ニッサンとホンダの話しがホンダとソニーに・・・
一時期(1,2年前)、業績低迷のニッサンおよびホンダが将来的には合併するのではないかというウワサめいた記事が流れた。それには、経産省辺りの官の後押しもあるとの尾ひれまで付いていた。正直、これを聞いた時、ヤバいなぁと云う思いが湧き上がらざるを得なかった。
と云うのは、日産は今やおんぶオバケの様に、おぶさっているのは仏ルノーであり、これは仏政府の資本も入っている仏そのものと云っても良い企業なのだ。
仏国については、ドイツや日本とも共通するところがあるが、強い官僚主義と権威主義で、私からしても、もう限界と思える日本の官僚、権威主義世界なのだが、仏はそれを越えていると感じている。だからこそ、電気エネルギーが原発で8割近くを占めるに至ったのだろうと思うし、余剰電力をドイツに売電さえしている。日本と同じく、原発設置となれば、絶体その地元では反対運動が起こらぬはずないのに、それをおそらく日本以上に地元権力者を金で引っ叩いて立地して来たに違いないとしか思えない。
つまるところ、ニッサンとホンダがくっつくとすれば、大喜びするのは仏に違いないと思え、そこにヤバイなぁという思いの根本があったのだ。
おそらく、今や落ち目で、創業者の宗一郎氏というより藤沢武雄精神を失ったホンダではあるが、その辺りは感じていたに違いないと思える。
そもそも、ホンダの創業期からソニーの井深大(まさる)氏と本田宗一郎氏は仲が良かったと聞く。それは、互いにゼロから出発して急成長できたと云うところと、技術者である宗一郎氏に対する藤沢氏の関係が、ソニーでは技術者である井深氏に対する盛田昭夫氏と非常に似た関係と、クルマと電気製品という違いはあれども、先行他社とは違う独創力を生かすと云う気風が共通していたのだと思える。
しかし、時代が変わり、ホンダも凡庸化してしまったし、ソニーもウォークマンやCDでは大成功を収めたが、時代が変わると共に、メディアがもはやカセットとかCDというものでなく、電子メモリーとかストリーミングメディアの時代になり、アップルとかアンドロイド端末たるスマホの時代になりすっかり霞んでしまった。今やソニーに残されたハードウェア資産は、画像素子くらいであるが、一方ソフトウェアとしては、プレイステーションでは、それ様のCPUとかGPU(画像専用CPU)に設計資産を持ちつつ、製品はTSMCとかで作らしているのだろう。しかし、ホンダに比べればソニーのソフト開発力とか画像素子の持つ能力とか、カメラで鍛えたオートフォーカスとか手ぶれ補正のジャイロテクノロジーというのは、大きな力になるように素人的には思える。クルマとしての生産技術では、今や日本はどのメーカーでも、世界最高の生産技術を持っているし、ある意味、今回の組み合わせは単にEVではなく、自動運転という面で、欧州、米テスラ、そしてトヨタ辺りは、うかうかできまいと、早速様々な情報収集の網を張りだしているところだろう。
と云うことで、今回のホンダとソニーの組み合わせは、日本として成功して欲しいと願うところだ。一方、オバケをしょったニッサンだが、1日も早く仏の呪縛から逃れてもらいたいと願うが、サイバーセキュリティ関連をルノー側の意向で仏ダッソーなんたらとかスイスのSTなんたらとかNATO防衛産業的な企業に委託する様な話しも聞こえて来ると、こりゃイカン方向だなと思えてしまう。
一時期(1,2年前)、業績低迷のニッサンおよびホンダが将来的には合併するのではないかというウワサめいた記事が流れた。それには、経産省辺りの官の後押しもあるとの尾ひれまで付いていた。正直、これを聞いた時、ヤバいなぁと云う思いが湧き上がらざるを得なかった。
と云うのは、日産は今やおんぶオバケの様に、おぶさっているのは仏ルノーであり、これは仏政府の資本も入っている仏そのものと云っても良い企業なのだ。
仏国については、ドイツや日本とも共通するところがあるが、強い官僚主義と権威主義で、私からしても、もう限界と思える日本の官僚、権威主義世界なのだが、仏はそれを越えていると感じている。だからこそ、電気エネルギーが原発で8割近くを占めるに至ったのだろうと思うし、余剰電力をドイツに売電さえしている。日本と同じく、原発設置となれば、絶体その地元では反対運動が起こらぬはずないのに、それをおそらく日本以上に地元権力者を金で引っ叩いて立地して来たに違いないとしか思えない。
つまるところ、ニッサンとホンダがくっつくとすれば、大喜びするのは仏に違いないと思え、そこにヤバイなぁという思いの根本があったのだ。
おそらく、今や落ち目で、創業者の宗一郎氏というより藤沢武雄精神を失ったホンダではあるが、その辺りは感じていたに違いないと思える。
そもそも、ホンダの創業期からソニーの井深大(まさる)氏と本田宗一郎氏は仲が良かったと聞く。それは、互いにゼロから出発して急成長できたと云うところと、技術者である宗一郎氏に対する藤沢氏の関係が、ソニーでは技術者である井深氏に対する盛田昭夫氏と非常に似た関係と、クルマと電気製品という違いはあれども、先行他社とは違う独創力を生かすと云う気風が共通していたのだと思える。
しかし、時代が変わり、ホンダも凡庸化してしまったし、ソニーもウォークマンやCDでは大成功を収めたが、時代が変わると共に、メディアがもはやカセットとかCDというものでなく、電子メモリーとかストリーミングメディアの時代になり、アップルとかアンドロイド端末たるスマホの時代になりすっかり霞んでしまった。今やソニーに残されたハードウェア資産は、画像素子くらいであるが、一方ソフトウェアとしては、プレイステーションでは、それ様のCPUとかGPU(画像専用CPU)に設計資産を持ちつつ、製品はTSMCとかで作らしているのだろう。しかし、ホンダに比べればソニーのソフト開発力とか画像素子の持つ能力とか、カメラで鍛えたオートフォーカスとか手ぶれ補正のジャイロテクノロジーというのは、大きな力になるように素人的には思える。クルマとしての生産技術では、今や日本はどのメーカーでも、世界最高の生産技術を持っているし、ある意味、今回の組み合わせは単にEVではなく、自動運転という面で、欧州、米テスラ、そしてトヨタ辺りは、うかうかできまいと、早速様々な情報収集の網を張りだしているところだろう。
と云うことで、今回のホンダとソニーの組み合わせは、日本として成功して欲しいと願うところだ。一方、オバケをしょったニッサンだが、1日も早く仏の呪縛から逃れてもらいたいと願うが、サイバーセキュリティ関連をルノー側の意向で仏ダッソーなんたらとかスイスのSTなんたらとかNATO防衛産業的な企業に委託する様な話しも聞こえて来ると、こりゃイカン方向だなと思えてしまう。