海自潜水手当不正額、1000万円増か 処分者以外に関与も公表せず
7/19(金) 10:27配信 産経新聞
防衛省=12日午前、東京都新宿区(松井英幸撮影)
海上自衛隊の潜水手当不正受給で、防衛省は19日、潜水部隊の隊員らによる不正受給額が、公表していた約4300万円より1千万円近く増える可能性があることを明らかにした。12日の公表時には処分対象ではない依願退職者らの受給額を参入していなかった。海自の捜査機関である警務隊が元隊員4人を逮捕していたことも判明。7月12日としていた処分日以前に複数隊員を処分していたことも明かした。
防衛省は12日、潜水部隊の隊員ら65人が総額4300万円を不正に受給し、処分したと発表。しかし、処分前に依願退職するなどした元隊員6人の受給額345万円と、懲戒処分手続きが途中で未処分の隊員8人の受給額約700万円を算入していなかった
海自は不正受給を令和4年9月に把握。5年4月に1人、同11月に2人を懲戒免職にした上、退職していた元隊員1人を合わせた計4人を同月、警務隊が詐欺容疑などで逮捕した。4人は横浜地検横須賀支部へ身柄付き送致したが、既に被害金を全額返済したことなどから同12月にいずれも起訴猶予処分となった。
これとは別に退職が見込まれた元隊員2人を昨年3月と同6月に懲戒処分にしたことも明らかにした。
また、海自基地内での不正飲食についても処分者22人には昨年3、7、8、9の各月に行った処分者が含まれていた。
防衛省の三貝哲人事教育局長(19日付けで退職)は同日、報道各社の取材に対し、「把握した内容を出来るだけ詳しく伝えるべきだった。隠す意図はない」と釈明。処分日が誤っていた点は「確認が不十分だった」と述べた。
#海自潜水手当不正額、1000万円増か
7/19(金) 10:27配信 産経新聞
防衛省=12日午前、東京都新宿区(松井英幸撮影)
海上自衛隊の潜水手当不正受給で、防衛省は19日、潜水部隊の隊員らによる不正受給額が、公表していた約4300万円より1千万円近く増える可能性があることを明らかにした。12日の公表時には処分対象ではない依願退職者らの受給額を参入していなかった。海自の捜査機関である警務隊が元隊員4人を逮捕していたことも判明。7月12日としていた処分日以前に複数隊員を処分していたことも明かした。
防衛省は12日、潜水部隊の隊員ら65人が総額4300万円を不正に受給し、処分したと発表。しかし、処分前に依願退職するなどした元隊員6人の受給額345万円と、懲戒処分手続きが途中で未処分の隊員8人の受給額約700万円を算入していなかった
海自は不正受給を令和4年9月に把握。5年4月に1人、同11月に2人を懲戒免職にした上、退職していた元隊員1人を合わせた計4人を同月、警務隊が詐欺容疑などで逮捕した。4人は横浜地検横須賀支部へ身柄付き送致したが、既に被害金を全額返済したことなどから同12月にいずれも起訴猶予処分となった。
これとは別に退職が見込まれた元隊員2人を昨年3月と同6月に懲戒処分にしたことも明らかにした。
また、海自基地内での不正飲食についても処分者22人には昨年3、7、8、9の各月に行った処分者が含まれていた。
防衛省の三貝哲人事教育局長(19日付けで退職)は同日、報道各社の取材に対し、「把握した内容を出来るだけ詳しく伝えるべきだった。隠す意図はない」と釈明。処分日が誤っていた点は「確認が不十分だった」と述べた。
#海自潜水手当不正額、1000万円増か