私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

内向きの時代を憂う

2010-04-09 | コラム
 過日、他の議員の投票スイッチを押したという、前代未聞の呆れた国会議員が辞職しました が、これは辞めれば済む様な話ではないと感じます。これは重大な犯罪に該当するのではないかと思うのは、決して私ばかりではないと思います。
 しかし、この様な呆れた議員を当選させたのも国民の責任が多であり、低迷し続ける投票率を なんとしても向上させて行かなければならない問題なのでしょう。
 政治不信が叫ばれて久しいのですが、今回の様な呆れた事件は別にしても、議員達がただ 政敵を攻撃(口撃)することにのみに汲々と腐心している姿を垣間見ることが多すぎる様に感じます。もっと天下国家を憂い論じ、改革して行く議員が増えなければいけないはずです。
 この様な議員達の、ある意味『内向きな思考』を憂うのですが、この傾向は官僚組織や民間会 社においてさえ、まったく同様だと感じられます。私自身の経験でも、近年の『コンプライアンス』のトレンドか過度に先行してしまった結果、『為にする仕事』が増え過ぎて来たと感じられます。
 私もアジャスターという名のサラリーマン生活を辞めて2年近くを経ました。そんなアジャスター時代をを思い返すと、外と満足な交渉をしないまま提出するレポート(報告書)だけをデコレーション(飾る)する先輩や同僚、後輩達の多さを嘆いて来ました。そんな報告書が作られるのも、能力の欠けた指導者達がただただ安易にコメントを書けだとか間違った指導をしたり、まるで実態に不整合な報告書の評価の仕方にあるのだろう感じます。私は往時、後輩に「なんで写真にこんな沢山のコメントを記入するんだ。そんな時間があったら交渉して、もっと理想に近づける努力をしろ!」などと生意気に吠え散らしたこともありますが、それも今や昔の話であり、私には関わりのないことです。
 こんなことでは、真っ当な日本国家が築けるはずがないし、会社においても真の顧客サービスなど達成されるはずないと思うのは私ばかりでしょうか。



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