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BMW2シリーズHB車でバックドアが走行中に開く問題

2021-08-18 | 車両修理関連
BMW2シリーズHB車でバックドアが走行中に開く問題
 これは、昨年2月に報じた、BMW2シリーズなどのHB車で、走行中にバックドアが開いてしまい、背の低いトンネル状の道路(ガードなど)とか立体式駐車場内などで、開いたバックドア最上部が他物と衝突して、バックドアなどの関連部位を大きく損壊することが生じていると云うもので、本文末尾のリンクで示すものだ。

 つい先日、BMWディーラーへリコールの処置に云った際、そのディーラーに行くと、何時もマトモな解答が返って来て、なかなかスキルが高いと認識し、名前を記憶しているサービスマンを呼び出し、そのことも含めて情報収集してみた結果を今回報告してみたい。

 そのサービスマンは、バックドアが開く件を認識していて、リモートキーのバックドア開ボタンを無意識に押されている場合があると述べていた。つまり、リモートキーは、ロック、アンロック、バックドアと3ボタンであるが、ポケットなどに入れたリモートキーの該当ボタンが不用意に押されている可能性が高いことを本部情報として受けているという説明だった。なお、それを防止する意味でも、リモートキー専用ホルダーの装着をユーザーにお勧めしているということでもあった。

 これを聞いて、今どきBMWはフールプルーフというか、安全意識が大したものではないなと感じる。そもそも、リモートキーでの操作は、速度がゼロの停止中のみ動作するアルゴリズムにすれば、こんな問題は生じない訳で、そのためのコストアップは、コンピュータープログラムに条件行を数行入れるだけの話しでコストアップにほとんどならないだろう。

 その一方で、比較的近年のBMW(国産車でも同じ)では、AT車の暴走事故を防止するため、従来だとシフトポジションがPかNでしか、スターターが作動しなかったのを、ブレーキONの条件を追加している。これはまだ理解できるが、微速でも車両が前後に動いていると、ドアを開くと、シフトがNレンジに戻るアルゴリズムを採用しているが、昔の運転者としては、バックする際にドアを開いて体を乗り出し、後方を見るクセがある者だと、あれれとなってしまうなど戸惑うのだ。


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走行中バックドアが勝手に開いてトンネルで損壊:BMW X3 の事例
2020-02-21 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/52b9b8408654fbd24f1e76e9df08b629


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