私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

1BZエンジンのこと

2018-01-30 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 1BZエンジンとはトヨタのコースター(日野リエッセⅡ共用)とかダイナ(日野デュトロ共用)のLPGエンジンだ。これら車種のほとんどはディーゼルエンジンが占めており、極めてマイナーなエンジンとなる。調べてみると、元々15Bという4,100cc直噴ディーゼルエンジンをベースにして、火花点火エンジンにしたものの様である。従って、4,100ccもの排気量で単シリンダー1,000ccを超える(ボア×ストロー . . . 本文を読む

心向インパクトの破壊力 再録

2018-01-30 | 事故と事件
 昨年の記事だが、幾ら衝突安全ボデーだろうが、エアバッグなどの安全装備が装着されていようが、この様な事故はなくならないのだ。 心向インパクトの破壊力 . . . 本文を読む

フィンガーシフトのエア漏れ

2018-01-28 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 フィンガーシフトとは大型バスに使用されるMT変速装置だ。今や大型トラックのMT変速でも圧縮エアを使用したアシスト機構(パワーシフトなどと呼称)の使用が常識的になっているが、トラックではシフトレバーとTM間はシフトワイヤーもしくはリンケージによる機械的な接続を有している。ところが大型バスのフィンガーシフトでは、シフトレバーとTM間の機械的接続はない。その昔、大型バスでもシフトレバーとTM間の機械的 . . . 本文を読む

風の強い中での高速走行

2018-01-28 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 大型バスやバン荷台トラックは当然のこと、昨今はやたら1BOXが増えたが横風安定性は劣る。  セダンとかステーションワゴンなら、相当強い突風で、僅かに流れるなと感じる程度だが、横面積の大きいクルマは影響大なのだ。 横風安定性のこと . . . 本文を読む

ベンツ没落の序章・・・

2018-01-27 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
酷いクルマだった。これがベンツかという、今に続く序章となった記念(?)すべきクルマだ。190E(201)で、小型車でも、さすがベンツという感激は今や昔のことになりけりだ。 elk(moose) Test のことから . . . 本文を読む

アカウンタビリティのこと

2018-01-22 | コラム
 だいぶ以前に記した内容だが、今でも大事なことと自覚しており、一部校正して再録してみる。  アカウンタビリティー(Accountability)とは、直訳すれば「説明責任」となる。政府や企業、団体などで組織の権限を有するものが、株主や従業員、消費者や取引業者、地域住民に至る等、直接あるいは間接にせよ関わりを持つ総ての人や組織(これらをステークホルダーと呼びます)に、その活動や権限行使の内容や結果 . . . 本文を読む

エンジンマウント取替

2018-01-21 | 車両修理関連
 以前の記事ですが再掲します。  今回のエンジンマウント(インシュレーター)は、乗用車でなく大型バスの話です。このエンジンマウントですが、3ヶ月や12ヶ月(車検)の点検項目にもなく、それ程に傷み難い部品だと感じているのがほとんど方の意見でしょう。  今回のケースでは、エンジンルームの点検中、エンジンマウントのプレートの接合面(いわゆる加硫接着)の部分に、随分深い亀裂が観察されたのです。そこで、 . . . 本文を読む

車体の防錆について

2018-01-20 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
昔の記事だが、一部内容を追記して再掲する。 旧車をレストアする場合、一番問題になってくるのが車体の腐食程度だろう。メカニカル部品や内装などは、機械加工や俗に云う「内張り屋」さんでシート表皮などの張り替えにより、費用は要するが復元は比較的に容易だが、車体(主に鋼板)は、薄板(外板は0.85程度、内板の厚板部でも1.6(各mm)程度の比較的薄板鋼板で形作られ、錆の進行と共に孔食しボロボロとなって . . . 本文を読む

火炎伝播速度について

2018-01-18 | 技術系情報
 ガソリンエンジンは火花点火だから、スパークプラグの点火花から火炎核が形成され、それが周辺に火炎伝播して燃焼するという理屈ぐらいは知っている。ところで、この火炎伝播の速度だが、常温状圧で計測すると、0.4m/secと大して早いものではない。つまり、ガソリンなど可燃物がメラメラと燃え伝わる速度だが、比較的ゆっくりしたものだ。  仮にシリンダボア100mmとして、スパークプラグがほぼ中央の燃焼室を想 . . . 本文を読む

MTのこと 2017-01-15記事再録

2018-01-15 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 最近は2ペダルのクルマが増加し、オートマ(AT)限定免許で乗る方も多く、3ペダルのマニュアルトランスミッション(MT)なんか乗ったことないという方も増えているだろう。それでも、MTに乗りたいと憧れ、あえてAT限定解除し、MTに乗るなんていう方も身近に知るのだ。しかし、MTが少なくなったこともあり、MTの動作原理を知らないドライバーどころか整備屋もいるから、ここではMTのことを中心に記してみたい。 . . . 本文を読む

映画寸評/パーフェクトワールド 2017-01-14記述再録

2018-01-14 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 この映画DVDは、つい先日 Book Off で何か面白い映画はないかと物色していて、主演クリント・イーストウッドとケビン・コスナーを見て、内容も知らず安く買ったものだ。ストーリーは凡庸なもので、説明する気にもならない。映画は1993年製作だが、物語の舞台は1963年だ。ということで出て来るクルマは、50~60年代の米車、それも特別なスポーツカーでなく、米国ではありふれた一般的なクルマ達だ。 . . . 本文を読む

外気温警告ブザーのことから 2017-01-13記事再録

2018-01-14 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 昨年記した記事の焼き直しによる一部改変再録である。  このところ寒波襲来で、比較的温暖な地に住むが、外気温計国ブザーが吹聴する機会が多くなった。輸入車は、かなり車格の低いクルマでも外気温が3とか2℃になるとブザーが吹聴し警告するものが多い。国産車では、外気温度計すらないクルマを今でも結構見かけるし、ブザー警告までするクルマは経験したことがない。この警告吹聴は路面凍結へのアラートな訳だが、国情とい . . . 本文を読む

樹脂脆化の問題

2018-01-13 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 近年、クルマの軽量化要求(それでも過剰装備と共に重くなっているのだが)と共にコスパ追求からだろうが、やたら樹脂成形品(射出成形)が増加した。この樹脂については、クルマ以外の一般商品でも感じられることだが、経年すると脆くなると云う脆化の問題を内包している。特に気温の低い冬期は、ちょっと室内のトリム類を無理い外そうとすると、たわいもなく割損を生じてしまう。  樹脂はその種別が極めて多く、例えばクル . . . 本文を読む