私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

何故ホンダはF1に勝てないのか

2017-08-31 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 またまた勝手な戯言として記してみたい。  トヨタもそうだったが、再々登場したホンダエンジンを搭載したF1は登場数年を経ても入賞すらできない。思い起こせば第1期、1500ccの頃は、自前のシャシと横置きV12という当時としては先進的だったメカニズムによってメキシコGPで初優勝している。しかし、3000ccルールに改定されて以来、レース監督の中村氏も何度も嘆く、水冷V12じゃなく空冷V8でいやいや . . . 本文を読む

次期ハイエース想像のこと

2017-08-31 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 以下、かってな独断を記してみたい。  ハイエースというクルマは国内外を含め、非常に高い商品性を持ったクルマであることは確かであろう。だから、盗難車のトップランクを占めているし、中古車価格も高値で取引されリセールバリューも高い。だいたい、ボロボロの廃車100系ハイエースでっても、20万近い値段で引き取る海外バイヤーの話を今でも時々耳にする。  ワゴン(乗用)とバン(商用)があるが、一番人気はバン . . . 本文を読む

揚げ足取り政治屋とマスゴミ

2017-08-30 | コラム
 過日、常々レベルが低い政治家の一人と思ってる麻生老坊ちゃまがヒトラー云々と云ったとかで、他党の某が噛みつき、それをもっともだとの論調でマスゴミはこぞって報じる。また、やってんのかーと、バカバカしくてため息が出る。  こんなことは単に比喩的発言の中で出たことだろうし、本人が悪かったゴメンナサイと撤回しているんだからいいじゃないか。そんなことより、今の日本には大問題は数えきれない程たくさんある。北 . . . 本文を読む

8月26日徳島高速道におけるバス被追突事故に思う

2017-08-28 | 事故と事件
 表題の事故だが、死者2名、重軽傷者多数と、これまた悲惨な事故が生じた訳だ。ところで、警察は追突車両と被追突車両の企業の双方を双方を家宅捜索したという。  今回事故では、エンジンもしくは何らかの車両故障で走行不能に陥り路肩に停車していたマイクロバス(GVW6t程)の右後部に、大型貨物車(GVW25t程)が猛烈な勢いで追突し、マイクロバスは偏心衝突だから左回転しつつガードレールに押し付けられつつ3 . . . 本文を読む

再び自動運転車のこと

2017-08-27 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 自動運転車のことは何度か記している。私が想像していたより早く、2030年頃までには登場し始め、2040年頃には一般化しそうな様子が伺える。そして、その動き中、現状の自動車メーカーの勢力図は、一変する可能性が内在することを強く意識するから、既存メーカーや新興ソフトウェアメーカーは、その開発にしのぎを削っているのだろう。  ところで、クルマの運転を趣向として楽しむ者としては、自動運転への関心は薄い . . . 本文を読む

レースの終焉

2017-08-23 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 誠に勝手な自己予想だが、自動運転車の普及がなされる将来、プロドライバーやクルマを各種移動や輸送手段とする職種は、ほぼなくなるだろう。それと共に、F1を最高峰とするカーレースも終焉せざるを得ないという思いを持つ。  大体、カーレースでドライバーなしのAI制御で走らせることは、リアルな交通環境で一般道を走らせるより容易なはずだ。やろうと思えば、1年後からでもできるだろう。そして、マシンの限界を極め . . . 本文を読む

三権分立はあるのか

2017-08-23 | コラム
 民主主義国家では国家の基本権力となる、司法、行政、立法の三権を互いに独立権力とさせ、憲法の基に、相互監視し抑制し合うということになっている。これに加えて、報道機関たるマスコミが事実関係を直接国民に伝え、国家全体を包含して監視するのはご存知の通り。  しかるに、わが日本(だけではないだろうが)は、本当に三権が分立しているのだろうかと、いぶかしむ機会は多い。大体において、立法するのは国会議員の役目 . . . 本文を読む

欧州のEV限定の流れは何故だろう・・・

2017-08-20 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 フランス、英国で2040年までにクルマの動力源はEVに限定するという指針が打ち出された。また、単独のカーメーカーとしては、スェーデン・ボルボが全車EV化を推進すると公言している。ドイツは現時点において、そこまでの発表はしていないが、同様の方向に進まざるを得ない様に想像される。  では、何故、今この様な指針が示されたのであろうか。一つはCO2が地球温暖化に結び付くという説(反論も多々あるが・・・ . . . 本文を読む

