プーチンに愛想を尽かし国外脱出するロシア国民・・・この記事をどう見るか
Yahooニュースに掲載(転載)された、「プーチンに愛想を尽かし国外脱出するロシア国民」という内容の記事だが、これをどう見るかという問題を考えてみたい。
マスメディア(ジャーナリズム)の伝える記事というのは、時の権力者とか勢力を意向をどうしても忖度するバイアスが生じるのはある意味止むを得ない側面がある。このことは、現在の日本で、NHKや民法、各新聞社や数々の言論人で、コイツ政権に忖度しやがってという言説を聞くのはある意味散見されるということから明らかだろう。
その上、日本政府などは、米国隷下の半独立国で、政府首脳や権力者とか世のオピニオンたる影響力を持つ者が、まともに論理的に米国非難すると、正に命まで狙われることもあるし、何らかの冤罪を負わされて社会的な発言力を封じられたり、その地位を追い出される事例は戦後数え切れない程起きている。首相などは、比較的短命に終わったり、何らかの疑義で退陣せざるを得なくなった方は、概ね反米としての意を表明もしくはその様に解釈されたという孫崎享氏などの意見があるがもっともなことと信じている。
と云うことで、この意見は、そういうロシアの人々が居ることは事実だろうが、それがロシア国民の大勢を占めるとまでは思えない。これはある意味、対ロシア勢力の情宣活動の一環としての忖度記事であると見なければならないのは確かだろう。
考えてみて欲しい。今の日本は政府とか高級官僚、多くの政党やマスメディアがデタラメなことをやっていて、つくづく現状の日本に嫌気が湧き上がっている非権力者層の数は相当に多いだろうと思える。かといって、それら方々が、過去の日本の歴史を含めて、日本を全否定している訳でもなく、あくまでも現世の体制に幻滅していると云うことなのだ。
今次、ロシアは一人の独裁者の意向で、とんでもない窮地に陥ろうとしているのは確かだが、だからといってロシア国民が現世の体制を否定しているのは確かだろうが、大勢がロシア国家を否定している訳ではない。
また、日本はプーチンみたいな独裁者こそいないが、一部の権力者が憲法の国民主権を無視し、個人の自由とか、最低限の生活を営む権利を抑制し、思い通りに自らら、もしくは一家・一族の繁栄だけを目指すと云う、およそ憲法理念に反する行動を意図していることを感じざるを得ない。
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「プーチンは正気じゃない。この国にもう未来はない」 ロシア人の“大脱出”が始まった
クーリエ・ジャポン 3/15(火) 7:30配信
先週、何千人ものロシア人がヨーロッパの駅や空港に降り立った。この数週間で世界から孤立し、国内では反体制派の弾圧に動く政権に愛想を尽かして、母国を後にしてきたのだ。
彼らの多くは復路のチケットを予約していない。ウラジーミル・プーチン大統領に対する怒りを口にする人もいれば、今のロシアの状況を恥じる人、そして現状について語るのさえ恐れる人もいた。
「あの国にとどまっていても意味がありません。私たちには未来がないのですから」
そう話すのは、妻と7歳の娘と一緒にロシア西部の都市サンクトペテルブルクを後にしてきたヴャチェスラフ(59)だ。一家は月曜の朝早くに高速鉄道に乗り、午後にはフィンランドの首都ヘルシンキに到着していた。
セルビアの首都ベオグラードの空港に降り立ったロシア人女性は、「プーチンは正気を失っています」と語った。彼女は10代の息子を連れて祖国を脱出してきた。
独立系の調査機関によると、ロシア人の過半数がプーチンのウクライナ侵攻を支持しているとのデータもあるが、正確な数字はわからない。ただ、一部のロシア人がもう二度と戻らないつもりで出国を急いでいるのは事実だ。
