【過去の紀行文】移動式クレーン教習の受講体験記
あれほど暑かった今年の夏もやっと終焉を迎えつつある様子でホッとしているのは皆様同様かと思います。
さて、8月の終わりに遅めの夏休みを取りましたが、おもしろ半分に移動式クレーンの教習を受けてみましたので、そのことを若干レポートしてみたいと思います。
教習の総日数6日間でしたが、特に実技教習では初めてのクレーン操作に、大変好奇心を持って参加しました。クレーン動作の基本となのは、巻き上げ・下げ、ブームの上げ下げ(起伏といいます)、旋回の3つとなります。従って、これら3つの動作をさせる3本の操作レバーを操れば良いのですが、やってみるとこれがなかなか一筋縄では行かないのです。というは、釣り荷は、ブーム先端から数十メートル下に釣り下げられているのですが、旋回や起伏のちょっと急激な操作で釣り荷の振れが生じてしまうからなのです。実技試験では釣り荷の振れが大きいと減点となりますし、釣り荷の移動コースには幅1mの障害ポールが設定されるのですが、振れが大きいと接触してしまい減点となります。だからといって、振れを恐れて超微速で運行させれば良いかといえば、試験時間には制限があり、7分の制限時間に対し10分を超えると不合格となってしまいます。だから、釣り荷の振れをなるべく生じさせない操作が必要ですし、振れが生じた場合の振れ止め操作を会得しなければなりません。これが、結構難しいと感じましたが、そこそこ会得しないことには、実技試験の制限時間内に各ポール間を衝突しないで通過させることは出来ません。 学科の教習では、アジャスター試験に比べれば、難易度は比較的低いものと感じました。しかし、日頃馴染みのないクレーン規則や労働安全衛生法等の法令知識には、なかなか手こずりました。
そんな、6日間の教習も最終日の実技試験には緊張して臨みました。規定時間の7分は若干オーバー(8分台)してしまった様ですが、何とか合格することが出来ました。その翌日の筆記試験については、9月9日の結果発表待ちの状態ですが合格を期待しています。これで無事合格すれば、移動式クレーンのジャンルであれば、例え200トンの巨大なクレーンであろうが釣り過重に関係なく運転ができる資格を得ること出来るのですから。
以上の様なことで、非日常的で大変面白い6日間(+筆記試験1日)の体験が終了したのでした。 これから真冬に至るまでの暫くは、散策等にもってこいの良い季節です。そんな訳で、これからの天気の良い休日は、なるべく出歩こうかと思っております。皆様も、偶には近況等をお知らせ下されば幸いに思います。それでは・・・。 送信日時: 2004年9月4日土曜日 21:32(写真5枚)
01:クレーン教習を受けた日本車輌製造(株)衣笠製作所(愛知県半田市)の正門です。この会社は鉄道車両(新幹線等)の製造で有名な企業ですが、橋梁等の大型鉄鋼構造物の製作でも有名な様です。瀬戸大橋もここで製作した(すべてかは不明ですが)とのことです。 04/09/04
02:手前が釣り上げ能力30トンのクローラクレーンで、奥にあるのが16トンのラフテレーンクレーンです。実技教習では両方共を操作しましたが、実技試験はクローラの方で行いました。 04/09/04
03:これが実技試験のコースです。スタート地点で荷を目測で2mに高さまで釣り上げます。そして高さを計測し、2mが狂っていると減点されます。その後は、旋回操作と、起伏操作(ブームの上下)、巻き上げ・下げの各操作を適宜行いつつ、高さ2mの釣り荷の高さをなるべく一定に保ち2本のポール間(幅1m)の各関門を通りついつつ、高さ2mの釣り荷の高さをなるべく一定に保ち2本のポール間(幅1m)の各関門を通りつつスタート地点まで戻ります。 04/09/04
04:障害バーの通過の様子です。ここでは、直前で一旦停止し2mの釣り荷をバーを通過する必要高さまで上げて通過し、通過直後で一旦停止し釣り荷を2mの高さまで戻します。 04/09/04
05:最終関門である幅1mの網を壁状にしたところを通過します。釣り荷が振れていると、幾ら正しい位置釣り荷を持っていけても接触してしまいます。この釣り荷の振れをコントロールするのがクレーン操作の難しい所と体験しました。 04/09/04
