私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

残念だが、これが時代の流れなのか

2017-01-28 | コラム
 アナログ旧車をドライブしていて、絶対速度は低くても、なんてドライビングプレジャー(操る喜び)が良いんだと関心す局面がある。一方、最新のスポーティカーは 絶対加速はとんでもなく早いし、旋回速度も早いが、何か喜びに欠けている様に思えてならない。

 伝え聞く、ジェット戦闘機などは、バイワイヤー制御が当たり前で、そのECU制御がないと、極普通の巡航すらできないのだという。つまり機体自体の自立安定性というものはなく、絶えずECU制御が介在することで、安定性を確保しつつ、高運動性能を発揮しうるのだという。これが、戦闘機でなく旅客機であれば、ここまでの自立安定性を切り捨てるなんてことにならないのだろう。(あくまでも現段階では)

 ところで、クルマの未来は、過去からそうであった様に、航空機からの転用は極めて多い。モノコックボデーしかり、ターボチャージャーしかり、バイワイヤーしかりだ。現実にこれらは、大々的に採用拡大し、バイワイヤーは、当初のスロットルから始まり、ブレーキ、そしてステアリングまでの市販車が出るに及んでいる。しかも、このバイワイヤー、自動運転とも密接に絡みつく機構だ。
 以上、勝手な解釈も多分に含みつつ記したのだが、クルマというものが、第一義の目的たる移動手段だけでなく、趣味的目的たる当初にも記した、ドライビングプレジャーを保ち続けることができるのだろうか・・・。疑問を思うのだ。


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