輸入車のヘッドライニング(成形天井)ですが、経年すると剥がれ落ちる(天井落ち)事例は非常に多いものです。今回のBMWミニも同様で、販売台数が多いだけに、剥がれを生じているクルマを見る機会は多いものです。
このヘッドライニングの剥がれですが、ルーフライニングの基材(ファイバー混入の圧縮ダンボール状の材質)に、ルーフライニング表皮材(布)を3mm程度の厚みを持つスポンジ素材を介して接着してある構造において、スポンジ素材が劣化分解し結合力を失うことで生じるものと思われます。これは、剥がれてない場合でも、指先で押すと戻りが悪い現象から、ある程度の見極めが付くものです。この点は老齢の人間の皮膚と似た症状です。
軽度な部分的な破がれで前端部分などであれば、多少めくって接着剤を塗り固定する方法でなんとか格好が付きますが、それでもスポンジ素材の基材側に接着剤を塗り込めないため、薄い表皮材に接着剤が染み出して来て、なかなか難しいところがあります。(染み出しを目立ち難くするためボンドGクリアを使用します)
過去、R50、およびBMWE46など、数台のクルマのヘッドライニングを外し、内装屋(シート屋)さんに持ち込んだものです。料金は2~3万円程度と、比較的安くやってもらったとは思いますが、それでも絶対額としては、バカにできない費用が掛かります。今回は、BMWミニR53にて、運転席側が前から後ろの方まで垂れ落ちたクルマで、ルーフランプを外した隙間からスプレー式の透明接着剤を噴霧したりと試行錯誤しました。しかし、やはり接着剤が染み出し、大きな染みを生じ、それでも結局は接着不完全でまた剥がれてきてしまうとう状況で、いよいよ張替に調整する決断となった訳です。
ヘッドライニングの素材の調達ですが、ネット通販しているところが結構あります。幅はだいたい1.5m程でルーフの前後長に合わせて50cm単位で販売しているところがほとんどです。R50の場合は、現車実測で2mあれば十分です。それで、価格は1万円ちょっとくらいの店が多い様ですが、「浅草ゆうらぶ」というところで、2m長、3mm厚スポンジ、ライトグレー色で約5千円(送料共)を見つけ注文しました。
さて、ヘッドライニングを現車から取り外します。ハッチバック車ですので、バックドア開口部から引き出せますが、結構ぎりぎりの感です。そして、ヘッドライニングの表皮をむしり取り(ほとんど抵抗なく剥がれる)、残されたスポンジをプラのスクレッパーで剥がします。この状況で、スポンジにまるで剛性感がなく、劣化分解しているのが良く判ります。その後、ウエス等で擦ると、残されたスポンジカスはほぼ落ちました。但し、応急的に行った接着剤の塗布などで、一部落ちにくいところは溶剤をウエスに付けて擦り落とします。なお、溶剤ですが、幾つか試しましたが、ラッカーシンナーは強すぎて基材を溶かす様子が判り止め、アセトンもしくはシリコンオフ辺りが手持ちの溶剤としては調度マッチするかなという思いです。かなり丁寧に擦り上げましたが、3mm厚のスポンジ表皮を張る訳ですから、塗装のパテ研ぎみたいに微少な凹凸をあまり気にする必用はありません。
さて、この後が一番の難局となる張り込みです。二人作業が適当かと思いますが、一人での作業です。やり直しが効かない一発勝負の作業ですが、多少の難点は生じましたがなんとか終えました。その後は、外周に沿ってハサミとカッターでトリミングを行います。そして、ルームランプやサンバイザーなどの開口部をカッターなどで切り取り完了です。
今回の反省点としてですが、新しいヘッドライニング表皮の外周部のトリミングは、ウェザストリップで隠れる部位はともかく、そうでないフロントウインドやリヤサイドウインド部は、ヘッドライニング端部で裏側に1、2cm巻き込んで固定すれば、端部の切り口の不揃いや厚みの差による凹凸が出ず、覗き込んだ際の見栄えが良かったということです。
