【過去の紀行文】三笠艦上にて思う
11月も末に近づきつつあり、だいぶ寒くなって来ました。
私の地では、まだまだ冬本番とまでいえませんが、北の方では既に長く厳しい冬に突入しつつあるところと想像しています。皆様はお元気で益々ご活躍のことと想像しておりますが、それにしても、今年は新潟地域の被災者の方々の様子が案じられます。
さて、今回はつい先週に訪れた岐阜市近郊の旅のことを記して見たいと思います。ご笑覧下されば幸いです。
今回の岐阜行きの第一の目的は、十数年ぶりで旧友に会うことでした。彼の友人とは何度かお電話ので声は取り交わしてきた来た中で変わりなく感じていたものの、お会いしてみればやはり十数年の年月を感じるが如く、めっきりと頭上軽快なる様子で(失礼)、改めて年月を感じた次第です。もっとも、私の方だってそれなりに年を取ったと思われたのは同様なはずなのですが。
岐阜市といえば、この地の昔を知ろうとの思いもあり、もう半年ぐらいにも前に国盗り物語(司馬遼太郎)を買い貯めてあるのですが、何故に長編なせいか読み出すことがままならずになっています。そんなことはともかく、岐阜といえば斉藤道三や織田信長のことと共に、その居城であった岐阜城のことが思い浮かびます。そんな訳で、真っ先に岐阜城へ向かいました。
岐阜城は金華山の山頂(320m)に位置しています。よくもこんな険しい山の上に城を築いたものだと思います。(写真01)この岐阜城から岐阜市内が一望出来ます。岐阜城から見た長良川の流れは大蛇の如くうねりつつ流れています。(写真02)今年の台風の連続の中、長良川の堤防が決壊ぎりぎりというニュースを何度が聞いたことが思い浮かびました。
岐阜城の次は、その直下にある公園に明治時代の有名な方の銅像がありました。(写真03)このお方は、そうです板垣退助翁です。板垣翁がこの地で暴漢に襲われる事件が発生し、例の「板垣死すとも自由は死せず」という有名なお言葉を宣ったとのことです。但し、私も誤解していたのですが、この言葉から連想する様に翁がこの地で死んだという訳ではないとのことで、負傷したということだそうです。
この公園から程近い場所に岐阜大仏かあるというので案内してもらいました。奈良の大仏の様に大仏殿の中に納められています。大仏といっても、それも程の大きさではないだろうと想像しましたが、結構大きく感じる大仏さんでした。(写真04)それと、この大仏さん、金属製ではなく、竹かごの様な芯に粘土を塗り、さらに和紙を貼り付け、表面を漆と金箔で仕上げられた、張り子の大仏さんだと聞きました。
ここからちょっと離れた場所で長良川の直ぐ近くで河原町という所へ連れて行ってもらいました。この通りだけですが、昔の町屋が綺麗に保存されています。(写真05)保存といっても、すべて現実に居住し使用されている様子です。今や、この様な風景が少なくなりつつあり、私に取っても心休まる大好きな佇まいの一つと思います。それにしても、この地は堤防の内側の地です。大水の際は、大変だとも想像されます。
次は案内する友人も知らなかった松尾池という所へ車を走らせてもらいました。岐阜市内ではありますが、先の金華山とは長良川を挟んで反対側に位置しています百々ケ峰("どどがみね"と読むのだそうです)という山の麓に位置する池です。(写真06)合掌造りの建物もあったりして、岐阜市内にあるとは思えない様な明媚な地です。車を走らせてくれた友人も、「こんないい所があったんだぁ」と驚いていました。リクエストした私の方は、岐阜市のHPで見て、結構良さそうな所と案内を請うた次第です。紅葉真っ盛りにはちょっと早いかなという感じでしたが、パートパートはそれなりにグラデーションの美しさが感じ取ることが出来ました。(写真07)
さて、ここから友人に無理を云い、次の目的地を「養老の滝」として向かってもらいました。この名前を聞くと、まったく関係ない例の居酒屋チェーン店が思い浮かびますが、実際の滝はどうなんだろうと若干期待はしていました。しかし、坂道を1.5キロ近く苦労して登った割には、期待より小さな滝でがっかりしました。ということで滝の写真は付けません。
以上の様なことで、私自信の初の岐阜市の旅が終わりました。しかし、岐阜県には、ちょっと思っただけでも、高山、白川郷、郡上、関ヶ原等々まだまだ訪れてみたい地が沢山あります。次の岐阜の旅を楽しみにしたいと思います。そして、今回の旅で、愛車エスティマを走り回らせてしまった友人には、感謝致します。この場にて再度お礼を申し上げる次第です。 送信日時: 2004年11月21日 日曜日 21:30(写真7枚)
01 金華山 04/11/21
02 金華山の山頂にある岐阜城から見た長良川 04/11/21
03 板垣退助翁の銅像 04/11/21
04 岐阜大仏(和紙を張った張り子の大仏) 04/11/21
05 岐阜市河原町の風景 04/11/21
06 岐阜市内の松尾池の風景 04/11/21
07 松尾池の紅葉 04/11/21
