2015年9月に米国で発覚したVWディーゼル詐欺(一般には不正と表現されるが、明かな作為から生じた排ガス規制の検査誤魔化しであり詐欺と認識している)だが、米国の発覚から5年も経て、ドイツ本国の集団訴訟でやっと和解したとの内容が先月(2月)末に報じられている。
このドイツの排ガス詐欺は、内容的には米国とまったく同様の作為がなされていたのだが、米国では、2兆円を越える制裁金や、販売済み車両の買い戻しなどで、推定3兆円近くを負担して既に解決済みだった。
ところが、ドイツ本国では、エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムの更新や、ほとんど効果があり得そうもない安価な付加物を付けるという、小手先だけのリコール処理だけで済ませていたのだ。つまり、検査時にしか排ガスを浄化していなかったことによる、燃費やドライバビリティは、常時排ガス制御を行うことで確実に悪化するだろう。VWを信じて車両購入した26万人の集団訴訟者に対し、今回総額約1千億円の保証金を支払うことで和解したというものだ。これは、購入額の15%をがまん料としてVWが支払うことになったということの様だ。
なお、ドイツ以外の欧州全域では、以前訴訟は続いているという。ゴマカシの咎めは大きいのだが当然のことだろう。それとと共に、マスコミや自動車雑誌(本当に雑なゴミ誌)は事件以来忘れた振りしているが、明記しておきたいのは、VWは確信犯的詐欺犯罪者だというブランドの失墜だ。拙人の、良心に育まれたクルマ作りをしていたというVWに対するブランド意識は霧散した。
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排ガス不正、独でも補償=1000億円で和解―VW
【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は28日、独国内の排ガス不正車の購入者による集団訴訟で、総額8億3000万ユーロ(約1000億円)の補償金を支払うことで和解した。不正発覚の端緒となった米国では既に、対象車の買い戻しなど補償に応じたが、独国内ではリコール(回収・無償修理)対応のみで補償に応じなかったため、2018年に消費者団体の主導で提訴されていた。
訴訟には約26万人が参加。購入額の約15%をVWが補償金として支払うことで和解した。
02/29 00:46 時事通信社
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このドイツの排ガス詐欺は、内容的には米国とまったく同様の作為がなされていたのだが、米国では、2兆円を越える制裁金や、販売済み車両の買い戻しなどで、推定3兆円近くを負担して既に解決済みだった。
ところが、ドイツ本国では、エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムの更新や、ほとんど効果があり得そうもない安価な付加物を付けるという、小手先だけのリコール処理だけで済ませていたのだ。つまり、検査時にしか排ガスを浄化していなかったことによる、燃費やドライバビリティは、常時排ガス制御を行うことで確実に悪化するだろう。VWを信じて車両購入した26万人の集団訴訟者に対し、今回総額約1千億円の保証金を支払うことで和解したというものだ。これは、購入額の15%をがまん料としてVWが支払うことになったということの様だ。
なお、ドイツ以外の欧州全域では、以前訴訟は続いているという。ゴマカシの咎めは大きいのだが当然のことだろう。それとと共に、マスコミや自動車雑誌(本当に雑なゴミ誌)は事件以来忘れた振りしているが、明記しておきたいのは、VWは確信犯的詐欺犯罪者だというブランドの失墜だ。拙人の、良心に育まれたクルマ作りをしていたというVWに対するブランド意識は霧散した。
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排ガス不正、独でも補償=1000億円で和解―VW
【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は28日、独国内の排ガス不正車の購入者による集団訴訟で、総額8億3000万ユーロ(約1000億円)の補償金を支払うことで和解した。不正発覚の端緒となった米国では既に、対象車の買い戻しなど補償に応じたが、独国内ではリコール(回収・無償修理)対応のみで補償に応じなかったため、2018年に消費者団体の主導で提訴されていた。
訴訟には約26万人が参加。購入額の約15%をVWが補償金として支払うことで和解した。
02/29 00:46 時事通信社
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