BMWミニ R50系 オイル漏れ修理
BMWがミニのブランドを買い取りBMWミニとして作り始めた最初のモデルがR50系だ。このクルマに搭載されるエンジンは、W11B16A となるが、NAとイートン社のSC付きの2種がある。どちらも、清浄なオイルメンテさえしていれば、それ程トラブルの多いエンジンではない様に思えるが、オイル漏れが若干多いかなと思える。
そのオイル漏れだが、エンジン後ろ側のオイルフィルターBKTとブロック間およびSC付きでは、そこに水冷のオイルクーラーが付くが、そのオイルクーラー間の何れもOリングが硬化してしまい気密不良を起こしている場合を経験する。
ただし、エンジン後部付近のオイル漏れの場合、R50系は油圧ポンプをモーターで駆動する半電動PSを採用しているが、この電動ポンプもオイル漏れしている場合が多いので見極める必用があるだろう。
また、オイル漏れというと、とかく漏れたオイルが下部に流れ落ち、オイルパン周辺に滴る場合が多いが、まずは下部に漏れている場合は、その上を点検してみるという見極めが大事だと思える。今回の場合でも、かなり過走行していることもあるが、オイルバン廻りのオイル汚損は酷く、フロントタイミングケース付近だとか、ブロック前面も全般にオイル付着による汚れの堆積は多い。ただし、そこが湿っている程度で、オイルで塗れていないという場合は、走行中のエンジンルーム内の風の動きなどで、オイルが飛散した結果として、そこに汚れが堆積している場合が多く、それらに惑わされず、今現にオイルで塗れているという部分を見極める目が必用なのだが、とりあえずオイルパンみたいな安易な判断をしている場合が結構ある様に感じられる。
なお、昔のクルマでは、パッキンというと、部品間にガスケットが挟まっていて、ボルトの締結力で押さえ込んでいたのだが、昨今は部品に凹型の溝があり、そこにOリングが填まり込んで、定格トルク以上のボルト張力を与えたからといって、オイル漏れが止まることはない。Oリングが何時までも硬化せず、軟性を保っていてくれれば、オイル漏れは起きないのだが、どうも欧州車の樹脂やラバー部品(石油化学製品)は、長期間での硬化だとか脆化に弱いと感じる。今回の該当部のOリング類も、とても軟質のゴムという感じではなく、固いプラスチック様の状態になっていた。
なお、FF車の特にエンジン後ろ側あスペースが少なく、点検するにも整備するにも、非常にやり難いのだが、本オイルフィルターBKT部もM8ボルト(頭部平面幅13mm)3本で固定されているだけだが、ボルトが直接見えないとか、スペースが少なく、ソケット長を色々工夫したりして何とか緩め、また締めることができたというものだ。エンジンが降りている状態なら、僅か5分の作業だが、付随的にドライブシャフトや、リヤエンジンマウント、オイルクーラーへ行くホースを外したりと付随的な作業がやたら増えてしまったことも大きな要因だ。
BMWがミニのブランドを買い取りBMWミニとして作り始めた最初のモデルがR50系だ。このクルマに搭載されるエンジンは、W11B16A となるが、NAとイートン社のSC付きの2種がある。どちらも、清浄なオイルメンテさえしていれば、それ程トラブルの多いエンジンではない様に思えるが、オイル漏れが若干多いかなと思える。
そのオイル漏れだが、エンジン後ろ側のオイルフィルターBKTとブロック間およびSC付きでは、そこに水冷のオイルクーラーが付くが、そのオイルクーラー間の何れもOリングが硬化してしまい気密不良を起こしている場合を経験する。
ただし、エンジン後部付近のオイル漏れの場合、R50系は油圧ポンプをモーターで駆動する半電動PSを採用しているが、この電動ポンプもオイル漏れしている場合が多いので見極める必用があるだろう。
また、オイル漏れというと、とかく漏れたオイルが下部に流れ落ち、オイルパン周辺に滴る場合が多いが、まずは下部に漏れている場合は、その上を点検してみるという見極めが大事だと思える。今回の場合でも、かなり過走行していることもあるが、オイルバン廻りのオイル汚損は酷く、フロントタイミングケース付近だとか、ブロック前面も全般にオイル付着による汚れの堆積は多い。ただし、そこが湿っている程度で、オイルで塗れていないという場合は、走行中のエンジンルーム内の風の動きなどで、オイルが飛散した結果として、そこに汚れが堆積している場合が多く、それらに惑わされず、今現にオイルで塗れているという部分を見極める目が必用なのだが、とりあえずオイルパンみたいな安易な判断をしている場合が結構ある様に感じられる。
なお、昔のクルマでは、パッキンというと、部品間にガスケットが挟まっていて、ボルトの締結力で押さえ込んでいたのだが、昨今は部品に凹型の溝があり、そこにOリングが填まり込んで、定格トルク以上のボルト張力を与えたからといって、オイル漏れが止まることはない。Oリングが何時までも硬化せず、軟性を保っていてくれれば、オイル漏れは起きないのだが、どうも欧州車の樹脂やラバー部品(石油化学製品)は、長期間での硬化だとか脆化に弱いと感じる。今回の該当部のOリング類も、とても軟質のゴムという感じではなく、固いプラスチック様の状態になっていた。
なお、FF車の特にエンジン後ろ側あスペースが少なく、点検するにも整備するにも、非常にやり難いのだが、本オイルフィルターBKT部もM8ボルト(頭部平面幅13mm)3本で固定されているだけだが、ボルトが直接見えないとか、スペースが少なく、ソケット長を色々工夫したりして何とか緩め、また締めることができたというものだ。エンジンが降りている状態なら、僅か5分の作業だが、付随的にドライブシャフトや、リヤエンジンマウント、オイルクーラーへ行くホースを外したりと付随的な作業がやたら増えてしまったことも大きな要因だ。