私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

微少オフセット正面衝突事故・運命の分かれ目はボデーバーション

2020-11-30 | 事故と事件
 近年、旧来のリジットバリア(もしくはフルラップ・100%)やオフセットバリア(運転席方側40%)試験に加えて微小オフセットバリア(20%)試験というのが行われる様になって来ている。  さて、今回のセンターラインのない峠道風の道路でのどちらか道路中央付近を越えたことによる正面衝突事故だが、どちらの車両も車幅の20~30%程度衝突し合う、いわゆる微小オフセット試験に相当する衝突形態だ。  微少オ . . . 本文を読む

債権回収について

2020-11-27 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 不肖私事ながら、車の整備とか、交通事故、そしてその保険などに関連した業務を通算40年を過ごして来た訳だが、相談の多くは交通事故の解決に類するものと云えるが、2番目に多いのが商品販売した銭が取れないという、いわゆる債権回収に類する問題だろう。今回は、債権回収について特定の具体事例と云うより、どういう姿勢で、その債権回収担当者はいなければいけないかといったことを述べて見たい。  さて、債権とは、商 . . . 本文を読む

ヤメ検弁護士の最終弁論が終了、さて次年2月15日の判決は如何に?

2020-11-26 | 事故と事件
 昨年(2019年)4月に池袋で生じた、元工業技術院院長の暴走事故も注目されるが、私的にさらに1年前(2018年)2月に都内白金で生じた暴走したあげく歩行者1名死亡事故の方に関心を傾けている。こちらは、元東京地検特捜部長でロッキード事件を担当したというのが被疑者(現81才)だ。  この白金暴走の最終弁論が昨日(11/26)に東京地裁において行われた様だ。この白金暴走の被疑者は元特捜検事で退職後は . . . 本文を読む

病変再流行のきざしについて

2020-11-26 | コラム
 新コロナ病変(武漢ウィルス)の再流行の兆しが全国各地で現れている。  これをGotoキャンペーンを理由とみるべきか、はたまた11月1日に解禁した外国人入国者の制限を解除したことによるものと見るのか?  私見としては、強く後者の外国人入国者の制限解除にあると思える。世界各国で病変の再流行が見える中、特に中国など情報を過大に制御している国を余りに優遇した、国民の命無視の政権運営ぶりと思う。という様 . . . 本文を読む

こりゃ酷いボデー損傷だ。流石北海道事故?

2020-11-25 | 事故と事件
 国内各地で大きな車体変形を伴う事故は起きているが、やはりその大きさだとか数では北海道が抜きん出ているとは私見だ。今回紹介する昨日(11/24)札幌市内で生じたという、直線路の左端に立つ電柱に助手席側を衝突させた単独自損事故だが、車体が2つに分離しているという特異なものなので記録したい。  報道動画からの切り取りだから詳細は不明なところも多いが、右側面から見た外見は、車体はおおよその原形を保って . . . 本文を読む

ジャーナリズムに存在価値があるのか?

2020-11-22 | コラム
 このところ、いわゆる報道、つまりジャーナリズムに存在価値が如何ほどあるのかを思うことが度々だ。それは、以下の様な、種々の事件からでもある要に思える・ ・米大統領選挙に関すて、米国内ででもメインストとリームメディアと対する比メインストリームメディアの差が余りにも大きいこと。また、日本のメインストルームメディアは対米メインストリームに見事に追随している。 ・数年根前に、宮崎とか言うアホが煽り運転 . . . 本文を読む

富士宮・白糸の滝

2020-11-17 | コラム
 およそ20年ぶりに白糸の滝を訪れた。  白糸の滝は日本の滝百選に選ばれる他、日本の三大名瀑に選ばれることもあると云う。H25年に富士山周辺の観光資源群と共に「富士山・信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産の一つとしても登録されているという。  今回、20年ぶり以上経て訪れたが、土産物店の位置だとか、まるで変わっており、新たに滝見橋が作られたりして大幅に様子が変わっているのに驚いた。  しかし . . . 本文を読む

