私の思いと技術的覚え書き

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約25cm水深冠水路進行・ウォータハンマー

2022-11-16 | コラム
約25cm水深冠水路進行・ウォータハンマー
 以下のYoutube動画は、道路形状が窪地になっており、水深およそ20~25cm程度の冠水路を進行する車両を10台程度記録したものだ。ここで、水深20~25cmと判じたのは、最水深位置と思われる付近で、水面は一般的乗用車のフロア(床)面の高さの相当することからだ。

Rufford Ford || Vehicles vs DEEP water compilation || #53
BENGREGERS 2021/12/28
https://www.youtube.com/watch?v=Wmscb6yfU4k


 先にも述べた通り、10台ぐらいのさまざまなタイプの自動車と、その進行速度もあるが、半分程度のクルマが脱出する前にエンジン停止して、レッカー車などの援護されている。

 ここで、アウディ?の事例を2枚の写真を切り出し、その意味を考えてみたい。


➀冠水窪地進入直前:冠水路というのは、外見状態から他の物体などと比較で判る場合もあろうが、にわかに水深が判らない場合もありこれは危険だ。どうしても通ると云うなら、一度歩いて水深を測量するぐらいの慎重さが求められるだろう。
②冠水場所中央部:水没してから車両の抵抗で速度が出ないため加速した様だ。この増速で、車両前方は水を押し退ける造波抵抗で、フロントパネル上端の高さをかなり超える水位高さが生成されている。これでアクセル踏んでいたら、吸気管に水を吸い込むのも不思議でない。(写真3、4)水吸い込み、エンジン急停止のみならず、液体圧縮からウォーターハンマーでコンロッド曲損、酷い場合はコンロッド折損でブロック突き破ると、結構な修理費を要する問題となろう。


【参考過去記事】
冠水路で車が走れる水深は? 2022-11-08
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/7c5950ec8bcef69e9212173256aad3c6


ウォーターハンマー事例(S2000・F20C) 2018-06-22
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/5de1114bd4e374be002e4dee733dc692


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