私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

まさぐりが決まる修理

2018-06-07 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 いきなり『まさぐる』なんて記すと、不埒なことを考える方もいるかもしれぬが、自動車整備っていうのは、まさぐる行為が結構ある。最近でこそ少ないが、大昔の若かりし頃は、何時もこのピアニストみたいな繊細な手(嘘)が傷だらけになっていたのを思い出す。

 本論だが、今日午前のこと、副業の旅客運輸業のマイクロバスが、バックカメラが写らないと報じられていたのを、重い腰を上げて故障診断した内容をレポする。古いバスだが、モニターはナビ用のだが、VHSビデオとかTVチューナー(アナログだから今や写らない)が付いていたりするのは、バスにはよくあること。まあ、手順としては、モニターのパイロットランプが付かないし、電源だろうなと、まずは車両本体のラジオ系のヒューズ確認しOK。ナビ用の中間ヒューズ(ガラス管)ケースを開いて確認OK。ナビのBattとAccにも電源来てるの確認OK。

 こういう後付けで、しかも組み合わせてあると、配線が何処がどうなのか判らんし、しかもビデオデッキの上に両面テープで付けてあるらしいナビ用チューナーは、入力端子が裏側で見えない。ということで、裏側のハーネスを『まさぐって』引き出したら、『お宝』発見。新たな中間ヒューズ(ブレード式)を発見。抜いてみると、見事に溶断している。車両のヒューズBOXから、近いスペアヒューズに交換してショートもなく正常動作を確認OKとなった。

 ついでに、写り具合がちょっとぼやけているのとアングルが良くないので、後方カメラのレンズをコンパウンドで磨いて、7mmのボルトを緩めてアングル調整して完了とした。

 写真のミニソケットセットは、何処のメーカーか判らないが、知り合いの板金屋さんで使って見て気に入り使っているもの。小径ボックスとディープが揃っているのと、トルクスも揃っていて使い勝手が良い。ラチェットハンドルも、ラチェット目が細かいので、室内用としては大変具合がよろしいと評価している。たぶん、これを見ている方でも、使っている方もいると思う。一つだけ欲云えば、13mmが欲しいなと。独系は、11,13,15,16辺りが結構多いが、特に13mmはメチャ多いと感じるからだ。






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