本日(1/10)夕刻の報で、「賭け麻雀(を恒常的に繰り返して)をしていたと、辞職した東京高検の黒川弘務前検事長(63)について、東京地検は10日、不起訴処分にした。」とある。法の執行者自らが解釈をねじ曲げて不起訴にするとは、これでは示しが付かず、コンプライアンスもクソもない無理筋の話しだが、それが通るのが役人の世界と云うことなのだろう。これでは、国民の規範意識は到底保てず、検察の威信すら毀損する墓穴を突き進むということだろう・・・。マジメにコツコツやってる国民としては、誠に腹立たしい検察の対応だ。
さて、そんな報をNetで見ながら、最近起きた業務上横領事件の3つの記事を以下に書き留めておきたい。それぞれの事件の私見コメントも合わせ記す。
①件の「共豊コーポレーション」とは、どうやら自動車用品の卸売り業を行っている様だが、2年間で6億にもなる横領を、少なくとも2回の決算を超えて見逃していたと云うのだから恐れ入る良い会社だ。経理担当課長とあるから、決済権限を持ち細かく付け替えなどの手口を繰り返し、監査自身も自ら実務執行していたので、これだけ額が膨らんだのだろうが、恐らく弁済しきれるものではないだろう。
②JA職員の着服だが、民間金融機関でもあるが、JAとか信金、信組など地域密着型の組織ほど多い様に感じる。それは、およそ転居を伴う転勤なども少なく、発覚し難い、もしくは馴れ合い起こし易い環境が醸成されるがゆえんと思う。弁済済みとのことだが、大方地域の大百姓の息子で、田畑処分するなどして対処したのだろう。
③弁護士の着服事件というのは、過去から結構多く見る。この様な横領も含め、業務スキルに欠け、金しかない悪弁護士が大過ぎると感じる。
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自動車部品会社元社員を逮捕 6億円横領容疑―名古屋地検 2020年06月18日17時06分
勤務先の預金6億円超を着服したとして、名古屋地検特捜部は18日、業務上横領容疑で、自動車部品製造販売会社「共豊コーポレーション」(名古屋市南区)の元社員で、マッサージ店従業員の古井寿志容疑者(43)=同市天白区=を逮捕した。認否は明らかにしていない。
逮捕容疑は2017年1月~19年11月、勤務していた同社の口座から現金計約6億1400万円を数百回に分けて払い戻し、着服した疑い。
特捜部によると、古井容疑者は09年の入社以来、経理を担当し、19年12月の辞職時は経理担当の課長だった。着服した金は私的に流用していたという。
②---------------------------------------------------------
JA元職員が5100万円着服 無地の紙束と入れ替え―徳島 2020年06月26日19時08分
JA徳島北(鳴門市)は26日、撫養支所の信用共済課に勤めていた40代の元課長が、金庫から約5100万円を着服していたと発表した。元課長は「株取引の損失分に充てた」と認めており、JAは24日付で懲戒解雇とした。全額返済していることなどから、刑事告訴はしない方針。
JAによると、元課長は昨年9月から今年6月ごろまでの間、複数回にわたり支所の金庫から札束や硬貨を抜き出し、上下に本物の1万円札や5千円札を付けた無地の紙の束とすり替える細工をしていた。
今年就任した支所長が、業務時間中にパソコンで株のチャートを閲覧し、年次休暇を取らない課長を不審に思い、金庫内を調べて発覚した。
JA徳島北の美崎健二代表理事組合長は「地域の金融機関としてあってはならないこと。心よりおわびします」と述べた。
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横領容疑で弁護士逮捕 保管の遺産4200万円―大阪府警 2020年06月30日17時13分
遺産分割に関する依頼を受けて保管していた現金約4200万円を着服したとして、大阪府警は30日、業務上横領容疑で、大阪弁護士会所属の弁護士川窪仁帥容疑者(74)=兵庫県西宮市=を逮捕した。「月々の支払いや生活費に全額使い切った」と容疑を認めているという。
医療ベンチャーで29億円着服 容疑で元取締役を逮捕―警視庁
逮捕容疑は2018年6月、大阪市内の80代女性から、死亡した夫の遺産分割調停や預貯金解約手続きなどの依頼を受け保管中だった現金約4200万円を、自身の預金口座に振り込み着服した疑い。
