私の思いと技術的覚え書き

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ある大先輩研修講師との話しから【最近の若いものは政治問題に口を閉ざす】

2021-05-26 | コラム
 私はエンジニアとして過去、幾らかの技術研修(社内および社外)を経験して来た。そんな中、私より20年弱年上の超ベテラン講師との交誼(こうぎ)は、既に数十年続いており、最近も都度種々の会話を電話で継続している。

 私がこの大先輩講師を知ったのは、数十年前同講師の講義を受講したことに端を発する。正直って、研修の知という面では既に既知の内容であり、改めての影響を受けた訳ではないが、その講義の進め方、強弱の効いたインパクト、受講生を引き付ける能力、情熱というのに大いなる魅力を感じたし参考にさせて戴く価値は十分あると思った次第だ。

 その大先輩から、「最近の若い受講生は面白くないね」という発言を受けた。講義中には、受講生を理解度を確かめるべく質問を繰り返す訳だが、その回答が「余りに画一的だし薄っぺらく感じる」ということを述べている。

 また、同大先輩とは何時も電話では本論もそこそこに、政治の話しや互いに有益と感じる論評家の話しに脱線し1~2時間近く話すこともしばしばなのだが、その中で「今の若い者は政治の話しを忌避するね」ということを述べていた。

 このことは、投票率が50%そこそこという現状が恒常的に続いている訳だが、単に政治に無関心なのかとも思うが、違う側面もあると考えている。それは、政治指向をつまびらかにすることを、ある意味怖れているのではなかとも想像しているのだ。つまり自らの政治指向を第三者に明示することで、何らかの迫害と云えば大げさだが、デメリットを受けたくはないという防御本能がそうさせている可能性もあるのではなかろうか。

 そのくせ、Net等の匿名コメントでは、かなり言いたいことを書いたり、攻撃しているのではないだろうか。そして、心を許した友人など、会社と関係ない人間などとは、政治の不満を話しているのではないだろうか。

 もし、現在の様なまるでやりたい放題のデタラメな政治が恒常的に行われている中で、まったく不満がないとしたら、余程のノー天気というか、自分がないことの証明ではないだろうか。

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