私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

ドクター(医者)のリテラシーについて

2021-05-26 | コラム
 昨年末から、高齢化に伴い我が体調も今まで予測もしなかった変調が勃発し、昨年末から現在まで、5名くらいのドクターと問診などで話す機会が増えた。このことから書き留めてみたい。

 この中には、従来から寝付きが悪いため誘眠剤を処方してもらうだけのクリニックとか、高齢化に伴い歯の脆化が著しく、だいぶ昔に補修した歯が折損することが連続したりしていることもあるのだが・・・。

 ここでは、昨年末に意識を失った訳ではないが、突然急激な低血圧に陥り倒れた案件と、最近になってこれは単に床がオイルで塗れていることが起因となって滑って転んで付いた手に大きな負担を掛けて手首の骨を骨折したというものがあり、反射神経なども低下していることを感じつつ、いささか自身を失っているところだ。

 さて、先の昨年末の低血圧と最近の骨折だが、当初は身近な医院と云うべき小規模な医者を訪問した訳だが、どちらも最初の問診などで、当方の質問に対する回答が余りにもプアというか説明責任を到底果たしておらず、不審の念ばかりが生じるので、紹介状の作成を依頼し、比較的近くの大規模病院を指定した次第だ。

 私は社会的地位は医者に比べようもないほど低いが、機械エンジニアとして40年近く過ごして来た者だが、予て医者も、結局のところ技術者としての側面は大きく、その受け答えの数問で、失礼ながらスキルの程は見通せてしまう。そうなると、こりゃスキルの低い、うん十年前の知識だけで、何ら新しい知識を吸収することもなく、凡庸に過ごして来た医者に継続して診療を受けると云うのは、いささか(と云うより強く)抵抗を感じるので、即座に変更することになる。

 例えば、骨折の治療の時、Netで調べた超音波治療という手法があり、著しく短期間で治癒する手法があることを知り、そのことを逆質問してみる訳だ。この回答は、勉強してないボンクラ医者は、「そういうのあるらしいね。良く判らないムニャムニャ・・・」となるが、新しく受診した大病院の専門医は「それはあります。例えば、プロ野球の松井とかが2週間で骨折を治したとか聞きますね。ただし、専用機械を自宅にも持って帰ってもらって行うのですが、費用的に相当高額になり一般的ではないですね。もちろん保険も適用できませんし。」とある程度合点ができる回答が即座に得られる。

 最後に、誘眠剤を処方してもらっているクリニックのドクターとの会話で追記しておきたい。既に処方を受け始めて数年になり、数ヶ月おきに世間話をして返って来るだけだが、先日近年の情報化の話しから、「先生はスマホとかPCでNetニュースとかYoutubeやNet情報を見ますか?」と聞いて見た。その答えは「そんなの見ることないですよ」というのが、私より若い(50前後の)ドクターの返事だった。私はポツリと呻いた。「先生はいわゆる情報弱者だねぇ。テレビ報道だとか新聞だけ見てたら、現在の真実の情報は得られませんよ」と。

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