私の思いと技術的覚え書き

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リチウムイオントラブル

2013-04-01 | 技術系情報
 現在の二次電池(充電可能な電池)として、リチウムイオン(Lim-ion)は間違いなく最もエネルギー密度が高く(小型軽量)、最先端の電池なのであろうと思います、もう、何年も前から小型パソコンや携帯、デジカメ等の小型機器に使用されて来ていました。そして、その頃でさえ、バッテリーの発熱や変形、爆発、火災なんていう事故が時々報じられていたものです。私事ですが、1年ちょっと前まで使用した携帯電話のバッテリー寿命が短く感じだし、バッテリーケースの蓋を開けたら閉じなくなり。よくよく観察してみるとリチウムイオンバッテリーのケースが樽型に膨らみ、蓋が閉まらないという症状を生じており、このまま利用していると爆発するのではないかと、ちょっと危険を感じたこともありました。そんなこともあったのが、既存携帯をスマホに変更した理由の一つでもあるのです。

 一方、近年は、自動車や航空機、鉄道車両などにも、リチウムイオン電池セル(多数を連結している)が利用されている事例が増えているようです。従来の携帯や小型パソコンに比べれば、圧倒的に大きな電力を供給する訳ですが、その充電もかなりの大電流となるのでしょう。なんな中で、最新鋭旅客機B787のバッテリー発煙だとか、極最近の三菱
REV(プラグイン・ハイブリッド・ビークル)の溶損事故等が生じています。何れも原因は発表されていないので明確なことは断定できないのですが、バッテリー単体に問題がある可能性だけでなく、その充放電の制御として問題があったとのことが云われています。リチウムイオンは従来の鉛バッテリーに比べると、圧倒的に高密度な充放電が可能ですが、過充電や過放電、そして出力端子の短絡など、各種の緻密な保護回路が求められる様です。



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