日野と三菱ふそうが経営統合 その3
つい先日報じられた日野の三菱ふそうの経営統合だが、勝手な憶測とはなるあ、どうやら当面は日野も三菱ふそうもそのブランドは残した企業統合となるのではないだろうか。つまり、両社を束ねるホールディングス企業を設立して、その下に両社がぶら下がる形で、ブランドとしては、両社が生き残る。従って、ディーラー販売網はそのままの形となる。
ただし、両社の企業リソースは、相互に有利なものに統合しつつ、エンジンや駆動系とかメカニカル部品、シャシやリヤボデーの架装系などは、相互にリソース統合して行くと見て間違いなかろう。
今回の統合により、とりあえず型式指定を取り消された、日野のA09エンジンは、既に型式指定を再取得しつつあるが、E13、A05、N04の一部は型式指定を再取得するより、ふそうの既存エンジンを共有させてしまうということが想像できる。
特に日野の最量販エンジンであるN04系を、キャンター系に搭載の4P10に総てすることになれば、これも、日野エンジン系のサプライヤーにとっては、大きなダメージを受けつつ、中規模な企業の中にも倒産する企業が出そうに想像できる。さらに、EVキャンターとしてふそうはEVで先んじているが、これもほぼそのままで、日野ディトロやトヨタダイナ系に移植採用されそうだ。
とりあえず、キャブやフレームなどの相互共有まで直ぐにして来るか判らないが、激変緩和という意味で、主体メーカー従業員とプラント保護とブランド維持のために、しばらくは従来と同じキャブは温存されるのではないだろうか。ただし、日野はリヤボデーにトランテックスという専業子会社を持つ強みがあるが、ここのリソースをふそう系に拡大流用するのかもしれない。こうなると、フルハーフ、バブコ、山田ボデーなどの既存のボデーメーカーも受注減という影響を与えるのかもしれない。
バスは、日野はいすゞとの共同子会社Jバスとして、主に観光系は日野(小松)主体で、路線系はいすゞ(宇都宮)主体で作って来て、三菱ふそうは富山工場で作って来ていたが、しばらくは従来どうり作り続けるのだろうか。その場合にあっても、従来のE13はなくなる前提で云えば、ふそうの6R10(13L)の搭載と云うことにして、E13の改修費を浮かせる策に出るのかもしれない。
路線バス系は、いすゞ主体で、いすゞのエンジンを乗せているのだが、ここは改めてふそうのエンジンにするという価値までは見出せない様に思える。
ディーラー系だが、日野だけは昔と同じく1県1ディーラーの体制を保っており、その中には地場資本系のディーラーもあるのだが、ふそうは全国一律メーカー直轄の組織体になっているという大きな違いがある。ここは、日野もふそうに倣うメーカー直轄の全国組織になるのではないだろうか。これは、日野ディーラー構成員および関連企業に与える環境変化は大きいだろう。
つい先日報じられた日野の三菱ふそうの経営統合だが、勝手な憶測とはなるあ、どうやら当面は日野も三菱ふそうもそのブランドは残した企業統合となるのではないだろうか。つまり、両社を束ねるホールディングス企業を設立して、その下に両社がぶら下がる形で、ブランドとしては、両社が生き残る。従って、ディーラー販売網はそのままの形となる。
ただし、両社の企業リソースは、相互に有利なものに統合しつつ、エンジンや駆動系とかメカニカル部品、シャシやリヤボデーの架装系などは、相互にリソース統合して行くと見て間違いなかろう。
今回の統合により、とりあえず型式指定を取り消された、日野のA09エンジンは、既に型式指定を再取得しつつあるが、E13、A05、N04の一部は型式指定を再取得するより、ふそうの既存エンジンを共有させてしまうということが想像できる。
特に日野の最量販エンジンであるN04系を、キャンター系に搭載の4P10に総てすることになれば、これも、日野エンジン系のサプライヤーにとっては、大きなダメージを受けつつ、中規模な企業の中にも倒産する企業が出そうに想像できる。さらに、EVキャンターとしてふそうはEVで先んじているが、これもほぼそのままで、日野ディトロやトヨタダイナ系に移植採用されそうだ。
とりあえず、キャブやフレームなどの相互共有まで直ぐにして来るか判らないが、激変緩和という意味で、主体メーカー従業員とプラント保護とブランド維持のために、しばらくは従来と同じキャブは温存されるのではないだろうか。ただし、日野はリヤボデーにトランテックスという専業子会社を持つ強みがあるが、ここのリソースをふそう系に拡大流用するのかもしれない。こうなると、フルハーフ、バブコ、山田ボデーなどの既存のボデーメーカーも受注減という影響を与えるのかもしれない。
バスは、日野はいすゞとの共同子会社Jバスとして、主に観光系は日野(小松)主体で、路線系はいすゞ(宇都宮)主体で作って来て、三菱ふそうは富山工場で作って来ていたが、しばらくは従来どうり作り続けるのだろうか。その場合にあっても、従来のE13はなくなる前提で云えば、ふそうの6R10(13L)の搭載と云うことにして、E13の改修費を浮かせる策に出るのかもしれない。
路線バス系は、いすゞ主体で、いすゞのエンジンを乗せているのだが、ここは改めてふそうのエンジンにするという価値までは見出せない様に思える。
ディーラー系だが、日野だけは昔と同じく1県1ディーラーの体制を保っており、その中には地場資本系のディーラーもあるのだが、ふそうは全国一律メーカー直轄の組織体になっているという大きな違いがある。ここは、日野もふそうに倣うメーカー直轄の全国組織になるのではないだろうか。これは、日野ディーラー構成員および関連企業に与える環境変化は大きいだろう。