昨今は病変のこともあり聞かれなくなくなったが、一頃前までアベノミクスを賛辞することもあったのだが・・・。
ここで、現在齢60余となる拙人の過去を振り返ってみたい。社会人として働き出したのは1970年代末の頃だから、既にオイルショックを経て高度経済成長も止まり、緩やかな成長を続けていた。従って、給与は年々上昇しつつ物価も上がるという時代だった。そして、80年代末期のバブル景気を経て、その崩壊により、給与のダウンが生じた。それ以後は、ほとんど給与は上がらない時代が30年近く続いているのだが・・・。
しかし、拙人の如く齢60を超す者はともかくとして、廻りの就労者を見廻すと、非正規労働者と云われる契約社員とか派遣社員がなんと増えたことかと嘆くのだ。これは、企業業績などにより高低はあろうけど、一般論として正規社員と非正規社員の給与格差と福利厚生格差の大きさを嘆かざるを得ないということだ。
しかし、GDPは中国に抜かれ世界3位になったと云え、世界では経済大国であることに変わりはない。しかし、平均賃金のランキング(写真)を見ると唖然とする。我が国の世界ランキングは18位だ。GNP第4位のドイツの78%、アメリカの66%と日本は低いのだ。
但し、アメリカは高低の格差が大きいので、平均値は極端に高い一部に引き上げられており、必ずしも平均賃金で計れないのかもしれない。しかし、日本もカルロスゴーン事件で示された様に、高低の格差は広がっているのだろう。
改めてGDPという経済指標の達成の影に隠され犠牲にされてる、多くの非正規社員だとか中小零細企業の社員達のことを思わずにいられない。
ここで、現在齢60余となる拙人の過去を振り返ってみたい。社会人として働き出したのは1970年代末の頃だから、既にオイルショックを経て高度経済成長も止まり、緩やかな成長を続けていた。従って、給与は年々上昇しつつ物価も上がるという時代だった。そして、80年代末期のバブル景気を経て、その崩壊により、給与のダウンが生じた。それ以後は、ほとんど給与は上がらない時代が30年近く続いているのだが・・・。
しかし、拙人の如く齢60を超す者はともかくとして、廻りの就労者を見廻すと、非正規労働者と云われる契約社員とか派遣社員がなんと増えたことかと嘆くのだ。これは、企業業績などにより高低はあろうけど、一般論として正規社員と非正規社員の給与格差と福利厚生格差の大きさを嘆かざるを得ないということだ。
しかし、GDPは中国に抜かれ世界3位になったと云え、世界では経済大国であることに変わりはない。しかし、平均賃金のランキング(写真)を見ると唖然とする。我が国の世界ランキングは18位だ。GNP第4位のドイツの78%、アメリカの66%と日本は低いのだ。
但し、アメリカは高低の格差が大きいので、平均値は極端に高い一部に引き上げられており、必ずしも平均賃金で計れないのかもしれない。しかし、日本もカルロスゴーン事件で示された様に、高低の格差は広がっているのだろう。
改めてGDPという経済指標の達成の影に隠され犠牲にされてる、多くの非正規社員だとか中小零細企業の社員達のことを思わずにいられない。
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