現在、キャノンの利権を巡った大賀氏なる者の脱税事件が脚光を浴びています。そんな中、過日見たテレビインタビューで、大賀氏との関係を質されたキャノン会長で日経連会長でもあり、世間的には大人物とされている御手洗冨士夫氏の回答が報道されていました。
御手洗会長曰く、大賀氏との関係を友人だとして認めた上で、私の知らぬことであって関係ないとした上で、「非常に迷惑している」とまで言い切っていました。
確かに、関係を認めたり養護することは、自らの破滅を招くことから、その様な発言になったのだと思います。しかし、なら何で友人であることを認めるのかと感じます。
友人という言葉の定義に言及するつもりはありませんが、私に取っての友人と認識する者とは、単なる利害関係を超えて、損得抜きで依存し、そして依存されあうという精神的な相互関係を持ったものだとも思っています。
ですから、今回の大会長のインタービュー回答も、友人と認めるのであれば、自らに不利となろうとも、何らかの養護の発言があってしかるべきであって、何とも不快な思いを持ったのです。
友人と似た様な言葉として仲間というものがあります。強い絆に結ばれた仲間同士においては、仲間の一部に攻撃を受けた場合、その原因の良し悪しをさておいて、先ず仲間の養護を最優先に思考するのが、本当の仲間なんだろうと思います。
友人と仲間においては、類似する部分も多くありますが、「本当の・・・」と注釈を付けられる場合は極めて少ないし、世の進歩に比例して、より打算的な上辺だけのその様な関係が強まっていると感じられます。
追記
キャノンというメーカーは、カメラ、プリンター、コピー機等で、高いシェアを持っており、近年の業績も絶好調で推移して来ました。私も、過去にデジカメやプリンター等複数台以上を購入し続けて、つい先日もインクジェット・プリンターの故障に伴い、同社製品を買い替えたばかりです。
ところで、このインクジェット・プリンターですが、取替用インクの馬鹿高い点に何時も腹が立っています。そんな純正の取替インクでなく、サードパーティの互換インクが出回り、それを利用していますが、プリンターメーカーはそれを嫌い、プリンターのモデルチェンジに伴い、取替用インクの形状を変え、互換性をなくしているいる様に感じられます。そんなことから、取替用インクを購入しようとすると、インクの種類の多さに戸惑ってしまいます。先日も、互換性のない取替用インクを購入してしまい、悔しい思いをしました。