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福島原子炉土台コンクリ破損の件

2023-04-26 | コラム
福島原子炉土台コンクリ破損の件
 今頃、原子炉の底抜け話を持ち出すんじゃねぇよ。これはとっくに予見されていた話しで、だから凍土壁工事まで行ったが上手く行かなかった訳だ。本来、大規模に原子炉周辺および底部を、コンクリート壁で防御すべき工事を進めなければいけなかったはずだ。

 つまるところ、近く汚染水を投棄するとかどうとか騒いでいるのだが、それ以前に原子炉底部から汚染水は海に向かって汚染地下水として大量に漏水していたと云うことを実証したことに触れもせぬマスゴミはアホ以前に知らせるべきを書かないクズだ。

 そもそも、小出元助教も述べていたと思うが、当該原子炉は大規模に周辺および底部をコンクリート壁で堅め、上部も大きく石棺化して、内部の核燃料を取り出すことは諦めるべきということだ。そもそも、取り出すのに100年しても可能かどうかを考えれば、そんなの諦めて固めて封印するしかないだろう。

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福島第一原発の土台損傷 原子力規制委員長「もっと早く対応するべきだった」東電に不満
東京新聞 2023年4月25日 17時44分
 東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)1号機の原子炉圧力容器を支える鉄筋コンクリートの土台が損傷していた問題を巡り、原子力規制委員会の山中伸介委員長は25日の記者会見で、圧力容器の倒壊など緊急時の対処に「昨年にコンクリートの損傷が分かった時点で、東電は対応するべきだった」と、東電の検討が遅いことに不満を述べた。
 核燃料があった圧力容器真下の円筒形の土台(厚さ1.2メートル)は、昨年2月のロボットによる調査で、土台の開口部の壁が損傷し、鉄筋がむき出しになっていることが判明。今年3月には土台内部にロボットが入り、内側の壁から全周にわたって鉄筋が露出していることも分かった。
 東電は今後、数カ月をかけて耐震性を評価する方針。だが、山中委員長は会見前の定例会合で、規制委事務局に「どういう対処ができるのか、早急に議論してほしい」と指示。会見でも「耐震評価には時間がかかり、待っていられない」と述べた。 (小野沢健太)


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