今回はあまり知られていない、淡島にイエスタディ(の碑)とフェラーリ(の間)があることを紹介してみます。それぞれは、写真1淡島マップ内のそれぞれにあります。
1.淡島のイエスタディ
イエスタディと聞くとビートルズの1965年発表作(ポール・マッカートニーが単独で作詞作曲とのこと)を思い浮かべますが、これはフランスのシンガーソングライターたる「シャルル・アズナブール」の詩を和訳した石版の様です。
この石版は島の南側に位置する外周遊歩道の崖側にひっそりとあります。海の方ばかり見れていると知らずに通り過ぎてしまうという感じです。石版の大きさは、縦1.5m横0.9程のそれほど大きくない石板に掘られた英語原文の日本語訳ですが、翻訳には設置者(淡島ホテル設置総指揮者)の思いが込められていると想像します。
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イエスタディ 若き頃
イエスタディ 若き頃 人生を楽しく甘く味わった
舌に感じる雨のように 人生をばかばかしいゲ-ムとからかうなど
ちょうど夜風が蝋燭の炎をからかうように
無数に見た夢も 華麗な計りごとも
すべて崩れやすい砂の上で 長持ちするように築きあげていた
私は太陽と共に生きた 昼間の明かりと共に
今になって やっと歳月がすぎていったのに気付いた
イエスタディ若き頃 沢山の楽しい歌がうたわれるのを待っていた
喜びへと いざなってくれたあらゆる道が 私を迎えていた
私の目は眩んで 苦しみなど見ようともしなかった
あまりにも早く走り過ぎて 青春の時間はついに つかい果たしてしまった
人生は何なのか と立ち止って 考えたこともなかった
そして今 思い出せる会話は すべて自分のことについてだけ
イエスタディ 月も青く見えた
そして忙しい毎日には 何か新しいことがあった
青春を魔法の杖のように使い
将来の無駄や虚しさをを感じることはなかった
うぬぼれ 横柄な態度で 恋もしたが
燃やした炎は あまりにも早く消えてしまった
友達も皆なぜか遠ざかってしまい
幕を降ろすとき ステ-ジに立っているのは自分だけになってしまった
私の中には うたってもらえぬ歌が沢山あり 苦い涙を舌に感じる
ついに 自分の若き頃のおかえしをしなければならない時がきた
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この詩はフランスの歌手(シンガーソングライター)、「シャルル・アズナブール」が1964年に作ってヒットさせた曲「Yesterday when I was young」(邦題は「帰り来ぬ青春」)を訳したものの様です。彼(Charles Aznavour)の歌のYoutubeリンクと原文と引いておきます。
Charles Aznavour-Yesterday When I was Young (lyrics)
https://www.youtube.com/watch?v=SpJLtQmIv4o
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Yesterday when I was young,
The taste of life was sweet as rain upon my tongue,
I teased at life as if it were a foolish game,
The way the evening breeze may tease a candle flame;
The thousand dreams I dreamed,
The splendid things I planned I always built, alas,
on weak and shifting sand;
I lived by night and shunned the naked light of day
And only now I see how the years ran away.
Yesterday
When I was young, So many drinking songs were waiting to be sung,
So many wayward pleasures lay in store for me
And so much pain my dazzled eyes refused to see,
I ran so fast that time and youth at last ran out,
I never stopped to think what life was all about
And every conversation I can now recall concerned itself with me,
and nothing else at all.
Yesterday the moon was blue,
and every crazy day brought something new to do,
I used my magic age as if it were a wand,
and never saw the waste and emptiness beyond;
The game of love I played with arrogance and pride
and every flame I lit too quickly, quickly died;
The friends I made all seemed somehow to drift away
And only I am left on stage to end the play.
There are so many songs in me that won't be sung,
I feel the bitter taste of tears upon my tongue,
The time has come for me to pay
for Yesterday When I was Young.
