「もしかすると身を挺して」バス会社社長にきく バスガイド女性の脳破裂死亡事故 挟まれた女性は誠実で一生懸命 笛は騒音苦情で使用せず バスのモニター・マイク故障は考えにくい(山形)
6/19(水) 12:14配信 テレビユー山形
17日、山形県上山市で起きた観光バスと電柱の間に女性バスガイド(39)が挟まれ死亡した事故。運転手(69)が逮捕され、警察が事故の原因を調べている。
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バスは宮城県にある会社の所有で、バスガイドの女性も運転手もこの会社に勤めていた。
バス会社の高橋渉社長に、TUYがインタビューした。
■事故を起こしたことについて
ガイド1人が亡くなったことは非常に残念。また運転手が逮捕されたことも含め社長である自分の責任だと感じている。
■ガイドの女性はどんな人だった
勤務歴15年。前職も他社でバスガイドをしていた。ガイド歴は長い。何に対しても誠実で一生懸命、会社のために何でもやろうとしてくれた社員。
「宮城マスター検定」という試験に会社が知らないうちに合格。やる気にあふれる人間。お客さまの受けが良いガイドだった。
今回、もしかすると自社のバスを傷つけまいと身を挺して幾分か中に入ってしまいこうなってしまったのかと思うほど。それを考えると言葉がない。
■逮捕された運転手について
勤務歴は21年。以前はトラックの運転手をしていた。運転手の健康に問題はなかった。
アルコールチェックは事故当日の朝7時に実施。チェッカーのデータを会社で受け取るのだが、当日も異常なしのデータが来ていた。加えて、ガイドの女性もアルコールチェックに問題はなかった。
逮捕された運転手は、数年前にバスで物損事故を起こしたことがあるが、人身事故、大きな事故ははじめて。
■バスの安全機器、整備状況は
バスにはバックモニター、マイクもついていた。前日までの整備では異常はなかった。
前日の業務終了後、午後5時半ごろに点検、異常なしの報告。事故の当日は出発予定の30分ぐらい前に点検、異常はないとの報告があった。
■バックモニター、マイクが故障することは
どちらかが壊れることはあっても両方いっぺんに壊れることは考えにくい。両方が壊れるとバックのランプもつかなくなる。整備不良になるので放置も考えにくい。
■運転手のバック時の様子は
現場にいた人によると、ドライバーはバックモニターを見ていたと聞いている。左のミラーを見ているなら顔がもう少し上に上がっていたはず、と言っていた。
■バスのバック時の誘導ルールは
明確なマニュアルは弊社にはない。教育段階でバスの左後ろに立つように、真後ろには立たないように話をしている。
ドライバーには、マイクの音の聞こえ具合、モニターの死角の確認はもちろん、ボディーをたたいた場合に音がどんな風に聞こえるのかも確かめる。
■以前はガイドが笛を使って誘導していたように思うが?
以前は笛を使っていたが、騒音で苦情が来るようになり、今は笛を使わずに誘導している。
■今後について
どこでドライバーが事故に気づいたのか、気づかなかったのか、なぜガイドの女性が挟まれてしまったのかが一番知りたいところ。今後このような事故を起こさないようにしっかり考えていかなければならない。
またお客さまも不安に感じるところがあると思うが、今後一層気をつけて誠実に業務にあたるようにと社内で話をしている。
■6月19日続報 現場は上り坂だった
おととい、上山市でバスガイドの女性がバスと電柱に挟まれ死亡した事故で、バスは電柱にもぶつかり、左後部が壊れ、後ろの窓も割れていたことがわかりました。
この事故は、おとといの朝、上山市新湯で、宮城県涌谷町に住む佐々木仁美さん(39)が、バックするバスを誘導中に電柱との間に挟まれ死亡したものです。
この事故で、警察は、バスの後方の安全をよく確認していなかったとして、佐々木さんの同僚でバスを運転していた69歳の男を現行犯逮捕しました。
現場にいた関係者によりますと、当時、佐々木さんは「ストップ」と叫び、後退するバスを叩いていたということで、バスを止めようとしていたとみられるということです。
その後の取材で、バスは電柱にもぶつかり、左後部が壊れ、後ろの窓も割れていたことがわかりました。また、現場は若干の上り坂になっていたということです。
2人が勤務する宮城県のバス会社によりますと、バスには後方の様子を確認できるバックモニターやカメラ、運転席で外の音を聞くためのマイクがついていて、事故の前日にこれらの点検を行いましたが、異常は見つからなかったということです。
また、バスを運転していた男は、勤務して21年のベテランで、事故当日の朝7時ごろ、アルコールと健康状態の確認をしましたが、いずれも異常はなかったということです。テレビユー山形
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しかし、バス運転者はガイドの「ストップ」の声も聞こえずに、ガイドの女性の脳破裂死亡事故だ!
