ、北米などのZファンから敬慕されていたことや、現職当時に初代Zのコンセプト(こういうクルマなら売れる)を本社に持ち込み、開発がスタートしたという逸話を聞くにおよび、私が同氏を尊敬する念も同様なのです。 . . . 本文を読む

道路工事が多すぎる!

2015-02-19 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 年度末のこの時期、例年のごとく道路工事が増えるものです。役人の税金使いきり意識も腹立つものです。でも、工事関係者は潤うのでしょう。しかし、もっと腹立つのは、道路がデコボコになること。きれいに再舗装してもらいたいものです。 . . . 本文を読む

プロダクション塗装

2015-02-14 | 技術系情報
 Youtubeで感心あるクルマのプロダクション風景を眺めることが時々あります。如何に短時間(コスト低減)で作るかの種々の事柄には感心させられます。そのなかで、ボディー本体の最終工程たる塗装ラインの風景でベル型塗装機で噴き出された霧化微粒塗料が、車体外板に吸い付くように流れるのには感心します。いわゆる静電塗装で高圧電位差で吸い付けているんでしょうが、大量に塗料を使うメーカーでは塗着率上で相当な優位 . . . 本文を読む

30度バンクの思い出

2015-02-08 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 最近、訪れることも少なくなった富士スピードウェイですが、トヨタの経営に移り久しいですが、2度のF1グランプリ開催は成功したとは言い難いものでした。その富士スピードウェイですが、かつての第1コーナーである30度バンクがメモリアルとして残されています.。  そこに立つと30度というバンク角が如何に凄まじい角度であるかを、そして当時の舗装技術が良くなかったせいもあるのでしょうがアンジレーションが酷い . . . 本文を読む

理解に苦しむ過大なネガキャン

2015-02-07 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 ホイールアライメントの要素の一つとしてキャンバー角があるのはご存じの通りです。そのキャンバー角を極端(10度程にか)付けたクルマを見掛けることがありますが理解に苦しみます。大体が車高を落としかなり太いタイヤを装着していますが、内側だけが摩耗する偏摩耗はするし、コーナーリング性能がアップするなんてこともないはずのものだからです。  その昔は、キャンバー角はプラスに設定されていたものでした。その理 . . . 本文を読む

ボディの寸法精度を考察する

2015-02-03 | 技術系情報
 クルマのボディ寸法の精度について若干講釈をたれてみます。現在のクルマは各フタ物パーツ(ドア等)と隣接パネル間の隙間(チリ)も少なく均一さが保たれています。そして、これらフタ物パネルを固定するボルトも根本部がテーパー状となったセンタリングボルト(国産車)が使用されていたりと、ボディの基本骨格となる内板骨格(モノコックシェル)の寸法精度は相当な許容誤差の範囲で管理されているものであることが判ります。 . . . 本文を読む

加速時の異音は何か?

2015-02-01 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 現在の愛車であるE46ツーリング(325i)でしばらく前から、緩加速でエンジンルームよりシューという様な比較的小さな音が出始め気になっていました。アクセルオンで発音し、アクセルオフで消音します。ということで、ベアリング等のメカニカル系というよりも吸気系かなと考えていましたが、エンジンの不調もなく直ぐ壊れるような音でもなく放置状態で乗っていました。  この手のエンジン(M54系)というのは、過去 . . . 本文を読む