私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

日産自・無資格検査発覚の続き

2017-09-30 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 昨日記した日産自動車の非正規検査員による検査の発覚問題だが、ルノーの買収により企業規模の大幅な縮小均衡を図った頃から、営々と続けられてて来た様にも想像される。報道では、その台数は100万台を超すとの記述もあるが、さもありなんことだろう。(まあ、古いものは記録にないとして誤魔化すだろうが。)  今回の報道で、問われた日産の者(役員だろう)は「検査は行っているが、改めて検査し直す。」と発言したとさ . . . 本文を読む

日産自動車・完成検査不備問題の発覚

2017-09-29 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 本日(9/29)に報道された日産自動車の完成検査について、正規の検査員でない者が行っていたということだ。日産の国内すべての工場で行われてたことが伺え、極めて大きな問題だと意識する。型式指定車については、この完成検査により完成検査終了証を発行し。取り扱いディーラーでは現社を持ち込まずに新規登録が行える。しかし、完成検査終了証の有効期限9カ月を超えたもの(いわゆる完検切れ)は、現車を持ち込んでの初度 . . . 本文を読む

こいつだけは許せない!

2017-09-28 | コラム
 今、多くの国民が望まぬ衆議院の解散が行われることになった。そして選挙となるのだが、こいつだけは許せないという議員が枝野幸男だ。こいつは、東北震災と共に生じた福島第一原発事故の際、民主党・官房長官だった訳だが、テレビで「直ちに危険はない!」を繰り返し連呼したのだ。政府は原発付近のモニタリンリングポストで放射線量を当然把握していたはずだ。こいつは一応弁護士だそうだから、法律知識にも詳しいだろう。法令 . . . 本文を読む

ゼネラリストとスペシャリストに感じる所感

2017-09-28 | コラム
 各種組織体においてゼネラリストとスペシャリストのことが表現されることがある。ここでゼネラリストとスペシャリストの内容を大まかに概観すると次の様に表されるのだろう. ・ゼネラリスト  物事を広く俯現し、限られた資源と優先順位を活かして組織体の未来を的確に導き得る人物。 ・スペシャリスト  物事の専門分野を担当し、その物事について精通しつつ追及できる人物。  ところで、民間組織体においては、部 . . . 本文を読む

今更ながら日本は独立国か?

2017-09-26 | コラム
 このことは多くの識者も指摘することだが、日本は真の独立国かとういう疑念を持ち続けている。これは大平洋戦争で完膚なきまでに負け、敗戦国としての茶番劇たる東京裁判を一方的に受け入れざるを得なかった。引き続いての日米同盟という米国の都合の良い平和協定において、自国の防衛にかまけつつ、過ごして来たののだ。その利得もあり、80年代日本は防衛産業を除いては米国を超える発展を得た。しかし、90年台以降となると . . . 本文を読む

EV限定への潮流?

2017-09-25 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 欧州発の約20年後を目指したEV限定へのアナウンスであるが、ここに至り最も不可能とも感じられる中国までが同様の発表を行ったことは、かなり政治的な内容を含むとはいえ、懐疑的な思いで理解している。  しかし、自動車メーカーにもよるが国内ではトヨタ辺りは、急激にEV開発へシフトしようとしているのが感じられる。しかし、EVは内燃機関より一概に簡素な構造になりクルマ造りが簡単になるかといえば、そうではな . . . 本文を読む

決着は着くのか?

2017-09-24 | コラム
 北朝鮮と米国の双方指導者であるが、ハチャメチャとも云える双方の非難合戦の応酬には、極めて品位を欠くリーダーだとしか感じられない。米国としては、即時に黙らせる行動を取りたいのは山々だろうが、その場合、韓国および日本など同盟国に生じるであろう人命の損失は実質としてどこまで重視しているのか判らぬが、そこから生じるであろう世界世論としての非難の高まりを恐れるのだろう。  我が国の大東亜戦争開戦と同様に . . . 本文を読む

リコールに種々思うこと

2017-09-23 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 つい先日、スズキアルトがワイパーモーター関連で23万台余のリコールが広報された。近年リコール数が多いなと感じさせられるが、20数年前の呆れかえる三菱自動車の大量イコール隠し以降、各メーカーは積極的にリコールを報知する様になったのが大きな要因の一つだろう。それと、一度のリコールでの対象台数が極めて多くなる傾向があるが、多車種での部品共用を最大限に追及しているがためであろう。  しかし、米国のある . . . 本文を読む