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2.淡島のフェラーリ
フェラーリと聞くとイタリアの高級高性能スポーツカーを思い浮かべる訳ですが、ここでのそれは、まったくクルマとは関係ないイタリアのワイナリーです。wikiの解説では、「フェッラーリ(Ferrari)は、イタリア、トレンティーノ=アルト・アディジェ州トレント県に本社を置くワイナリーである。」と冒頭に記してあります。
このフェラーリがあるのは。淡島ホテル内2Fにある「サンセットラウンジ」というちょっと小粋なコーナーなのです。なお、サンセットラウンジ内から「海軍桟橋」方向を見た景色を載せておきます。
淡島ホテルでは、島を一周できる遊歩道がホテル設立時に整備された様ですが、ホテルの真裏を貫くトンネルまでが作られています。そのトンネルの中央部付近にホテル用のワインセラー(収蔵庫)が設置されています。
1.淡島のイエスタディ
イエスタディと聞くとビートルズの1965年発表作(ポール・マッカートニーが単独で作詞作曲とのこと)を思い浮かべますが、これはフランスのシンガーソングライターたる「シャルル・アズナブール」の詩を和訳した石版の様です。
この石版は島の南側に位置する外周遊歩道の崖側にひっそりとあります。海の方ばかり見れていると知らずに通り過ぎてしまうという感じです。石版の大きさは、縦1.5m横0.9程のそれほど大きくない石板に掘られた英語原文の日本語訳ですが、翻訳には設置者(淡島ホテル設置総指揮者)の思いが込められていると想像します。
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イエスタディ 若き頃
イエスタディ 若き頃 人生を楽しく甘く味わった
舌に感じる雨のように 人生をばかばかしいゲ-ムとからかうなど
ちょうど夜風が蝋燭の炎をからかうように
無数に見た夢も 華麗な計りごとも
すべて崩れやすい砂の上で 長持ちするように築きあげていた
私は太陽と共に生きた 昼間の明かりと共に
今になって やっと歳月がすぎていったのに気付いた
イエスタディ若き頃 沢山の楽しい歌がうたわれるのを待っていた
喜びへと いざなってくれたあらゆる道が 私を迎えていた
私の目は眩んで 苦しみなど見ようともしなかった
あまりにも早く走り過ぎて 青春の時間はついに つかい果たしてしまった
人生は何なのか と立ち止って 考えたこともなかった
そして今 思い出せる会話は すべて自分のことについてだけ
イエスタディ 月も青く見えた
そして忙しい毎日には 何か新しいことがあった
青春を魔法の杖のように使い
将来の無駄や虚しさをを感じることはなかった
うぬぼれ 横柄な態度で 恋もしたが
燃やした炎は あまりにも早く消えてしまった
友達も皆なぜか遠ざかってしまい
幕を降ろすとき ステ-ジに立っているのは自分だけになってしまった
私の中には うたってもらえぬ歌が沢山あり 苦い涙を舌に感じる
ついに 自分の若き頃のおかえしをしなければならない時がきた
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この詩はフランスの歌手(シンガーソングライター)、「シャルル・アズナブール」が1964年に作ってヒットさせた曲「Yesterday when I was young」(邦題は「帰り来ぬ青春」)を訳したものの様です。彼(Charles Aznavour)の歌のYoutubeリンクと原文と引いておきます。
Charles Aznavour-Yesterday When I was Young (lyrics)
https://www.youtube.com/watch?v=SpJLtQmIv4o
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Yesterday when I was young,
The taste of life was sweet as rain upon my tongue,
I teased at life as if it were a foolish game,
The way the evening breeze may tease a candle flame;
The thousand dreams I dreamed,
The splendid things I planned I always built, alas,
on weak and shifting sand;
I lived by night and shunned the naked light of day
And only now I see how the years ran away.
Yesterday
When I was young, So many drinking songs were waiting to be sung,
So many wayward pleasures lay in store for me
And so much pain my dazzled eyes refused to see,
I ran so fast that time and youth at last ran out,
I never stopped to think what life was all about
And every conversation I can now recall concerned itself with me,
and nothing else at all.
Yesterday the moon was blue,
and every crazy day brought something new to do,
I used my magic age as if it were a wand,
and never saw the waste and emptiness beyond;
The game of love I played with arrogance and pride
and every flame I lit too quickly, quickly died;
The friends I made all seemed somehow to drift away
And only I am left on stage to end the play.
There are so many songs in me that won't be sung,
I feel the bitter taste of tears upon my tongue,
The time has come for me to pay
for Yesterday When I was Young.
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2.淡島のフェラーリ
フェラーリと聞くとイタリアの高級高性能スポーツカーを思い浮かべる訳ですが、ここでのそれは、まったくクルマとは関係ないイタリアのワイナリーです。wikiの解説では、「フェッラーリ(Ferrari)は、イタリア、トレンティーノ=アルト・アディジェ州トレント県に本社を置くワイナリーである。」と冒頭に記してあります。
このフェラーリがあるのは。淡島ホテル内2Fにある「サンセットラウンジ」というちょっと小粋なコーナーなのです。なお、サンセットラウンジ内から「海軍桟橋」方向を見た景色を載せておきます。
淡島ホテルでは、島を一周できる遊歩道がホテル設立時に整備された様ですが、ホテルの真裏を貫くトンネルまでが作られています。そのトンネルの中央部付近にホテル用のワインセラー(収蔵庫)が設置されています。