終戦の日に思う

2017-08-15 | コラム
 今日(8/15)は日本にとって大東亜戦争が無条件降伏による敗戦として終結した日だ。72年も前のことになる。敗戦後の日本は、戦火にまみれることなく過ごしてきたが、世界中で戦火は絶え間なく続いてきた。そして今も、北朝鮮と米国の間で、緊張が高まりつつある。  思えば、朝鮮は不幸なことに日本からの解放後、米国主導の韓国とソビエト主導の北朝鮮に分断されてしまった。同じことはドイツの東西でも生じた訳だ。大 . . . 本文を読む

ゼロ戦のこと

2017-08-14 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 先の大戦直前に完成し量産された単座戦闘機である「零式艦上戦闘機」であるが、だいぶ昔読んだ吉村昭氏の同著を再読しているところだ。機体は三菱航空機(重工)、エンジンは中島飛行機だが、機体の高性能は設計リーダーたる三菱の堀越二郎氏の天才的なコンセプトに負うところが多い様だ。当時の海軍が望んだのは、高い航続距離と同じく高い空戦性能だった。エンジンは高い出力性能を求めたいが燃費の点もあり千馬力級の中島製と . . . 本文を読む

ANA与圧異常とJAL・123便事故の奇妙な一致

2017-08-13 | 事故と事件
 昨日夕刻(8/12)羽田発伊丹行のANA(B777期)が離陸後十数分して、客室内の与圧が低いとの警報から、直ちに機を降下させると共に客室用酸素マスクを出し、羽田に無事戻るというインシデントが報じられた。この報に接し、32年も前になるが、JAL(B747)同日で同時刻ごろ、墜落の端緒となる後部圧力隔壁の破壊が離陸後数十分とほとんど同じと、奇妙に一致していることに驚く。  もっとも、JAL記の後部 . . . 本文を読む

マツダの新型エンジン販売予告に思う

2017-08-13 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 マツダが2018年からスカイアクティブXと銘打つ新燃焼方式により、現行車より燃費を30%向上させたクルマを販売介意するとアナウンスした。これを聞き、即座にHCCI燃焼のエンジンだろうなと直感するが、その後の各種情報からも、その通りの様である。  HCCIは予混合器圧縮着火エンジンのことで、火花点火でなくディーゼルの圧縮着火と同じだが、混合器を圧縮着火させる点で、燃焼概念が異なる。この混合器の圧 . . . 本文を読む

盗難車の話

2017-08-12 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 クルマの盗難台数だが、2003年ごろに年間64千台にも達した。しかし、その後は車両メーカーその他の種々の対策やら景気の動向も関与しているのだろうか、年間13千台というレベルに低下してきた。  この中で、盗難被害に合いやすい(盗難人気車)だが、国内人気車というよりも諸外国(欧州、中東、アジア圏など)での人気車が多いという傾向にあることは知られている。つまり、盗難されて密輸出されてるというもので、 . . . 本文を読む

内燃機関の終焉

2017-08-08 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 欧州では、合理的かどうかは別として、クルマの動力源としてはEVとすることを決定した。その理由の一つとして、内燃機関であるディーゼルエンジンは、企業ぐるみに計測不正だとか、メーカー間の不正談合が20年近く前から行われてきていたが、それでも現行の排ガス試験(ユーロ6)に問題なくパスするディーゼルエンジンの完成はカーメーカーにとって至難のこととなってる様だ。  話はワープするが、100年後に振り返っ . . . 本文を読む

欧州のEV限定の意味は?

2017-08-07 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 まずはフランスで2040年にクルマの動力源をEVに限定するというスローガンが打ち出され、ほどなく英国が同様発表を行った。どうやらドイツも、その方向に向かう様相を示しているし、ボルボなどメーカー単独でEV統一を打ち出している。  国内トヨタは、HVで大幅に先行して他の諸外国メーカーを寄せ付けず、既にFCVすら実験的であるが市販車を発表しているが、ここに来てEVに力点を移そうとする様子が現れてきた。 . . . 本文を読む