私が白州次郎という人物を知ったのは、何年か前のNHKドラマであったろうと思います。そして、その後、同氏の著作である「プリンシプルのない日本」を読み、その毒舌だが世を見通す先進的な発言の数々に感心したことを思い起こします。この同氏の能力が、長い英国暮らしで英語力も抜群であったことと相まって、占領時内閣首相の吉田茂の強い信任を受けることとなり、懐刀として当時のGHQとの隠れた交渉役として活躍させたの . . . 本文を読む
予想に反し天気が良いので、小山町須走から富士山5合目までを登るあざみラインに行って来ました。夏期期間は一般車両は通行不可となりますので、今が良い機会かと思ったのです。
入口から暫くは直線で、それ程の急登坂でもなく飛ばせますが、以降はジグザグかつ急登坂を登って行きます。このところ天気の良い日は何処もバイクが多く、危なげに追い越されていきます。急登坂の後半で、ローギヤまで落としタイトコーナーを旋回 . . . 本文を読む
現在は減少したカムのベルト駆動ですが、普通車やディーゼル車で10万k毎の交換が推奨されています。特に負荷条件が厳しく燃焼室も狭くでバルブの逃げが作りようもないディーゼルでは、10万で警告灯が点灯する様になっているクルマが多いものです。また、軽自動車などは10万以下、8万程度で交換しない切れることが多いと聞きます。
ところでタイミングベルトの交換ですが、現在はツインカムが多く、インテークとエキ . . . 本文を読む
時々クルマに精通してない方から「ベンツは頑丈で潰れないから安全だ!」みたいな話を投げ掛けられますが、まったくとんちんかんな話として苦笑してしまいます。仮に相当に車重は増えるでしょうが戦車みたいな厚板鋼板でクルマを作れば、時速50km/hのバリヤテストでも、ほとんど潰れないものとなるでしょう。しかし、その時車内の減速度(G)は急激に立ち上がりピークGは空恐ろしいほどの値を示すことでしょう。これでは . . . 本文を読む
バンパーは30年以上昔のクルマを除き、樹脂製が一般化しました。しかし、ちょっと以前と最近ではバンパーの構造(というか思想)が異なっています。だいたい樹脂バンパーの場合、金属に比べれば強度は落ちますから内部にリインホースメントという補強材が装着されます。以前はこのリインホースにバンパーカバー樹脂が固定されていたのですが、最近では、固定されていないというクルマが大概でしょう。裏側から覗くと判りますが . . . 本文を読む
写真のW126、124、201の生産された1985年前後が、ベンツという会社の質実剛健さを表す時代だったと思い出します。S、E、C(当時は190Eと呼称)のそれぞれが、外装のメッキ類も少なく華美でなく、外装や内装共にシンプルで、それでいてモノコック本体の作りは判るものが見れば、相当に必用部位の強度を高める良い設計だということが理解できるものであったと思えます。
特にW201は、フロントサスは . . . 本文を読む
吸気バルブの開閉量を可変化させることによって、スロットルバルブを廃し(実際にはエマジェンシー用に残されている)吸気のコントロール、すなわちスロットル作用を行うというBMW社が開発したメカです。驚いた国産メーカーも急遽開発し、それぞれBMWのパテントに触れないように方式を変えて一部販売していますが、BMWほど一般化するに至っていないと感じられます。
原理としては、直動型でないロッカーアーム式の . . . 本文を読む
昨日記した異音が生じるアイドラプーリーですが、記した販売会社に昨日昼頃発注し、本日の午前中には配達されました。ディーラー行くより安価で配達までしてくれるのですから嬉しいものです。しかし、クルマ以外の多くの物品がこうしてネット通販される時代だからこそ、街の小売店が壊滅する訳だと改めて思うと複雑な心情を持つのです。
さて、アイドラの交換ですが、作業スペース拡大のためクーリングファンとシュラウドを . . . 本文を読む
先日記したBMW車のメーター内にオイルレベルゲージがあり、エンジンルーム内に実レベルゲージがないということですが、コメントにもあったように表示の差異が出る現象を体験しました。また、オイルを追加給油した際も再表示に数分以上のタイムラグがあり、こんなゲージを頼りにオイルを入れていたら絶対入れすぎになります。まったく良くないシステムだと改めて思います。
ところで、OBDスキャンテスターのDMEのモニ . . . 本文を読む
クルマによって、同型エンジンによって、ウィークポイントはあるものです。今回のBMW・E46、M54エンジンのクォーンというような比較的小さな異音も、予想した通りファンベルトのアイドラベアリングの不良でした。前にも同型エンジンで、キイキイというベルトのスリップするのを経験しておりますが、まったく同一のアイドラプーリーベアリングが焼き付きかけていたものです。今回のは、焼き付きまではしないが、ベアリン . . . 本文を読む
クルマでとかく疲労が目立つのがワイパーブレードのラバーではないでしょうか。ラバーが切れてきたり、寝てしまう様なクセが付いたりすると、拭き残しやビビリが生じる原因となります。但し、拭き後にスジが生じる様な場合、ラバーに異物が付着している場合もありますから、洗車の際にラバーをウエス等で拭けば直るのを良く経験します。また、ビビリが生じる場合、レインX等の撥水剤をコートしていて一部が効果なしとなっている . . . 本文を読む
昨日のこと、知人のBMWミニ(R50)で4、50km/hでの定常走行で右前方より異音を生じることから右ドライブシャフトの交換作業を行いました。何故、ドライブシャフトだと特定したかというと、前々より右ドライブシャフトのインボード側ブーツが破けているのを確認しており、異音を生じる前に直さないとダメだよと注意していたにも関わらず、乗り続け異音が生じてしまったというものです。異音はゴトゴトというかゴウゴ . . . 本文を読む
ダブルジョイントとは、主にフロントサスペンションのロワもしくはアッパーアームのボールジョントが従来のシングルアーム1ジョントから2アーム、2ジョントにされたものを指します。ですから、ストラット型でもダブルウィッシュボーン型でもあります。
ストラット型では、ロワアームがフロントとリヤの2本に分離独立し、それぞれがボールジョントを介してナックルと連結されます。その利点は、キングピン軸のロワ側の軸心 . . . 本文を読む
一般カー用品でもありますがBMW車(ミニ含む)では、純正としてCODE付ホイールボルトが採用されています。そのボルトを廻すためには、CODEがマッチしたアダプタを使用しなければなりません。ところが、このアダプタは小さいものですし、紛失してしまっているクルマに遭遇すると、タイヤの取り外しができず困ったことになります。CODEは総数100に近いほどもあるとのことですから、ホイールを該当ディーラーへ持 . . . 本文を読む
クルマのバッテリーには寿命があるのは誰でも知ったことです。しかし、その寿命の短長は、使用者、クルマ、使用環境などにより、相当な差異がある様です。また、自動車屋さんなら経験上知ったことで、外車のバッテリーは一度完全放電させてしまうと再充電しても回復しないということを聞きます。そんな中、過日若干放電気味のBMWのバッテリーを充電しましたが、幾ら充電してもバッテリーの上部の状態を示すインジケータ(簡易 . . . 本文を読む