まもなくロシアの国境が封鎖され、国外で暮らす家族と断絶されるのではないかと懸念して脱出してきた人もいれば、徴兵を恐れて逃れてきた人もいる。そして彼らは皆、ウクライナ侵攻に反対しており、プーチン政権による弾圧を恐れて国を後にしてきたという。
すでにロシア当局が出国しようとする人々の取り締まりに乗り出しているとの報道もあり、ヨーロッパの各都市に到着したロシア人のなかには恐怖心をにじませている人たちもいた。ロシアに残してきた家族や友人の身に危険が及ぶのを懸念し、フルネームで取材に答えるのを拒んだ人たちもいる。
新たな「鉄のカーテン」が引かれる前に
いずれにしても、彼らがロシアから逃げ出す道はきわめて限られていた。欧米による制裁を受けて、ヨーロッパの航空会社のほとんどがロシア便の運航を停止したためだ。
そこで北欧へ向かうには、車で国境を越える、あるいはバスや列車でフィンランドに乗り入れるしかなかった。東欧や南欧へは、トルコやセルビア行きのフライトがわずかながら残っており、数少ないチケットをめぐって争奪戦が繰り広げられた。
エア・セルビアの飛行機でモスクワからベオグラードに到着したナタリア・グリズノワ(58)は、以前からプーチンに反対の声を上げており、なんとか国を脱出できて安堵していると話す。
彼女は先々週、1枚だけ残っていたチケットを1000ドルで購入し、スーツケース2つに荷物を詰め込んでセルビアに飛んできた。ロシア政府が戒厳令を敷いて国境を封鎖するという噂が広がってすぐに出国の準備をしたという。
彼女の28歳の息子は現在、米ハーバード大学に留学しており、西側とロシアの間に新たな「鉄のカーテン」が引かれるのを恐れたと話す。
「もしかしたら当然の報いなのかもしれません。私たちは、あの独裁者が20年もの間、権力の座に居座ることを許したのですから。あの国はもうロシアではなく『プーチンの国』に成り果ててしまったのです」Rick Noack and David Crouch
#メディアの偏向情宣に惑わされるな
Yahooニュースに掲載(転載)された、「プーチンに愛想を尽かし国外脱出するロシア国民」という内容の記事だが、これをどう見るかという問題を考えてみたい。
マスメディア(ジャーナリズム)の伝える記事というのは、時の権力者とか勢力を意向をどうしても忖度するバイアスが生じるのはある意味止むを得ない側面がある。このことは、現在の日本で、NHKや民法、各新聞社や数々の言論人で、コイツ政権に忖度しやがってという言説を聞くのはある意味散見されるということから明らかだろう。
その上、日本政府などは、米国隷下の半独立国で、政府首脳や権力者とか世のオピニオンたる影響力を持つ者が、まともに論理的に米国非難すると、正に命まで狙われることもあるし、何らかの冤罪を負わされて社会的な発言力を封じられたり、その地位を追い出される事例は戦後数え切れない程起きている。首相などは、比較的短命に終わったり、何らかの疑義で退陣せざるを得なくなった方は、概ね反米としての意を表明もしくはその様に解釈されたという孫崎享氏などの意見があるがもっともなことと信じている。
と云うことで、この意見は、そういうロシアの人々が居ることは事実だろうが、それがロシア国民の大勢を占めるとまでは思えない。これはある意味、対ロシア勢力の情宣活動の一環としての忖度記事であると見なければならないのは確かだろう。
考えてみて欲しい。今の日本は政府とか高級官僚、多くの政党やマスメディアがデタラメなことをやっていて、つくづく現状の日本に嫌気が湧き上がっている非権力者層の数は相当に多いだろうと思える。かといって、それら方々が、過去の日本の歴史を含めて、日本を全否定している訳でもなく、あくまでも現世の体制に幻滅していると云うことなのだ。
今次、ロシアは一人の独裁者の意向で、とんでもない窮地に陥ろうとしているのは確かだが、だからといってロシア国民が現世の体制を否定しているのは確かだろうが、大勢がロシア国家を否定している訳ではない。
