沼津・教育委員会学芸員5人

沼津市教育委員会 学芸員ら５人 免職などの懲戒処分
07月24日　19時10分　静岡 NEWS WEB

埋蔵文化財の発掘調査を委託した業者に対し、パソコンなどの物品を不正に購入させて使っていたなどとして、沼津市の教育委員会は２４日、市の文化財センターの学芸員などあわせて５人を免職などの懲戒処分にしました。

懲戒処分としたのは、いずれも沼津市の、文化財センターの学芸員４人と、教育委員会の職員、合わせて５人です。
市の教育委員会によりますと、このうち３０代の学芸員は、令和３年までの３年間に出土品を洗浄する委託業者に対し架空の業務を水増しして不正に代金を請求させたうえで、その代金の代わりにパソコンやプリンターなどあわせて９９万円あまりの物品を購入させていたことがわかったということです。
このほか、別の業者にもドローンなど２３万円分の物品を購入させていて、いずれも業務で使ったり私的に使ったりしていたということです。
また別の３０代と４０代の男性学芸員２人も、令和４年までの４年間にカメラなど８５万円あまりを業者に購入させて自らの業務で使っていたということです。
市の教育委員会は、いずれも、公務員として不適切な行為をしたとして、２４日付けで不正に代金を請求した３０代の男性学芸員を免職処分に、カメラなどを業者に購入させた３０代と４０代の男性学芸員２人と、上司の学芸員、それに、監督する立場の当時の教育委員会の文化振興課の課長だった５０代の職員の、あわせて４人に対しては、それぞれ減給や戒告の処分にしました。
今回の処分について沼津市の奥村篤教育長は、記者会見で「市民の信頼を損ねる重大な事案を起こしたことを謝罪するとともに深くお詫びします」と述べ、謝罪しました。
教育委員会は、今後、水増しされて支払われた公金の弁済を求めていくとしています。静岡のニュース

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