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現世は論理矛盾に満ち溢れている

2023-06-08 | コラム
現世は論理矛盾に満ち溢れている
 古来からのことだろうが、特に権力者が平民たる民衆に強いる発言には論理矛盾に満ち溢れていると感じる。
 昨今の話しでは、デジタル庁大臣とか云う某太郎などの発現を着ていると、メリット(実際はメリットでないのだが)だけを主張して、デメリットには一切言及せず、だから良いのだと臆面もなく言い張る。こういう発現の真理は、本来はそれなりに正義感を持つジャーナリズムとか研究者が、おかしいじゃないかと追及すべきなのだが、正にゴミメディアは無言とか忖度して祭り上げてしまう。そして、国会審議となると、最初から結論ありきの官僚政策とか利権が絡む政治家の思惑通り可決してしまう。

 こういう論理矛盾の言葉は、詐欺師とか余程正義感ない人物しか普通は自信を持った様に云えないのであって、後刻それが間違いだったと客観的に知らされたら、それなりの恥を自ら悟って切腹など処置してきたのだが古来武士の美徳だったのだが、今や間違いが公衆の面前で証明されようとも、言葉を左右して誤魔化そうとして恥じる素振りもない。

 昔なら、情報伝達が遅延したりクチコミででしか情報は拡散しないので、現在の様に世の政治不信から生み出された政治の無関心という投げだし行為により、真相がバレそのことが歴史上でなから確定するのに100年を要した。ところが、現在のネット社会では、余程忖度ジャーナリズムより正義感に満ち溢れる論者は存在するから、たちまちその論理矛盾ウソはばれる。ただし、ネット情報は、種々雑多な意見がノイズとして混入することもあるし、権力者はあえて欺瞞情報を恣意的にネット上にバラまき民意のベクトルを偏向させようと図る。これは、ミサイルで狙われたとき、対電波追尾ミサイルなら、チャフというアルミ細片を放出したり、対熱源追尾ミサイルならフレアーという熱源放出により追尾ミサイルのベクトルを逸らすのと似ている。

 ここで考えなければならないのは、個々人の情報力は限られ狭い範囲にならざるを得ないのだが、メタとしての情報から如何に正しい情報を抜き出し正解として確信するかという知恵たる情報処理能力だろう。情報処理と大げさに考えなくとも、情報の出所だとか、その情報提供者の過去の実績とか、感と云えるものが大切となると思えるが、要は論理、すなわり筋が通る話しかどうかがポイントになると思える。


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