相も変わらず続くダンプ上昇状態での事故

2017-09-22 | 事故と事件
 9/19奈良県で生じたというダンプベッセル(荷台)上昇中の道路大型標識との衝突事故である。類似の事故は、橋桁や歩道橋などと衝突し、噛込んでにっちもさっちも動けなくなり、多大な時間に道路を塞ぎ、大きな影響を与えるものだ。  今回の原因は、出発前に上げたままになってるベッセルを下げ忘れ運行開始したのか、はたまた運行中に不用意にダンプレバーを操作したのか不明であるがいずれかの理由であろう。過去から続 . . . 本文を読む

非正規格差への判決

2017-09-15 | コラム
 昨日(9/14)の東京地裁による、日本郵便による非正規労働者が正社員に与えられた手当や休課が契約社員にはないのは違法だと訴えた訴訟の判決が「不合理なものと認められる」として92万円の賠償を命じる判決を出した。  日本郵便は、正規従業員20万に対し非正規労働者19万にも上ると云う超大企業である。この判決は、低成長時代になり久しい我が国経済における、原価低減(人件費圧縮)による遮二無二な利益確保と . . . 本文を読む

小田急電車への類焼事故から

2017-09-11 | 事故と事件
 昨日(9/10)に小田急線で生じた線路脇の建物火災が車両に類焼した件であるが、人命に被害が生じなかったことは幸いだった。この類焼被害であるが、民法の損害賠償責任に照らせば、火災を起こした者に責任があることになる。  「故意または過失によって他人の権利を侵害したる者はこれによって生じたる損害を賠償する責めに任ず」(民法709条)  一般の自動車保険や賠償責任保険では、この民法709条を根拠に賠 . . . 本文を読む

フラッターとシェイク

2017-09-10 | 技術系情報
 最近記したゼロ戦のことだが、開発設計者の堀越二郎氏の著述によれば、開発の最終段階のテスト飛行において、2名の殉職者を出したという。原因はフラッターと呼ばれる、機体(各翼、補助翼や胴体)の高速時の空気力学的な振動による破壊だという。つまり空中分解という現象だ。ゼロ戦の場合は主翼および補助翼(エルロン)の剛性に問題があったことで、悔やむべきことであったと記されていた。このゼロ戦開発当時でも、風洞実験 . . . 本文を読む

恐ろしい発言

2017-09-05 | コラム
 北の首領様は水爆ができたと自慢気に語ったと報じられているが、同時に高高度核爆発による攻撃にも触れている。ちょっと前に記したEMP(電磁パルス)による攻撃のことだ。低いレベルの目標精度で上空数百キロで核爆発させることで、強烈な電磁波(様々な周波数の磁力線)であって、地上の人は殺傷しないが、種々の電力や電気制御系に誘導電流による耐圧を遥かに超える電位や電流を生じさせ破壊する。  心配になるのは、東 . . . 本文を読む

こうして戦争は開始されるのか

2017-09-04 | コラム
 今月3日正午ごろ、北朝は水爆実験に成功したらしい。第6回目に当たる今回の実験では全開より約10倍に相当する地震エネルギーが観察されたと報じられる。そして本日4日午後、新たなミサイル発射の兆候があると報じられている。  北朝が対峙する目標は米国であろうが、まともに攻撃しようにも到底勝ち目はないのは判り過ぎる程理解しているだろう。しかし。今回のミサイルもあくまで実験目的だろうが、次々と行われる実験 . . . 本文を読む

アイドルストップの不快

2017-09-04 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 現在のクルマにはアイドリングストップ(エンジン停止機能)を採用したものが大変増えた。この目的は、停車時に燃費および排気ガスに寄与するエンジン稼働を停止し、高性能を発揮したいというものだろう。実際、新型車の型式認証に関わるJC08モードにおける走行パターンでは、1200秒の全走行時間の中に11回程度の1~5秒程度の停車が繰り返されるが、このアイドルストップを作動させることで、燃費や排ガスの減少に幾 . . . 本文を読む