6/19(水) 12:14配信 テレビユー山形
17日、山形県上山市で起きた観光バスと電柱の間に女性バスガイド(39)が挟まれ死亡した事故。運転手(69)が逮捕され、警察が事故の原因を調べている。
【写真を見る】「もしかすると身を挺して」バス会社社長にきく バスガイド女性の脳破裂死亡事故 挟まれた女性は誠実で一生懸命 笛は騒音苦情で使用せず バスのモニター・マイク故障は考えにくい(山形)
バスは宮城県にある会社の所有で、バスガイドの女性も運転手もこの会社に勤めていた。
バス会社の高橋渉社長に、TUYがインタビューした。
■事故を起こしたことについて
ガイド1人が亡くなったことは非常に残念。また運転手が逮捕されたことも含め社長である自分の責任だと感じている。
■ガイドの女性はどんな人だった
勤務歴15年。前職も他社でバスガイドをしていた。ガイド歴は長い。何に対しても誠実で一生懸命、会社のために何でもやろうとしてくれた社員。
「宮城マスター検定」という試験に会社が知らないうちに合格。やる気にあふれる人間。お客さまの受けが良いガイドだった。
今回、もしかすると自社のバスを傷つけまいと身を挺して幾分か中に入ってしまいこうなってしまったのかと思うほど。それを考えると言葉がない。
■逮捕された運転手について
勤務歴は21年。以前はトラックの運転手をしていた。運転手の健康に問題はなかった。
アルコールチェックは事故当日の朝7時に実施。チェッカーのデータを会社で受け取るのだが、当日も異常なしのデータが来ていた。加えて、ガイドの女性もアルコールチェックに問題はなかった。
逮捕された運転手は、数年前にバスで物損事故を起こしたことがあるが、人身事故、大きな事故ははじめて。
■バスの安全機器、整備状況は
バスにはバックモニター、マイクもついていた。前日までの整備では異常はなかった。
前日の業務終了後、午後5時半ごろに点検、異常なしの報告。事故の当日は出発予定の30分ぐらい前に点検、異常はないとの報告があった。
■バックモニター、マイクが故障することは
どちらかが壊れることはあっても両方いっぺんに壊れることは考えにくい。両方が壊れるとバックのランプもつかなくなる。整備不良になるので放置も考えにくい。
■運転手のバック時の様子は
現場にいた人によると、ドライバーはバックモニターを見ていたと聞いている。左のミラーを見ているなら顔がもう少し上に上がっていたはず、と言っていた。
■バスのバック時の誘導ルールは
明確なマニュアルは弊社にはない。教育段階でバスの左後ろに立つように、真後ろには立たないように話をしている。
ドライバーには、マイクの音の聞こえ具合、モニターの死角の確認はもちろん、ボディーをたたいた場合に音がどんな風に聞こえるのかも確かめる。
■以前はガイドが笛を使って誘導していたように思うが?
以前は笛を使っていたが、騒音で苦情が来るようになり、今は笛を使わずに誘導している。
■今後について
どこでドライバーが事故に気づいたのか、気づかなかったのか、なぜガイドの女性が挟まれてしまったのかが一番知りたいところ。今後このような事故を起こさないようにしっかり考えていかなければならない。
またお客さまも不安に感じるところがあると思うが、今後一層気をつけて誠実に業務にあたるようにと社内で話をしている。
■6月19日続報 現場は上り坂だった
おととい、上山市でバスガイドの女性がバスと電柱に挟まれ死亡した事故で、バスは電柱にもぶつかり、左後部が壊れ、後ろの窓も割れていたことがわかりました。
この事故は、おとといの朝、上山市新湯で、宮城県涌谷町に住む佐々木仁美さん(39)が、バックするバスを誘導中に電柱との間に挟まれ死亡したものです。
この事故で、警察は、バスの後方の安全をよく確認していなかったとして、佐々木さんの同僚でバスを運転していた69歳の男を現行犯逮捕しました。
現場にいた関係者によりますと、当時、佐々木さんは「ストップ」と叫び、後退するバスを叩いていたということで、バスを止めようとしていたとみられるということです。
その後の取材で、バスは電柱にもぶつかり、左後部が壊れ、後ろの窓も割れていたことがわかりました。また、現場は若干の上り坂になっていたということです。
2人が勤務する宮城県のバス会社によりますと、バスには後方の様子を確認できるバックモニターやカメラ、運転席で外の音を聞くためのマイクがついていて、事故の前日にこれらの点検を行いましたが、異常は見つからなかったということです。
また、バスを運転していた男は、勤務して21年のベテランで、事故当日の朝7時ごろ、アルコールと健康状態の確認をしましたが、いずれも異常はなかったということです。テレビユー山形
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しかし、バス運転者はガイドの「ストップ」の声も聞こえずに、ガイドの女性の脳破裂死亡事故だ!