11月も末に近づきつつあり、だいぶ寒くなって来ました。
私の地では、まだまだ冬本番とまでいえませんが、北の方では既に長く厳しい冬に突入しつつあるところと想像しています。皆様はお元気で益々ご活躍のことと想像しておりますが、それにしても、今年は新潟地域の被災者の方々の様子が案じられます。
さて、今回はつい先週に訪れた岐阜市近郊の旅のことを記して見たいと思います。ご笑覧下されば幸いです。
今回の岐阜行きの第一の目的は、十数年ぶりで旧友に会うことでした。彼の友人とは何度かお電話ので声は取り交わしてきた来た中で変わりなく感じていたものの、お会いしてみればやはり十数年の年月を感じるが如く、めっきりと頭上軽快なる様子で(失礼)、改めて年月を感じた次第です。もっとも、私の方だってそれなりに年を取ったと思われたのは同様なはずなのですが。
岐阜市といえば、この地の昔を知ろうとの思いもあり、もう半年ぐらいにも前に国盗り物語(司馬遼太郎)を買い貯めてあるのですが、何故に長編なせいか読み出すことがままならずになっています。そんなことはともかく、岐阜といえば斉藤道三や織田信長のことと共に、その居城であった岐阜城のことが思い浮かびます。そんな訳で、真っ先に岐阜城へ向かいました。
岐阜城は金華山の山頂(320m)に位置しています。よくもこんな険しい山の上に城を築いたものだと思います。(写真01)この岐阜城から岐阜市内が一望出来ます。岐阜城から見た長良川の流れは大蛇の如くうねりつつ流れています。(写真02)今年の台風の連続の中、長良川の堤防が決壊ぎりぎりというニュースを何度が聞いたことが思い浮かびました。
岐阜城の次は、その直下にある公園に明治時代の有名な方の銅像がありました。(写真03)このお方は、そうです板垣退助翁です。板垣翁がこの地で暴漢に襲われる事件が発生し、例の「板垣死すとも自由は死せず」という有名なお言葉を宣ったとのことです。但し、私も誤解していたのですが、この言葉から連想する様に翁がこの地で死んだという訳ではないとのことで、負傷したということだそうです。
この公園から程近い場所に岐阜大仏かあるというので案内してもらいました。奈良の大仏の様に大仏殿の中に納められています。大仏といっても、それも程の大きさではないだろうと想像しましたが、結構大きく感じる大仏さんでした。(写真04)それと、この大仏さん、金属製ではなく、竹かごの様な芯に粘土を塗り、さらに和紙を貼り付け、表面を漆と金箔で仕上げられた、張り子の大仏さんだと聞きました。
ここからちょっと離れた場所で長良川の直ぐ近くで河原町という所へ連れて行ってもらいました。この通りだけですが、昔の町屋が綺麗に保存されています。(写真05)保存といっても、すべて現実に居住し使用されている様子です。今や、この様な風景が少なくなりつつあり、私に取っても心休まる大好きな佇まいの一つと思います。それにしても、この地は堤防の内側の地です。大水の際は、大変だとも想像されます。
次は案内する友人も知らなかった松尾池という所へ車を走らせてもらいました。岐阜市内ではありますが、先の金華山とは長良川を挟んで反対側に位置しています百々ケ峰("どどがみね"と読むのだそうです)という山の麓に位置する池です。(写真06)合掌造りの建物もあったりして、岐阜市内にあるとは思えない様な明媚な地です。車を走らせてくれた友人も、「こんないい所があったんだぁ」と驚いていました。リクエストした私の方は、岐阜市のHPで見て、結構良さそうな所と案内を請うた次第です。紅葉真っ盛りにはちょっと早いかなという感じでしたが、パートパートはそれなりにグラデーションの美しさが感じ取ることが出来ました。(写真07)
さて、ここから友人に無理を云い、次の目的地を「養老の滝」として向かってもらいました。この名前を聞くと、まったく関係ない例の居酒屋チェーン店が思い浮かびますが、実際の滝はどうなんだろうと若干期待はしていました。しかし、坂道を1.5キロ近く苦労して登った割には、期待より小さな滝でがっかりしました。ということで滝の写真は付けません。
以上の様なことで、私自信の初の岐阜市の旅が終わりました。しかし、岐阜県には、ちょっと思っただけでも、高山、白川郷、郡上、関ヶ原等々まだまだ訪れてみたい地が沢山あります。次の岐阜の旅を楽しみにしたいと思います。そして、今回の旅で、愛車エスティマを走り回らせてしまった友人には、感謝致します。この場にて再度お礼を申し上げる次第です。 送信日時: 2004年11月21日 日曜日 21:30(写真7枚)
01 金華山 04/11/21
02 金華山の山頂にある岐阜城から見た長良川 04/11/21
03 板垣退助翁の銅像 04/11/21
04 岐阜大仏(和紙を張った張り子の大仏) 04/11/21
05 岐阜市河原町の風景 04/11/21
06 岐阜市内の松尾池の風景 04/11/21
07 松尾池の紅葉 04/11/21