同容疑者から遺産が引き渡されないことを不審に思った女性が、別の弁護士に調査を依頼し不正が発覚。女性はその後亡くなったため、娘が府警に告訴していた。
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さて、そんな報をNetで見ながら、最近起きた業務上横領事件の3つの記事を以下に書き留めておきたい。それぞれの事件の私見コメントも合わせ記す。
①件の「共豊コーポレーション」とは、どうやら自動車用品の卸売り業を行っている様だが、2年間で6億にもなる横領を、少なくとも2回の決算を超えて見逃していたと云うのだから恐れ入る良い会社だ。経理担当課長とあるから、決済権限を持ち細かく付け替えなどの手口を繰り返し、監査自身も自ら実務執行していたので、これだけ額が膨らんだのだろうが、恐らく弁済しきれるものではないだろう。
②JA職員の着服だが、民間金融機関でもあるが、JAとか信金、信組など地域密着型の組織ほど多い様に感じる。それは、およそ転居を伴う転勤なども少なく、発覚し難い、もしくは馴れ合い起こし易い環境が醸成されるがゆえんと思う。弁済済みとのことだが、大方地域の大百姓の息子で、田畑処分するなどして対処したのだろう。
③弁護士の着服事件というのは、過去から結構多く見る。この様な横領も含め、業務スキルに欠け、金しかない悪弁護士が大過ぎると感じる。
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自動車部品会社元社員を逮捕 6億円横領容疑―名古屋地検 2020年06月18日17時06分
勤務先の預金6億円超を着服したとして、名古屋地検特捜部は18日、業務上横領容疑で、自動車部品製造販売会社「共豊コーポレーション」(名古屋市南区)の元社員で、マッサージ店従業員の古井寿志容疑者(43)=同市天白区=を逮捕した。認否は明らかにしていない。
逮捕容疑は2017年1月~19年11月、勤務していた同社の口座から現金計約6億1400万円を数百回に分けて払い戻し、着服した疑い。
特捜部によると、古井容疑者は09年の入社以来、経理を担当し、19年12月の辞職時は経理担当の課長だった。着服した金は私的に流用していたという。
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JA元職員が5100万円着服 無地の紙束と入れ替え―徳島 2020年06月26日19時08分
JA徳島北(鳴門市)は26日、撫養支所の信用共済課に勤めていた40代の元課長が、金庫から約5100万円を着服していたと発表した。元課長は「株取引の損失分に充てた」と認めており、JAは24日付で懲戒解雇とした。全額返済していることなどから、刑事告訴はしない方針。
JAによると、元課長は昨年9月から今年6月ごろまでの間、複数回にわたり支所の金庫から札束や硬貨を抜き出し、上下に本物の1万円札や5千円札を付けた無地の紙の束とすり替える細工をしていた。
今年就任した支所長が、業務時間中にパソコンで株のチャートを閲覧し、年次休暇を取らない課長を不審に思い、金庫内を調べて発覚した。
JA徳島北の美崎健二代表理事組合長は「地域の金融機関としてあってはならないこと。心よりおわびします」と述べた。
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横領容疑で弁護士逮捕 保管の遺産4200万円―大阪府警 2020年06月30日17時13分
遺産分割に関する依頼を受けて保管していた現金約4200万円を着服したとして、大阪府警は30日、業務上横領容疑で、大阪弁護士会所属の弁護士川窪仁帥容疑者(74)=兵庫県西宮市=を逮捕した。「月々の支払いや生活費に全額使い切った」と容疑を認めているという。
医療ベンチャーで29億円着服 容疑で元取締役を逮捕―警視庁
逮捕容疑は2018年6月、大阪市内の80代女性から、死亡した夫の遺産分割調停や預貯金解約手続きなどの依頼を受け保管中だった現金約4200万円を、自身の預金口座に振り込み着服した疑い。
同容疑者から遺産が引き渡されないことを不審に思った女性が、別の弁護士に調査を依頼し不正が発覚。女性はその後亡くなったため、娘が府警に告訴していた。
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