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9年前のまったく反省心ない大坪元検事の姿

2023-04-14 | コラム
9年前のまったく反省心ない大坪元検事の姿
 この人物は大坪弘道(元大阪地検特捜部長・懲戒免職 70)だか、冤罪の厚生省官僚を逮捕起訴して5ヶ月余を勾留し
起訴したのだが、この一審審理から主任検事(当該事件のリーダー役)の前田恒彦が証拠のフロッピーディスクの日付を改竄していたことが発覚、当該前田は証拠隠滅の罪で逮捕され懲役1年6月の実刑判決が確定した。なお、この前田の上司となる大坪部長検事他副部長検事も犯人隠避で逮捕起訴され、懲役1年6月執行猶予3年の判決が下された。しかし,大坪はこれを不服として上告したが、高裁で棄却され、刑が確定した。この高裁決定直後の記者会見をYoutubeで見たのだが、なんとまあ、まったく反省心なく、持論をまくし立てる姿は、やはりこれが検事の姿なのかと唸らざるを得ない。

 つまり、法の理念は、無罪確定までの被疑者はあくまで推定無罪として扱われるのだが、ある程度の疑念とか状況証拠の時点で、検事の取り調べ実態は有罪前提で自白を求める審問を行い落とす(自白させる)という悪癖が常に漂うということが数々の書籍で述べられている。この大坪も過去の検事活動において、そういう取り調べを繰り返して行って来たのだろう。

 そもそも、証拠のフロッピー日付を改竄した前田も、大坪も含め検察組織として、この起訴した訴訟を何が何でも有罪にしなければならないという一心でことに及んだのだろうと思える。この改竄を大坪が命令していたのなら、大坪が証拠隠滅の主犯となるのだが、そこまではないにしても、その介在を知り得る立場にあって、黙していたとなれば、その権限とか立場から、罪は重いと云わざるを得ないだろう。

 この件で、有罪判決を受けた者の司法資格が執行猶予期間の経過で回復すると云うのは解せないといいう思いを持つ。つまり、現在の大坪は弁護士となっているのだが、そもそも有罪判決者は司法免許は失効させるべきではないだろうか。実際のところ。、医師免許の場合であれば免許は失効なされる場合もあるし、運転免許など一定の要件で失効させられた者は数多く存在するのだ。それが、高度な社会正義に関わる司法資格が失効なされないというのは、違和感を感じるところだ。

 なお、弁護士になるためには、弁護士自治組織となる弁護士会による承認が必用なのだが、大坪は一度は不承認だったものの、それから経過した再度の申請により承認されているのだが、そもそも司法資格が失効するとすれば、この様な問題も生じないのだが。

大坪元特捜部長ら二審も有罪/判決後に大坪被告が弁護団と会見(約32分)
videonewscom 9 年前 プレスクラブ (2013年09月25日)
https://www.youtube.com/watch?v=hOWKfHb2mKg&t=1513s


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