整備振興会研修新たに知る知識【ダイハツ衝突被害軽減ブレーキFC表示】
昨日は、整備振興会に未加入ながら、たまたま興味ある講習であることがあり、知人の振興会加盟者経由で参加させて戴いた。
今回の研修案内は添付写真の通りだが、①保険会社との修理費協定のにおける前提知識と②最近増加しつつある衝突被害軽減ブレーキなどのいわゆるエーミング調整についてだった。私が感心を持ったのは、①の方であるが、これについては別の機会に話してみたい。ここでは②の問題について、記してみたい。
この衝突被害軽減ブレーキなどについては、既に「特定整備事業」として、従来の分解整備事業とは別の認証制度として、H2年4月から実施なされている。ついては、例えバンパー脱着もしくは取替やフロントガラス取替などの単純な整備であっても、それら安全装置車については、特定整備の認証を受けた事業者での調整確認が求められることになる。
このエーミングなどの整備の実際は、ファイネスだとか各車両メーカーの修理書などで確認してもらうことになるが、おそらく整備もしくは板金を行う事業者には、おおよその概要程度は理解していることだろう。
ところで、今回知ったダイハツの事例だが、ダイハツタントなどで、前方事故でレーザーレーダーセンサー(LiDAR[ライダー])を交換し、対応するOBDスキャナを接続して調整(写真参照)を行い、メーター内の同装置ウォーニングランプは消灯したが、なぜがオドメーター下に「FC」表示がなされているが幾ら調整をやり直しても消えないという事例紹介があった。
このFCとはファクトリーチェックの意味で、工場で点検をなのだが、新しいLiDARセンサーを取り替えたような場合、それなりの書き込みをコントローラー(ECU)にコーディングしなければならないということなのだが、使用したOBDスキャンテスターが対応していなかったということの様だ。
ダイハツの場合、メーカー純正のOBDスキャンツールは、DS-Ⅲというものになるが、これの場合、添付写真の「検査モード完了フラグ」を完了にすることで行える。なお、現在未対応のスキャンテスターでも、それなりのしっかりした製品であれば、今後のアップデートにより解決出来る様になることだろう。
この様な、OBDスキャンテスターで総てのエラーをクリアしても、外車などで多いが例えばDSCウォーニングランプが消えないという事例は昔からあった。スキャンテスターで異常を表示を見ると、車体番号不一致などと表示されている場合が多いだろう。つまり、新品のDSCユニットは車体番号が未登録だし、中古のDSCユニットだと付いていた車両の車体番号が記録されていてエンジンECUの車体番号と不一致ということでウォーニングを消灯させないのだ。つまり、その様な車体番号が記録されたユニットは、スキャンテスター側にコーディング機能を持ったものでないと、完全に対応はできないのだ。
それともう一つ、新型ヴィッツなどには既に搭載されている様だが、動的エーミング機能が搭載されており、ガードレールがある直線路を、一定以上の速度(50km/hなど)で一定時間(10分とか15分)走行することで、車両側が動的に云うなればオートキャリブレーションする機能が搭載されていることだ。このことは、だいぶ以前記した予想通りの方向へ向かっていることを示すことでもある。
昨日は、整備振興会に未加入ながら、たまたま興味ある講習であることがあり、知人の振興会加盟者経由で参加させて戴いた。
今回の研修案内は添付写真の通りだが、①保険会社との修理費協定のにおける前提知識と②最近増加しつつある衝突被害軽減ブレーキなどのいわゆるエーミング調整についてだった。私が感心を持ったのは、①の方であるが、これについては別の機会に話してみたい。ここでは②の問題について、記してみたい。
この衝突被害軽減ブレーキなどについては、既に「特定整備事業」として、従来の分解整備事業とは別の認証制度として、H2年4月から実施なされている。ついては、例えバンパー脱着もしくは取替やフロントガラス取替などの単純な整備であっても、それら安全装置車については、特定整備の認証を受けた事業者での調整確認が求められることになる。
このエーミングなどの整備の実際は、ファイネスだとか各車両メーカーの修理書などで確認してもらうことになるが、おそらく整備もしくは板金を行う事業者には、おおよその概要程度は理解していることだろう。
ところで、今回知ったダイハツの事例だが、ダイハツタントなどで、前方事故でレーザーレーダーセンサー(LiDAR[ライダー])を交換し、対応するOBDスキャナを接続して調整(写真参照)を行い、メーター内の同装置ウォーニングランプは消灯したが、なぜがオドメーター下に「FC」表示がなされているが幾ら調整をやり直しても消えないという事例紹介があった。
このFCとはファクトリーチェックの意味で、工場で点検をなのだが、新しいLiDARセンサーを取り替えたような場合、それなりの書き込みをコントローラー(ECU)にコーディングしなければならないということなのだが、使用したOBDスキャンテスターが対応していなかったということの様だ。
ダイハツの場合、メーカー純正のOBDスキャンツールは、DS-Ⅲというものになるが、これの場合、添付写真の「検査モード完了フラグ」を完了にすることで行える。なお、現在未対応のスキャンテスターでも、それなりのしっかりした製品であれば、今後のアップデートにより解決出来る様になることだろう。
この様な、OBDスキャンテスターで総てのエラーをクリアしても、外車などで多いが例えばDSCウォーニングランプが消えないという事例は昔からあった。スキャンテスターで異常を表示を見ると、車体番号不一致などと表示されている場合が多いだろう。つまり、新品のDSCユニットは車体番号が未登録だし、中古のDSCユニットだと付いていた車両の車体番号が記録されていてエンジンECUの車体番号と不一致ということでウォーニングを消灯させないのだ。つまり、その様な車体番号が記録されたユニットは、スキャンテスター側にコーディング機能を持ったものでないと、完全に対応はできないのだ。
それともう一つ、新型ヴィッツなどには既に搭載されている様だが、動的エーミング機能が搭載されており、ガードレールがある直線路を、一定以上の速度(50km/hなど)で一定時間(10分とか15分)走行することで、車両側が動的に云うなればオートキャリブレーションする機能が搭載されていることだ。このことは、だいぶ以前記した予想通りの方向へ向かっていることを示すことでもある。