VWはドイツ最大かつ世界でもトップクラスの大企業であることはご存じの通りです。私のVWへ持つイメージは、決して粋でなくて無骨だが、真面目なクルマ作りにコストを注ぎ込んでいるというものでした。でしたと記したのは、同車の看板車種ゴルフで云えば5代目までであり、6代目や現行の7代目ともなると、日本車と何処が違うの?というくらいVWらしさが感じられなってしまったと感じます。これは、作りが悪いとかではなく、主にデザインとかパッケージング面での、煮詰めというか追及が甘くなってしまい、単なる意匠替えの為にするモデルチェンジ(これは日本車に顕著なこと)になってしまったと感じ続けていることです。
さて、VWの近未来ですが、米国では多額の課徴金や賠償金(販売車は時価で買い戻しでしょう)を負担することになるのは当然ですが、もう米国ではダウンサイジング・ディーゼルエンジン車の販売はできないでしょう。そして、これは前々から感じていたのですが、同車は多額の研究開発費を注ぎ込んでいる様ですが、EVとかFCVも当然研究はしていることでしょう。しかし、同車から、それら研究の成果として発表される技術が少なすぎる様に感じています。本当に将来を見据え、本気で研究しているのかとすら思えて来ます。
また、同社はレーザービーム多用したウェルディングやブレージングに熱心ですが、これはプロダクションコストを押し上げる理由の一つになっていると想像しています。つまり、日本車の様にレーザーウェルディングは、主に内板のテーラードブランク鋼板の接合に利用するなら、特に仕上げに留意することなくコスト的問題も生じません。しかし、外板(ルーフパネルとルールサイド部など)をレーザー接合した場合、機械で行っているのか手作業なのかは知りませんが、何れにしても何らかの接合部の表面仕上げ(研磨作業)が必用となるでしょう。これは、明らかにタクトタイムを伸ばしコストを上昇させることでしょう。
こうして想像を巡らすとVWの未来は明るくないと思えます。ディーゼルばかりじゃなく、(安易なプラグインじゃない)HVやFCVを本気で研究開発することが急務でしょう。そして、ゴルフを初めとする基幹車種は特にですが、惰性的なモデルチェンジをするのではなく、もっと世界のカーメーカーにショックを与える様なクルマ(ゴルフ1で見せてくれた)を目指さないと行けないし、そうなってもらいたいと思います。それは、決してトヨタの一人勝ちを許さず、常に対抗勢力としてトヨタの怠慢を生じさせないためにも必用なことと思えるのです。
さて、VWの近未来ですが、米国では多額の課徴金や賠償金(販売車は時価で買い戻しでしょう)を負担することになるのは当然ですが、もう米国ではダウンサイジング・ディーゼルエンジン車の販売はできないでしょう。そして、これは前々から感じていたのですが、同車は多額の研究開発費を注ぎ込んでいる様ですが、EVとかFCVも当然研究はしていることでしょう。しかし、同車から、それら研究の成果として発表される技術が少なすぎる様に感じています。本当に将来を見据え、本気で研究しているのかとすら思えて来ます。
また、同社はレーザービーム多用したウェルディングやブレージングに熱心ですが、これはプロダクションコストを押し上げる理由の一つになっていると想像しています。つまり、日本車の様にレーザーウェルディングは、主に内板のテーラードブランク鋼板の接合に利用するなら、特に仕上げに留意することなくコスト的問題も生じません。しかし、外板(ルーフパネルとルールサイド部など)をレーザー接合した場合、機械で行っているのか手作業なのかは知りませんが、何れにしても何らかの接合部の表面仕上げ(研磨作業)が必用となるでしょう。これは、明らかにタクトタイムを伸ばしコストを上昇させることでしょう。
こうして想像を巡らすとVWの未来は明るくないと思えます。ディーゼルばかりじゃなく、(安易なプラグインじゃない)HVやFCVを本気で研究開発することが急務でしょう。そして、ゴルフを初めとする基幹車種は特にですが、惰性的なモデルチェンジをするのではなく、もっと世界のカーメーカーにショックを与える様なクルマ(ゴルフ1で見せてくれた)を目指さないと行けないし、そうなってもらいたいと思います。それは、決してトヨタの一人勝ちを許さず、常に対抗勢力としてトヨタの怠慢を生じさせないためにも必用なことと思えるのです。