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どうしてガードレール下に入り込めたのか?

2021-12-29 | 事故と事件
どうしてガードレール下に入り込めたのか?
 自称交通事故研究家として、添付写真を見て「ギョッ」として、どうしてこういう状態が起こり得たのだろうかと首を捻る。それにしても車両の、左右側面を構成するルーフサイド部は目立って変形しておらず、車両の前部が潰れているだが、車体を串崎にしたかの様にガードレールが貫通している。


 そんな意見を持ちつつ、同事故を別の角度から写した写真があるだろうとNet検索したところ、直ちにその理由が説明できる写真が見つかった。そして、この事故だが、ある意味ガードレールの設置法に、極めて大きな欠陥が内在されており、乗用車などの比較的背が低く軽い車ほど、今回と同様の事故になるリスクを含んでいることが判るのだ。

 つまり、当該ガードレールは、応急仮設的に設置したものであって、その支柱となるガードレールを保持する杭が、道路に埋め込まれ固定されておらず、支柱下部にコンクリート製の立方体の重りのみで構成されているということだ。


 この86の運転車は本事故の瞬間、助手席側に伏せる様な姿勢で、極力体がダッシュボード上にでない様な姿勢が取れる間があったら助かっただろう。しかし、運転車が生きていても、ガードレールに衝突するまでは覚えているだろうが、その後に生じた、ガードレールの跳ね上げと、その下に入り付き進む自体まではタイムラグない一連の事象で、その様な回避行動が取れなかったというのも無理はないだろう。

 ただし、事故の責任は運転車の操作ミスなどに収束することになるが、事故の結果責任という視点で考えると、このガードレールの設置者(国、県、市、高速道路企業の何れか)に相当な損害賠償責任を問える問題を内在しているとみるべきだろう。

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ガードレールに車衝突し大破 天井潰され…男性死亡
12/29(水) 11:59配信 テレビ朝日系(ANN)
 神奈川県茅ケ崎市の高速道路で、スポーツタイプの乗用車がガードレールに衝突してガードレールに挟まり、運転していた20代とみられる男性が死亡しました。

 警察によりますと、29日午前6時20分ごろ、新湘南バイパス下り、茅ケ崎海岸インターチェンジ付近で、スポーツタイプの乗用車が右側のガードレールに衝突しました。

 その勢いで乗用車はガードレールの下の隙間に挟まり、運転席の天井部分が押しつぶされました。

 乗っていたのは運転手の20代とみられる男性1人で、搬送先の病院で死亡しました。

 現場は、高速道路の本線から出口に向かう、2車線から1車線に狭まる道です。

 警察は、男性が何らかの原因でハンドル操作を誤ったとみています。


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