不明総額2億5500万円 沼津夜間救急医療センター 当初の倍近くに
6/28(金) 8:00配信 あなたの静岡新聞
静岡県東部6市町が運営する沼津夜間救急医療センター(沼津市)で多額の医療費が使途不明になっている問題で、流用されたとみられる総額が2億5500万円に上ることが27日、複数の関係者への取材で分かった。センターはこれまで「2014年以降で約1億4千万円が使途不明」と説明していたが、過去にさかのぼって調べたところ、2倍近くに膨らんだ。
センターによると、今月中旬に死亡した60代の男性職員の業務整理で、ほかの職員が把握していない金融機関の口座が見つかった。通帳は未発見で、取引記録が分かる14年以降の10年間に約1億4千万円の出入金があり、残高はなかった。口座開設は07年度のため、金融機関に協力を依頼するなどして総額を調べた。
口座は交通事故や労災でけがを負った患者に代わり、保険会社などが負担する医療費の振り込みに利用されていた。診療報酬の手続きは男性職員が長年にわたって一人で担当し、チェックが行き届いていなかった。該当口座とは別に、患者が窓口で直接支払った医療費の一部がなくなっている可能性もあるという。
センターは男性職員が私的に流用した業務上横領の疑いがあるとして、沼津署に相談した。
保険会社からの医療費は最終的に、センターを設置する沼津市に入金される。6市町と地元医師会でつくるセンターの運営組織は27日夜、理事会を開き、出席者から沼津市の管理責任を問う厳しい意見も複数あったという。静岡新聞社
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当初の倍の差額に驚き
6/28(金) 8:00配信 あなたの静岡新聞
静岡県東部6市町が運営する沼津夜間救急医療センター(沼津市)で多額の医療費が使途不明になっている問題で、流用されたとみられる総額が2億5500万円に上ることが27日、複数の関係者への取材で分かった。センターはこれまで「2014年以降で約1億4千万円が使途不明」と説明していたが、過去にさかのぼって調べたところ、2倍近くに膨らんだ。
センターによると、今月中旬に死亡した60代の男性職員の業務整理で、ほかの職員が把握していない金融機関の口座が見つかった。通帳は未発見で、取引記録が分かる14年以降の10年間に約1億4千万円の出入金があり、残高はなかった。口座開設は07年度のため、金融機関に協力を依頼するなどして総額を調べた。
口座は交通事故や労災でけがを負った患者に代わり、保険会社などが負担する医療費の振り込みに利用されていた。診療報酬の手続きは男性職員が長年にわたって一人で担当し、チェックが行き届いていなかった。該当口座とは別に、患者が窓口で直接支払った医療費の一部がなくなっている可能性もあるという。
センターは男性職員が私的に流用した業務上横領の疑いがあるとして、沼津署に相談した。
保険会社からの医療費は最終的に、センターを設置する沼津市に入金される。6市町と地元医師会でつくるセンターの運営組織は27日夜、理事会を開き、出席者から沼津市の管理責任を問う厳しい意見も複数あったという。静岡新聞社
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当初の倍の差額に驚き