このヘッドライニングの剥がれですが、ルーフライニングの基材(ファイバー混入の圧縮ダンボール状の材質)に、ルーフライニング表皮材(布)を3mm程度の厚みを持つスポンジ素材を介して接着してある構造において、スポンジ素材が劣化分解し結合力を失うことで生じるものと思われます。これは、剥がれてない場合でも、指先で押すと戻りが悪い現象から、ある程度の見極めが付くものです。この点は老齢の人間の皮膚と似た症状です。
軽度な部分的な破がれで前端部分などであれば、多少めくって接着剤を塗り固定する方法でなんとか格好が付きますが、それでもスポンジ素材の基材側に接着剤を塗り込めないため、薄い表皮材に接着剤が染み出して来て、なかなか難しいところがあります。(染み出しを目立ち難くするためボンドGクリアを使用します)
過去、R50、およびBMWE46など、数台のクルマのヘッドライニングを外し、内装屋(シート屋)さんに持ち込んだものです。料金は2~3万円程度と、比較的安くやってもらったとは思いますが、それでも絶対額としては、バカにできない費用が掛かります。今回は、BMWミニR53にて、運転席側が前から後ろの方まで垂れ落ちたクルマで、ルーフランプを外した隙間からスプレー式の透明接着剤を噴霧したりと試行錯誤しました。しかし、やはり接着剤が染み出し、大きな染みを生じ、それでも結局は接着不完全でまた剥がれてきてしまうとう状況で、いよいよ張替に調整する決断となった訳です。
ヘッドライニングの素材の調達ですが、ネット通販しているところが結構あります。幅はだいたい1.5m程でルーフの前後長に合わせて50cm単位で販売しているところがほとんどです。R50の場合は、現車実測で2mあれば十分です。それで、価格は1万円ちょっとくらいの店が多い様ですが、「浅草ゆうらぶ」というところで、2m長、3mm厚スポンジ、ライトグレー色で約5千円(送料共)を見つけ注文しました。
さて、ヘッドライニングを現車から取り外します。ハッチバック車ですので、バックドア開口部から引き出せますが、結構ぎりぎりの感です。そして、ヘッドライニングの表皮をむしり取り(ほとんど抵抗なく剥がれる)、残されたスポンジをプラのスクレッパーで剥がします。この状況で、スポンジにまるで剛性感がなく、劣化分解しているのが良く判ります。その後、ウエス等で擦ると、残されたスポンジカスはほぼ落ちました。但し、応急的に行った接着剤の塗布などで、一部落ちにくいところは溶剤をウエスに付けて擦り落とします。なお、溶剤ですが、幾つか試しましたが、ラッカーシンナーは強すぎて基材を溶かす様子が判り止め、アセトンもしくはシリコンオフ辺りが手持ちの溶剤としては調度マッチするかなという思いです。かなり丁寧に擦り上げましたが、3mm厚のスポンジ表皮を張る訳ですから、塗装のパテ研ぎみたいに微少な凹凸をあまり気にする必用はありません。
さて、この後が一番の難局となる張り込みです。二人作業が適当かと思いますが、一人での作業です。やり直しが効かない一発勝負の作業ですが、多少の難点は生じましたがなんとか終えました。その後は、外周に沿ってハサミとカッターでトリミングを行います。そして、ルームランプやサンバイザーなどの開口部をカッターなどで切り取り完了です。
今回の反省点としてですが、新しいヘッドライニング表皮の外周部のトリミングは、ウェザストリップで隠れる部位はともかく、そうでないフロントウインドやリヤサイドウインド部は、ヘッドライニング端部で裏側に1、2cm巻き込んで固定すれば、端部の切り口の不揃いや厚みの差による凹凸が出ず、覗き込んだ際の見栄えが良かったということです。
浅草ゆうらぶで購入されたとのことですが、
どの生地となりますでしょうか。
よろしければお教えいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
ライトグレー色 2mで注文しました。
購入させていただきます。