写真1および2は、最近撮影したベンツのサイドウインドウモールディング部のものだ。遠目には判らないが、至近だとモール部の表面に「うろこ」状の腐食痕が表出している。この鱗を消そうと、塗装用のコンパウンドで研磨作業を行うが、なかなか除去できないというのが実態のことは、経験した者なら知るところだろう。
この様に、従来から欧州車のドアベルトモールやルーフドリップモールは、何故かツヤ引けやウロコ状の腐食痕を生じやすい車種が多い。私が知るだけでもBMW、VW、アウディ、ジャガー等々、同様の症状を呈している車両を多く見掛ける。
私の愛車のBMW(E46)も5年程乗っていたが、同様の症状を発していた。そこで、ネットで見つけた磨き剤を2種類程試してみたが、正直云ってあまり効果があいというのが結論だ。(相当長時間を掛ければそれなりの磨き効果はあると思うが、いかにせよ労力が掛かり過ぎる。)
今回紹介する方法は、抜群の効果で、前後ドアのベルトモールとルーフドリップモールの片側3点で約30分の作業時間で、ピカピカモールが復活できる。(写真14枚)
01 2020年撮影の新しいベンツ2ドアクーペ
02 同上のモールアップ写真
03 試してみたモール磨き剤(その1) 時間を掛ければ効果はあるが、その労力と時間が大変過ぎる。確か、5千円程したが・・・。... 07/07/16
04 試してみた磨き剤(その2) 先の001と同様。確か、3千円程したが・・・。... 07/08/17
05 今回ご紹介する磨き作業に使用する小型バフ。一般的なホームセンターで売っている。 07/07/23
06 小型バフの拡大写真。価格は700円程。 07/07/23
07 小型バフの裏面。中心部にシャフトを固定するネジが切ってある。 07/07/23
08 小型バフに装着するシャフト。価格は100円程。 07/07/23
09 小型バフに装着するシャフトの拡大写真。これをバフに装着し、そして、電動モーターで回転させる。 07/07/23
10 磨き剤です。何種類か並んでいましたがステンレス磨き用の「青棒」というものを選択。価格は650円だった。 07/07/23
11 「青棒」の拡大写真。用途は、ステンレス、金属、クロムメッキと記される。... 07/07/23
12 磨き作業の実際。ドアベルトモールの横面を磨いているところだ。なお、周辺はマスキングテープで塗装面等の保護を行う。 07/08/17
13 磨き作業の実際その2。ドアベルトモールの上面を磨いているところ。なお、周辺はマスキングテープで塗装面等の保護を行う。また、ここでは電動ドリルを使用しているが、エアドリルでも良いだろう。07/08/17
13 磨き剤「青棒」をバフに付着させているところ。「青棒」は堅いのでドリルを回転させながら、バフ面に擦り付ける。 磨き剤を、適宜繰り返し付着させ、磨き作業を継続する。... 07/07/23
補足
欧州車系のモールは地金がアルミで、その上にニッケルメッキ、そしてクロームメッキをコートしている様だ。ピカピカのクローム感を出すにはクローム層を厚くすれば光輝感は高まるが、しっとりとした鈍い光輝感のために、ニッケル分を多くした表層にしているのが欧州車モールのメッキ処理と想像する。そこで、そのニッケルがどうやらウロコ状の腐食を生じ易いと思える。
この様に、従来から欧州車のドアベルトモールやルーフドリップモールは、何故かツヤ引けやウロコ状の腐食痕を生じやすい車種が多い。私が知るだけでもBMW、VW、アウディ、ジャガー等々、同様の症状を呈している車両を多く見掛ける。
私の愛車のBMW(E46)も5年程乗っていたが、同様の症状を発していた。そこで、ネットで見つけた磨き剤を2種類程試してみたが、正直云ってあまり効果があいというのが結論だ。(相当長時間を掛ければそれなりの磨き効果はあると思うが、いかにせよ労力が掛かり過ぎる。)
今回紹介する方法は、抜群の効果で、前後ドアのベルトモールとルーフドリップモールの片側3点で約30分の作業時間で、ピカピカモールが復活できる。(写真14枚)
01 2020年撮影の新しいベンツ2ドアクーペ
02 同上のモールアップ写真
03 試してみたモール磨き剤(その1) 時間を掛ければ効果はあるが、その労力と時間が大変過ぎる。確か、5千円程したが・・・。... 07/07/16
04 試してみた磨き剤(その2) 先の001と同様。確か、3千円程したが・・・。... 07/08/17
05 今回ご紹介する磨き作業に使用する小型バフ。一般的なホームセンターで売っている。 07/07/23
06 小型バフの拡大写真。価格は700円程。 07/07/23
07 小型バフの裏面。中心部にシャフトを固定するネジが切ってある。 07/07/23
08 小型バフに装着するシャフト。価格は100円程。 07/07/23
09 小型バフに装着するシャフトの拡大写真。これをバフに装着し、そして、電動モーターで回転させる。 07/07/23
10 磨き剤です。何種類か並んでいましたがステンレス磨き用の「青棒」というものを選択。価格は650円だった。 07/07/23
11 「青棒」の拡大写真。用途は、ステンレス、金属、クロムメッキと記される。... 07/07/23
12 磨き作業の実際。ドアベルトモールの横面を磨いているところだ。なお、周辺はマスキングテープで塗装面等の保護を行う。 07/08/17
13 磨き作業の実際その2。ドアベルトモールの上面を磨いているところ。なお、周辺はマスキングテープで塗装面等の保護を行う。また、ここでは電動ドリルを使用しているが、エアドリルでも良いだろう。07/08/17
13 磨き剤「青棒」をバフに付着させているところ。「青棒」は堅いのでドリルを回転させながら、バフ面に擦り付ける。 磨き剤を、適宜繰り返し付着させ、磨き作業を継続する。... 07/07/23
補足
欧州車系のモールは地金がアルミで、その上にニッケルメッキ、そしてクロームメッキをコートしている様だ。ピカピカのクローム感を出すにはクローム層を厚くすれば光輝感は高まるが、しっとりとした鈍い光輝感のために、ニッケル分を多くした表層にしているのが欧州車モールのメッキ処理と想像する。そこで、そのニッケルがどうやらウロコ状の腐食を生じ易いと思える。