現代車のヒューズボックスを概観する

2020-11-14 | 車両修理関連
 つい先日知り合いの工場で見たミライースだが、次の症状を呈していた。それはウインカーが方側点灯しっぱなしになる症状を呈しており、左右のウインカーレバーのONでも変化なし、ハザードフラッシャーも作動しないというものだ。  工場主は、ウインカーレーバースイッチが悪いとか云っている訳だが、一定の修理経験があるものなら、フラッシャーリレーが疑わしいと思うだろう。そこでフラッシャーユニットを探す訳だが、フ . . . 本文を読む

大井川・逢来橋

2020-11-12 | コラム
 大井川に架橋される木橋たる逢来橋は明治12年に作られ、代々補修し続けられてきたという。江戸時代まで、幕府は大井川に架橋を許さなかったという。その理由は西国(端的に指摘すれば薩摩国)が革命軍を組織して攻め上ってくる要衝の意味を持っていたとものの本には記している。その様な要衝の意味では、熊本城、姫路城、名古屋城なども、反乱軍阻止のための要衝の城であったと聞く。  ところで、「蓬莱」と名付けられる地 . . . 本文を読む

NetCM・廃車還付金とは不適切じゃないか?

2020-11-04 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 ヤフーなどのポータルサイトで表示されるNetCMには、辟易するところだが、黄昏のTV民法CMと同じく、運営事業者には必用な事業収入源だから止むないとことではある。ところで、今日気づいた「ボロ久車でも9割知らない還付金」というCMだが、そんな還付金があるのかと内容を見れば、自動車税の年度末までの未使用期間分が還付になることで、別にこの業社の企業努力などによって還付が得られるものではない。その様な点 . . . 本文を読む

NEXCO中日本不審【鉄筋なし施行問題】

2020-11-04 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 現在進められている中央自動車道での耐震補強工事で、補強工事のコンクリート施工に鉄筋が入れられていないと工事の二次下請け業社の告発された。そして、NEXCO中日本と元受け業社の調査により、そのこと(鉄筋なし)が確認されたという。  この問題の元請業者たる大島産業を巡っては、従業員に高圧洗浄機を噴射するなどの悪質なパワハラで賠償命令を受けたほか、残業代未払い、工事代未払いなどのトラブルが相次いでい . . . 本文を読む

新旧モデル同士の安全性比較動画

2020-11-03 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 新旧モデル同士を、衝突実験装置で50%オフセットで正面衝突させた動画で、なかなか興味深く見ることができる。2つの具体例を以下に特記しておく。 ①1998年カローラ(たぶんAE90系)と2015年カローラ(現行販売車)とのショット。  1998年モデルではエアバッグも着いていないが、あったところで、ステアリングの後退は著しく、頭部、腹部、脚部と到底運転者の生存は不可能だろう。ちなみに、右フロント . . . 本文を読む

リーダー失格!

2020-11-03 | コラム
例えどんな職業でも、「自分の決断を説明できない人物」とは、リーダー失格だと判断せざるを得ない。 📷 11時間小沢一郎(事務所)@ozawa_jimusho· 野党の質問に答えられず、常に秘書官が大急ぎで用意したメモを読むだけの総理。虚ろな目は常に下を向き、ボソボソと棒読み。世界でも実に珍しい指導者である。政府を批判した学者だから任命を拒否したとなぜ言わないのか。自分の決断を説明できない人物に総理の . . . 本文を読む

火災対象でない保険事故例

2020-11-03 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 このブログは、保険会社調査担当の方も見てもらっていることを意識している。そんな中、つい先日も火災事故=必ずしも保険事故の対象ではないという記事を、バスタブカーブを基に説明したところだ。  今回は、拙人が過去に関わった事例の一つとして、たぶんエンジンの失火を起因として触媒コンバーターの過熱により発煙する事故として報告された事案について、対象外と判定するに至った事案を紹介してみる。  当案件は、 . . . 本文を読む