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新潟三条警察の車庫が全焼・原因はリチウムイオン電池?

2022-12-07 | 事故と事件
新潟三条警察の車庫が全焼・原因はリチウムイオン電池?
 三条市警察の車庫で11/21に車両5台が保管される車庫が全焼したという。そして、この原因は、記事には触れていないがおそらく車両以外の保管されていたリチウムイオン電池が原因だと報じている。

 ただし、リチウムイオン電池が、それだけで単独保管されていたとは想像できず、何らかの機器に内蔵されていたものだろうと想像するしかないが、その辺りのことには触れていない。

 しかし、リチウムイオン電池は、スマホ、PC、デジカメ、その他各種小型機器に多く利用されており、比較的多く製造メーカーからリコールなど、取替のお知らせが発表されることが繰り返されているのだが、数が多く普及していることから脅威ではある。

 この電池による火災で思い出す事故は、海自護衛艦「しらね」のCICから出火事故(2007/12)のことだ。CICはコンピュータ機器などが集中した戦闘指揮所なのだが、それら電気配線に要因があったのかと注目していたのだが、後刻報じられた内容は、CICの乗員が持ち込んだ、オーディオ?電気機器の電池の可能性が高いとされるものだったと記憶する。その後、同艦は修理(数十億だろう)され、復帰したが2015年3月に就役を終え除籍されている。


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【警察署の車庫が全焼】発火の原因は「リチウムイオン電池?」 新潟・三条市
日テレNEWS 2022/12/06
 11月21日、新潟県三条市にある警察署の車庫が全焼、車両5台が燃えました。
 当時、シャッターは閉まった状態で放火の可能性は低いとみられていましたが、今月5日、その火事の原因について、車庫内に保管していたリチウムイオン電池から発火した可能性が極めて高いことが分かりました。
 激しく燃えていた焼け跡を調べたところ、穴のあいたリチウムイオン電池が2つ見つかったということです。このリチウムイオン電池、スマートフォンやモバイルバッテリーなどに使われています。
 リチウムイオン電池の発火を再現した実験では、上から強い圧力を加えると、火花を散らして燃えはじめてしまいました。東京消防庁によると、リチウムイオン電池は、強い衝撃を与えると発火の可能性が高まるということです。
 警察は「証拠品や庁舎の安全管理を一層強化します」とコメントしています。(2022年12月6日放送「news every. 」より)


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