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中大型バストラの空気圧

2022-07-26 | コラム
中大型バストラの空気圧
 タイヤの空気圧だが、一般的な乗用車とかSUVや貨物車でも、200~250kPa程度に対し、中大型バストラでのそれは、800~850kPaとおそろくし高いものだ。そもそも800kPa以上の空気圧は、小型空気コンプレッサー上限レギュレーションに近くて、十分に充填できない程のものだ。

 ところで、高速道路を走行中に路肩などに、明らかにタイヤバーストで破壊し分離したタイヤ残物を見掛けることが多いが、その大きさなどからほぼ中大型バストラのものだと想像できる。このことは、中大型バストラの空気圧が低下していたり、タイヤのサイドウォールの亀裂などの要因でバーストが生み出されるが、正規の空気圧が高いことに起因すると想像できる。

 中大型バストラの空気圧800kPaちょいと高い空気圧は、空気圧低下での走行時に強いタイヤタイヤサイドウィール変型による破壊を生み出される。つまり、サイドウォールの屈曲疲労によるタイヤバーストだ。高速道で時々バーストしたタイヤの残骸を見ることがあるが、これは非常に危険で、後続車がこれに乗り上げ事故になった事故の事例も多い。

 中大型バストラの運転手は、タイヤ空気圧の状態を運行前の点検で計測しないまでも留意する必要があるが、高速運行中に休息で立ち寄るPAやSAで、各輪タイヤを手のひらで触れ、異常に昇温していないか気に掛ける要があると意識する。


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