私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

クラスターとエビデンス

2020-06-10 | コラム
 今次病変に絡み、様々な横文字が、立派な御用学者(特に偉大な北大・西浦大教授)発で、聞かれるようになった。あまり聞きなれないワードも多く、2つばかりを覚え書きしておきたい。

クラスター
 クラスター (cluster) とは、直訳としては(ぶどうの)房、集団、群れを意味する。今次病変で聞かれるクラスターは、感染を起こす(小)集団を指す様だ。なお、そもそもクラスターというワードは、大きな爆弾本体に小さな多くの爆弾を内蔵したクラスター爆弾などを聞いたものだ。なお、拙人の様にクルマ関係を正業として過ごして来た者には、メータークラスターといえば、計器板の各メーターを区切り一体化させたパーツを指すものだ。メーター以外でも、センタークラスターとかシートサイドクラスターなど、そのあたり一体を区切る意味で使われたと記憶するが、最近はあまりその様な表現は聞かなくなった。

 類義語というか近似語としてデビジョン(Division) というワードがある、意味としては、分割とか部門とかいう意味になる。同一企業体であれば、**デビジョンという具合に使われたりする。車でも、ドアに三角窓があるリヤドアには、区切りとなる棒状のパーツをデビジョンバーと呼称したりしている。

エビデンス
 エビデンス(evidence)とは、証拠、根拠、証明などの意味する。今次病変で多用される様になった意味としては、良く判らない病変の中で、一定の効果が認められたことを示す証拠、検証結果、臨床結果を指すのだろう。なお、原因と結果が速やかに一致することばかりでなく、一定の確率論から推察が必要となる場合がある。従って医療分野において、「エビデンスがある」と言えば、一般的には「科学的根拠」という意味となるが、「エビデンス・レベル」は、個々の修正が適切であれば、確率の「信頼度」と言い換えることができる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。