お隣韓国では平昌冬季五輪が開始中だが、前評判の通り盛り上がりに欠けている様だ。そんなスポーツの祭典たるオリンピック五輪だが、自動車関連を含め技能就業者の技能五輪が2年開催で行われていることを、案外知らぬ方も居るのではないかと思う。
技能五輪(正式名は国際技能競技大会 英名:World Skills Competition)は、大工、配管、旋盤、溶接、コック、菓子職、などなど、広範な技能職における技能競技が行われている。自動車関連も、整備、板金、塗装の3部門が設定されてる。なお、各職種の出場選手は開催年に満22歳以下(一部競技は25歳以下)となっている様だ。
この技能五輪は1950年以来2017年まで、2年毎に各国開催地で行われており、日本では過去3回実施されており、その一番新しいものが、ほぼ10年前の2007年静岡県沼津市で行われた。この2007年大会を、身近であったこともあり、開催期間4日の内の2日を見学したことを、当時ブログで紹介していた。今回は、その再紹介を含め、若干内容を訂正して再紹介してみる。なお、今回は自動車工競技のみ。次回以降、板金、塗装、その他を紹介予定。
追記
私としては自動車関連業に就労する者として、職業的感心を持ち本日本での国際大会を見学したのだが、思いの他に見知った顔に出会うケースは極少なかった様に思い出す。まあ、私が自動車関連業種のすべてを知る訳はないが、この様な国際大会が身近で開催されているのだから、同業や、整備業、板金塗装業など、もっと見知った顔に出会っても不思議はないのにと思った次第だ。なお、開催中の2回の見学は、初回は一人で、2回目は付き合う板金塗装業(本来は塗装屋)の経営者と同道しての見学だった。
なお、開催終了後、日頃からなかなか良い技術を持っていると思っていた板金屋さんから、会場で見かけたけど、あまりに私が熱心にあるデモンストレーション担当者と会話していて声を掛けられなかったとのことであった。このデモンストレーションとは、メーカーで車両デザインを試作するクレイモデルに使用する粘土のことで、粘土を触ったり扱い(オーブン加熱で軟化させること)などを聞いたりしていたのだ。
私見だが、金、銀、銅メダルを獲得するのは、トヨタ、デンソー、日立といった大メーカーがほとんどで、選手選抜から少なくとも1年以上の特別養成としての訓練を積んで来た者達だろう。しかし、幾ら特訓を受けたからといって、若干22歳の坊や達の技能が、その道数十年の玄人を超えることは難しいのかも知れぬと思う。私の感心は、職人技たる技能ではなく、もっと基本に忠実なる技能は何か、作業環境とか使用機材(当然最新のもの)はどうなのかといったものだったと思える。
私がここで云いたいのは、職人たるもの、自分が最高だなどとは夢にも思わず、何か得られるものがあれば、積極的に見聞きして研究を絶やさずという姿勢が大事なことと思えることだ。
技能五輪(正式名は国際技能競技大会 英名:World Skills Competition)は、大工、配管、旋盤、溶接、コック、菓子職、などなど、広範な技能職における技能競技が行われている。自動車関連も、整備、板金、塗装の3部門が設定されてる。なお、各職種の出場選手は開催年に満22歳以下(一部競技は25歳以下)となっている様だ。
この技能五輪は1950年以来2017年まで、2年毎に各国開催地で行われており、日本では過去3回実施されており、その一番新しいものが、ほぼ10年前の2007年静岡県沼津市で行われた。この2007年大会を、身近であったこともあり、開催期間4日の内の2日を見学したことを、当時ブログで紹介していた。今回は、その再紹介を含め、若干内容を訂正して再紹介してみる。なお、今回は自動車工競技のみ。次回以降、板金、塗装、その他を紹介予定。
追記
私としては自動車関連業に就労する者として、職業的感心を持ち本日本での国際大会を見学したのだが、思いの他に見知った顔に出会うケースは極少なかった様に思い出す。まあ、私が自動車関連業種のすべてを知る訳はないが、この様な国際大会が身近で開催されているのだから、同業や、整備業、板金塗装業など、もっと見知った顔に出会っても不思議はないのにと思った次第だ。なお、開催中の2回の見学は、初回は一人で、2回目は付き合う板金塗装業(本来は塗装屋)の経営者と同道しての見学だった。
なお、開催終了後、日頃からなかなか良い技術を持っていると思っていた板金屋さんから、会場で見かけたけど、あまりに私が熱心にあるデモンストレーション担当者と会話していて声を掛けられなかったとのことであった。このデモンストレーションとは、メーカーで車両デザインを試作するクレイモデルに使用する粘土のことで、粘土を触ったり扱い(オーブン加熱で軟化させること)などを聞いたりしていたのだ。
私見だが、金、銀、銅メダルを獲得するのは、トヨタ、デンソー、日立といった大メーカーがほとんどで、選手選抜から少なくとも1年以上の特別養成としての訓練を積んで来た者達だろう。しかし、幾ら特訓を受けたからといって、若干22歳の坊や達の技能が、その道数十年の玄人を超えることは難しいのかも知れぬと思う。私の感心は、職人技たる技能ではなく、もっと基本に忠実なる技能は何か、作業環境とか使用機材(当然最新のもの)はどうなのかといったものだったと思える。
私がここで云いたいのは、職人たるもの、自分が最高だなどとは夢にも思わず、何か得られるものがあれば、積極的に見聞きして研究を絶やさずという姿勢が大事なことと思えることだ。