過日、福岡のクレーン事故のことを記しましたら、たぶんクレーン業関係者の方だと思いますが、大変な反発のコメントを戴いてしまいました。私はクレーン事故が、決して幼稚な操作など杜撰な管理体制の中で多発しているとは思っていません。しかし、一度生じればクルマ以上の破壊力を生み出すのがクレーン事故であるとの意識を持っていおります。
さて、クレーン比べれば母集団となる台数も圧倒的なクルマですが、その事故率もクレーンに比べれば圧倒的に高いものです。大雑把に言えば、運転者の10%前後が何らかの事故を起こしているという統計もあります。しかも、保険会社で接した経験からは、同じ運転者が繰り返し事故を起こす事例も多くあるというのが実感です。
そんな自動車事故ですが、その要因は人・車・環境の三要素が単独もしくは複合して生じると云われています。これはクルマに限らず人間の操作する機械全般に云えることでしょう。一番多くを占める人の要因とは、操作不適当や注意散漫など原因です。しかし、人車環境系として、クルマ側にその様なことを誘発しやすい要因が内在していたり、最近はアクテブ・セーフティ(事故を生じさせない積極的安全)の様々な機構として、ESCなどのスタビリティコントロールや、前方および後方を監視するレーダー、車線逸脱を検出・警報するするセンサー、居眠り運転やアルコールを検出するセンサーなどの技術が取り入れ初めています。
クルマの要因と一般的な事故原因は、ブレーキの整備不良であったり、乗用車ではまず生じることは少ないですが、大型車などで生じることがある長い降坂路でのベーパーロックとかフェードの問題があります。また、たぶん一番多くの要因を占めるのが、タイヤの整備不良、すなわち、すり減ってスリップサインの出たタイヤでの運行ではないでしょうか。
最後の環境ですが、最多の事故形態は信号のない交差点での出合い頭事故ですが、この様な見通しの悪い道路環境というのが、事故の要因となっていることは多いものです。具体的は、あの場所、あの交差点は事故が多いと云うことで、経験されることです。
その他、雨天であったり積雪、夜間の暗さ、強い横風など、環境が事故の要因となっているものは多いと感じます。但し、この環境が事故要因となってるからといって、運転者の責任が免じられたり減じられることはないですから、注意が必要と思います。
ちょっと前の本ブログで記しましたが、我が家近くの事故が多い交差点において、先日夜の雨天での出合い頭事故が生じました。この事故では、交差点角に水銀灯があり夜の闇を照らしていたのですが、311震災の原発事故後に消灯しており、これも要因となったのであろうと思っております。当該事故後、水銀灯は点灯する様になり、町内の方から相談を受けた暗がり夜道の水銀灯を含め、私も気づいた水銀灯について、地方自治体へ点灯要請しました。その結果、近隣数カ所の水銀灯は点灯する様になりましたが、地方自治体全体としては、まだまだ消灯したままのところが多いものと思われます。行き過ぎたというか、必用のない夜間までの節電は、早く止めてもらいたいものです。
さて、クレーン比べれば母集団となる台数も圧倒的なクルマですが、その事故率もクレーンに比べれば圧倒的に高いものです。大雑把に言えば、運転者の10%前後が何らかの事故を起こしているという統計もあります。しかも、保険会社で接した経験からは、同じ運転者が繰り返し事故を起こす事例も多くあるというのが実感です。
そんな自動車事故ですが、その要因は人・車・環境の三要素が単独もしくは複合して生じると云われています。これはクルマに限らず人間の操作する機械全般に云えることでしょう。一番多くを占める人の要因とは、操作不適当や注意散漫など原因です。しかし、人車環境系として、クルマ側にその様なことを誘発しやすい要因が内在していたり、最近はアクテブ・セーフティ(事故を生じさせない積極的安全)の様々な機構として、ESCなどのスタビリティコントロールや、前方および後方を監視するレーダー、車線逸脱を検出・警報するするセンサー、居眠り運転やアルコールを検出するセンサーなどの技術が取り入れ初めています。
クルマの要因と一般的な事故原因は、ブレーキの整備不良であったり、乗用車ではまず生じることは少ないですが、大型車などで生じることがある長い降坂路でのベーパーロックとかフェードの問題があります。また、たぶん一番多くの要因を占めるのが、タイヤの整備不良、すなわち、すり減ってスリップサインの出たタイヤでの運行ではないでしょうか。
最後の環境ですが、最多の事故形態は信号のない交差点での出合い頭事故ですが、この様な見通しの悪い道路環境というのが、事故の要因となっていることは多いものです。具体的は、あの場所、あの交差点は事故が多いと云うことで、経験されることです。
その他、雨天であったり積雪、夜間の暗さ、強い横風など、環境が事故の要因となっているものは多いと感じます。但し、この環境が事故要因となってるからといって、運転者の責任が免じられたり減じられることはないですから、注意が必要と思います。
ちょっと前の本ブログで記しましたが、我が家近くの事故が多い交差点において、先日夜の雨天での出合い頭事故が生じました。この事故では、交差点角に水銀灯があり夜の闇を照らしていたのですが、311震災の原発事故後に消灯しており、これも要因となったのであろうと思っております。当該事故後、水銀灯は点灯する様になり、町内の方から相談を受けた暗がり夜道の水銀灯を含め、私も気づいた水銀灯について、地方自治体へ点灯要請しました。その結果、近隣数カ所の水銀灯は点灯する様になりましたが、地方自治体全体としては、まだまだ消灯したままのところが多いものと思われます。行き過ぎたというか、必用のない夜間までの節電は、早く止めてもらいたいものです。