私の思いと技術的覚え書き

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あぁ!この国はどうなっているのか【嘆き】

2011-06-13 | コラム
 今次原発事故の凄まじさを国民皆が感じつつ、即日原発を止め廃炉に向かおうという様子は見られません。その理由の一つとして、電力需要の30%弱を原子力発電で生み出しており、何れは代替エネルギーに切り替えて行くにしても、即日停止なんてとてもできないことと喧伝されています。

 私が今次原発事故以前から信頼を寄せる数名の科学者の方々は、予てから原子力発電所をすべて止めても十分電力需要は担えるのだと否の理由を唱えているのです。

 その理由とは、現在原子力が30%の電力シェアを占めるというが、原子力発電所の特性として起動、停止が困難なことにより、定期点検間を最優先で稼働させていることにあるのだと云います。政府関係省庁が発表してきた既存のデータによれば、既存火力発電所の稼働率は50%に留まっており、全原発を止めても十二分にに余力はあるのだと説明しているのです。

 それが証拠に2003年の夏期にに東京電力管内の全原発が停止したことがあったが、今回みたいな計画停電だとかいう話も出なかったのだとしているのです。

 それと、先日のニュースで報じられたことですが、大坂の橋下(はしもと)知事が、関西電力の15%節電要請を拒否したといいます。その理由を知事曰く、「何度も根拠を求めているのに、納得できる説明がない」ということです。頭の良い元気な知事だと感じますが、電力会社に対する不信が高まる話だと感じます。

 今、ドイツでは原発の停止を停止を決定し、イタリアでは停止の国民投票が始まったと報じられています。こんなことを思うと、『あぁ!この国はどうなっているのだろう』・・・と嘆かずにはいられません。



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