最近、乗っているBMW車(E46型)について、リコールの案内が来ました。どうやら助手席用エアバックが作動した際、容器(金属製)が破裂し飛び散った金属片等で乗員に死傷が生じる恐れがあり、対象車両の助手席用エアバッグインフレーター(ガス発生装置)を取り替えるという内容らしいです。作業作業に1時間程度要するとのことで、作業予約も必要だとのことから現時点でリコール作業は未実施です。
そんなことを知りながら、近日のニュースで知る、我が国の「タカタ」が製造したエアバッグ(世界シェア2位だそう)が、米国NHTSA(米国の運輸省相当)から先のエアバッグリコール内容とまったく同様の不具合を指摘され、現時点でリコール対象台数は1,600万台に達しているとのことです。この対象車両は過去10年程度におよび、対象車両はまだまだ増加する様にも思えます。
その原因はエアバッグインフレータ容器の溶接不良や発錆による強度低下ということで説明されていました。しかし、そもそもエアバッグは衝突初期に乗員がステアリングホイールやインストルメントパネルに慣性で押し付けられる以前に作動する必用があります。それだけ高速に展開する訳であり、極短時間であるが相当の高圧を受ける訳であって、そのことに不留意な容器の基本設計に問題の根本原因があるのではないかと想像してしまいます。
しかし、現時点で1,600万台のリコール、まだまだ増加しそうな対象台数から、サプライヤーとしての負担金は数千億を超えるものとなるのかもしれません。既に「タカタ」の株価は下方基調の様子ですし、そこまでの負担に耐えられるのか、いかな大企業といえどもかなりのしんどい話となると思うのです。
エアバッグという人命を助ける装置が凶器に変じるという今回の事態、そしてその負担は大企業といえども危機に陥らせる可能性を持つということは、改めてサプライヤーも大変だなと感じる次第です。
そんなことを知りながら、近日のニュースで知る、我が国の「タカタ」が製造したエアバッグ(世界シェア2位だそう)が、米国NHTSA(米国の運輸省相当)から先のエアバッグリコール内容とまったく同様の不具合を指摘され、現時点でリコール対象台数は1,600万台に達しているとのことです。この対象車両は過去10年程度におよび、対象車両はまだまだ増加する様にも思えます。
その原因はエアバッグインフレータ容器の溶接不良や発錆による強度低下ということで説明されていました。しかし、そもそもエアバッグは衝突初期に乗員がステアリングホイールやインストルメントパネルに慣性で押し付けられる以前に作動する必用があります。それだけ高速に展開する訳であり、極短時間であるが相当の高圧を受ける訳であって、そのことに不留意な容器の基本設計に問題の根本原因があるのではないかと想像してしまいます。
しかし、現時点で1,600万台のリコール、まだまだ増加しそうな対象台数から、サプライヤーとしての負担金は数千億を超えるものとなるのかもしれません。既に「タカタ」の株価は下方基調の様子ですし、そこまでの負担に耐えられるのか、いかな大企業といえどもかなりのしんどい話となると思うのです。
エアバッグという人命を助ける装置が凶器に変じるという今回の事態、そしてその負担は大企業といえども危機に陥らせる可能性を持つということは、改めてサプライヤーも大変だなと感じる次第です。