あれほど暑かった今年の夏もやっと終焉を迎えつつある様子でホッとしているのは皆様同様かと思います。
さて、8月の終わりに遅めの夏休みを取りましたが、おもしろ半分に移動式クレーンの教習を受けてみましたので、そのことを若干レポートしてみたいと思います。
教習の総日数6日間でしたが、特に実技教習では初めてのクレーン操作に、大変好奇心を持って参加しました。クレーン動作の基本となのは、巻き上げ・下げ、ブームの上げ下げ(起伏といいます)、旋回の3つとなります。従って、これら3つの動作をさせる3本の操作レバーを操れば良いのですが、やってみるとこれがなかなか一筋縄では行かないのです。というは、釣り荷は、ブーム先端から数十メートル下に釣り下げられているのですが、旋回や起伏のちょっと急激な操作で釣り荷の振れが生じてしまうからなのです。実技試験では釣り荷の振れが大きいと減点となりますし、釣り荷の移動コースには幅1mの障害ポールが設定されるのですが、振れが大きいと接触してしまい減点となります。だからといって、振れを恐れて超微速で運行させれば良いかといえば、試験時間には制限があり、7分の制限時間に対し10分を超えると不合格となってしまいます。だから、釣り荷の振れをなるべく生じさせない操作が必要ですし、振れが生じた場合の振れ止め操作を会得しなければなりません。これが、結構難しいと感じましたが、そこそこ会得しないことには、実技試験の制限時間内に各ポール間を衝突しないで通過させることは出来ません。 学科の教習では、アジャスター試験に比べれば、難易度は比較的低いものと感じました。しかし、日頃馴染みのないクレーン規則や労働安全衛生法等の法令知識には、なかなか手こずりました。
そんな、6日間の教習も最終日の実技試験には緊張して臨みました。規定時間の7分は若干オーバー(8分台)してしまった様ですが、何とか合格することが出来ました。その翌日の筆記試験については、9月9日の結果発表待ちの状態ですが合格を期待しています。これで無事合格すれば、移動式クレーンのジャンルであれば、例え200トンの巨大なクレーンであろうが釣り過重に関係なく運転ができる資格を得ること出来るのですから。
以上の様なことで、非日常的で大変面白い6日間(+筆記試験1日)の体験が終了したのでした。 これから真冬に至るまでの暫くは、散策等にもってこいの良い季節です。そんな訳で、これからの天気の良い休日は、なるべく出歩こうかと思っております。皆様も、偶には近況等をお知らせ下されば幸いに思います。それでは・・・。 送信日時: 2004年9月4日土曜日 21:32(写真5枚)
01:クレーン教習を受けた日本車輌製造(株)衣笠製作所(愛知県半田市)の正門です。この会社は鉄道車両(新幹線等)の製造で有名な企業ですが、橋梁等の大型鉄鋼構造物の製作でも有名な様です。瀬戸大橋もここで製作した(すべてかは不明ですが)とのことです。 04/09/04
02:手前が釣り上げ能力30トンのクローラクレーンで、奥にあるのが16トンのラフテレーンクレーンです。実技教習では両方共を操作しましたが、実技試験はクローラの方で行いました。 04/09/04
03:これが実技試験のコースです。スタート地点で荷を目測で2mに高さまで釣り上げます。そして高さを計測し、2mが狂っていると減点されます。その後は、旋回操作と、起伏操作(ブームの上下)、巻き上げ・下げの各操作を適宜行いつつ、高さ2mの釣り荷の高さをなるべく一定に保ち2本のポール間(幅1m)の各関門を通りついつつ、高さ2mの釣り荷の高さをなるべく一定に保ち2本のポール間(幅1m)の各関門を通りつつスタート地点まで戻ります。 04/09/04
04:障害バーの通過の様子です。ここでは、直前で一旦停止し2mの釣り荷をバーを通過する必要高さまで上げて通過し、通過直後で一旦停止し釣り荷を2mの高さまで戻します。 04/09/04
05:最終関門である幅1mの網を壁状にしたところを通過します。釣り荷が振れていると、幾ら正しい位置釣り荷を持っていけても接触してしまいます。この釣り荷の振れをコントロールするのがクレーン操作の難しい所と体験しました。 04/09/04