また、日本はプーチンみたいな独裁者こそいないが、一部の権力者が憲法の国民主権を無視し、個人の自由とか、最低限の生活を営む権利を抑制し、思い通りに自らら、もしくは一家・一族の繁栄だけを目指すと云う、およそ憲法理念に反する行動を意図していることを感じざるを得ない。
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「プーチンは正気じゃない。この国にもう未来はない」 ロシア人の“大脱出”が始まった
クーリエ・ジャポン 3/15(火) 7:30配信
先週、何千人ものロシア人がヨーロッパの駅や空港に降り立った。この数週間で世界から孤立し、国内では反体制派の弾圧に動く政権に愛想を尽かして、母国を後にしてきたのだ。
彼らの多くは復路のチケットを予約していない。ウラジーミル・プーチン大統領に対する怒りを口にする人もいれば、今のロシアの状況を恥じる人、そして現状について語るのさえ恐れる人もいた。
「あの国にとどまっていても意味がありません。私たちには未来がないのですから」
そう話すのは、妻と7歳の娘と一緒にロシア西部の都市サンクトペテルブルクを後にしてきたヴャチェスラフ(59)だ。一家は月曜の朝早くに高速鉄道に乗り、午後にはフィンランドの首都ヘルシンキに到着していた。
セルビアの首都ベオグラードの空港に降り立ったロシア人女性は、「プーチンは正気を失っています」と語った。彼女は10代の息子を連れて祖国を脱出してきた。
独立系の調査機関によると、ロシア人の過半数がプーチンのウクライナ侵攻を支持しているとのデータもあるが、正確な数字はわからない。ただ、一部のロシア人がもう二度と戻らないつもりで出国を急いでいるのは事実だ。
まもなくロシアの国境が封鎖され、国外で暮らす家族と断絶されるのではないかと懸念して脱出してきた人もいれば、徴兵を恐れて逃れてきた人もいる。そして彼らは皆、ウクライナ侵攻に反対しており、プーチン政権による弾圧を恐れて国を後にしてきたという。
すでにロシア当局が出国しようとする人々の取り締まりに乗り出しているとの報道もあり、ヨーロッパの各都市に到着したロシア人のなかには恐怖心をにじませている人たちもいた。ロシアに残してきた家族や友人の身に危険が及ぶのを懸念し、フルネームで取材に答えるのを拒んだ人たちもいる。
新たな「鉄のカーテン」が引かれる前に
いずれにしても、彼らがロシアから逃げ出す道はきわめて限られていた。欧米による制裁を受けて、ヨーロッパの航空会社のほとんどがロシア便の運航を停止したためだ。
そこで北欧へ向かうには、車で国境を越える、あるいはバスや列車でフィンランドに乗り入れるしかなかった。東欧や南欧へは、トルコやセルビア行きのフライトがわずかながら残っており、数少ないチケットをめぐって争奪戦が繰り広げられた。
エア・セルビアの飛行機でモスクワからベオグラードに到着したナタリア・グリズノワ(58)は、以前からプーチンに反対の声を上げており、なんとか国を脱出できて安堵していると話す。
彼女は先々週、1枚だけ残っていたチケットを1000ドルで購入し、スーツケース2つに荷物を詰め込んでセルビアに飛んできた。ロシア政府が戒厳令を敷いて国境を封鎖するという噂が広がってすぐに出国の準備をしたという。
彼女の28歳の息子は現在、米ハーバード大学に留学しており、西側とロシアの間に新たな「鉄のカーテン」が引かれるのを恐れたと話す。
「もしかしたら当然の報いなのかもしれません。私たちは、あの独裁者が20年もの間、権力の座に居座ることを許したのですから。あの国はもうロシアではなく『プーチンの国』に成り果ててしまったのです」Rick Noack and David Crouch
#メディアの偏向情宣に惑わされるな